2011年度檜枝岐ブログ最終回のヘビ編です!!
ヘビ編といっても二種類だけですが・・・(;´▽`A``
結構珍しいヘビが見られたので、別枠で紹介しよう!という訳です

一匹目は「シロマダラ(Dinodon orientale)」
夜行性のヘビで、毒は持っていません。

マダラヘビ属の中では世界最北端に生息している種であり、日本の固有種です。
全国的に生息している種でありながら、発見することは非常に難しく、そのため「幻のヘビ」と言われることもあります。
マダラヘビと同じくシロマダラも元は南方系のヘビであることから、北に向かうほど生息数は減少していきます。
また、ご覧のように美しい斑紋をもつ美麗種で、マニア人気が高い種でもあります。

シロマダラの口は小さいので、噛まれることはめったにないでしょう。
シロマダラの食性はかなり特徴的で、ほとんどの個体が「ニホントカゲ」しか食べないようです。
その希少性と食性から、飼育向きの種であるとはとても言えないですね。
こちらはシロマダラの脱皮殻です。
植保のシロマダラの体長は50cmくらいです。
続いて「ジムグリ(Elaphe conspicillata)」を紹介。
漢字では「地潜」と書き、名前の通り、よく地中に潜っています。

通常、ジムグリは赤い茶褐色の体色で黒い模様が入っているのですが、寒冷地では「アカジムグリ」と呼ばれる赤みの強い体色を持ち、黒い模様がほとんど消失している変異個体が見つかることがあります。
今回、植保が発見したジムグリはその「アカジムグリ」です。

アカジムグリは100匹に1匹くらいの割合で発生するらしいです。
ジムグリはペットとして飼育されることもあり、採集の難しさや飼育の難易度から比較的に高値で取引されることが多いみたいです。
2個体を飼育したことがある部員によると、ジムグリは餌付きが非常に悪いため、毎回強制給餌させることになっていたそうです。
ジムグリも飼育向きではありませんね(;^_^A

ほとんどの個体の場合、性格は大人しく、噛みつくことはありません。
ただ、気性には個体差があるので油断しないようにしましょう。
顔をよく見てみると、上唇が下あごを包み込むような構造になっています。
これは地中を掘り進む際に、口に土が入らないようにするためだと考えられています。
今回、画像データが入ったカメラを部室に忘れてしまったため、飼育状態などの紹介ができませんでしたorz
また今度に飼育編を付け足したいと思います。
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