1月15日は小正月。
元日の正月を大正月というのに対して呼ばれ、女正月とも言われます。
小豆がゆを食べたり、餅花を飾ったり
とんど焼き(どんど焼き・左義長)で正月飾りや古いお札などを燃やします。
小豆がゆは、旧暦15日が「望の日」にあたることから「望」と「餅」をかけて新年の願いをこめます。十五日がゆとも言います。
伝統的には鏡開きのお餅を入れる「餅がゆ」で、小豆がゆの餅を「粥柱(かゆばしら)」
と呼び季語の一つとなっています。
小豆はたんぱく質やビタミンB群、食物繊維、鉄分が豊富で利尿作用によりむくみをとり、血の巡りをよくします。また小豆の赤が疫病や邪気を払うとされています。
十五日の朝には無病息災を願って小豆がゆをいただきましょう😊
近茶流柳原敏雄氏の小豆がゆのレシピをご紹介します。
◆小豆がゆ◆
〈材料(4~5人前)〉
小豆カップ1/2
ごはん 約300g
水 カップ5
餅 6個
砂糖 適宜
〈つくり方〉
①小豆は軽くとぎ洗いして、カップ2の水を加えて火にかける。
煮立ってきたら、さし水をしながら中火で炊き、時折りアクをすくいながら、やわらかく煮あげる。小豆の汁はゆるめに残っていた方が良い。
②ごはんを土鍋に入れ、水を加えて火にかけ、かゆに作り、①の煮小豆を加えて木じゃくしで混ぜ、餅を入れて、柔らかくなった頃合いに火を止める。
➂めいめいの器によそい、砂糖を別に添える(なべの小豆がゆにさとうを入れると不味くなる)。
※「伝承日本料理」 柳原敏雄著より
とんど焼き(どんど焼き・左義長)は元日にお迎えした年神様を火に乗せて天にお返しする行事。
その火で焼いたお餅を食べると無病息災、火に当たると若返るとされています。
神社やお寺のほかに、村単位や小学校などでも行われているようです。
意外に近くでやっているかもしれないですね。
7日の人日の節供、11日の鏡開き、15日の小正月そして20日の二十日正月は骨正月ともいわれ、ぶりなどの残り骨を処理して雑炊などをつくり、正月の食行事はこの日をもって終わりとなります。
なんとなく知っているけれど、あらためて調べてみると意外な発見もあり面白いですね!
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