長い長いブランクを経て、わたしは「そのままのわたし」で再び絵を描いてみよう、と思った訳ですが…。

「そのままのわたしって、なんだ?」笑

絵や漫画だけに限らず、わたしは他人の目や評価をすごく気にするところがあり、「こういう場合はこうしないと」「こっちが正しいだろう」みたいなことを基準に、物事を判断する癖があります。

一般的によく言われる、「自己肯定感」が極端に低い人間なのです(;^ω^)
(ちょっとこのあたりの経緯を掘り下げると、話が脱線してしまうので、さらっと流しますが。)

わたしのように、自分の気持ちや直感を無視して生きてきた人間は、何が嫌で何が好きなのか、自分がどうしたいのか、そういったことが、まるで分からなくなってしまうのです。
これはつまり、「自分」の声が聞こえなくなってしまっている状態です。

自分がそういう状態になっていることすら今まで気付かず、「なんだか生きづらいなー」と感じながら30才半ばを過ぎていた訳ですが…笑

そこで、わたしは「そのままのわたし」を見つけるべく、「わたし」と一対一で向き合い、対話を始めることにしました。(気持ちわる!とか、引かないで下さい笑)

一般的によく言われる対話法は、日々のなかでの楽しかったこと、嬉しかったこと、嫌だと感じたことやなんかを書き出して、自分の感情を整理し自覚する、というものが多いと思います。

でも、わたしくらいのレベルの「こじらせさん」になると、嬉しい、楽しい、嫌いという感情すらも、オリジナルではない可能性が高いのです。

そこで、わたしが効果的だったと感じたのは、「日々の違和感を拾い上げること」でした。
ここで言う「違和感」は、なんかよく分からないけど、イラッとするなーとか、モヤモヤする、とかスッキリしない、とか、はっきりと言語化できないまでも、なぜか引っ掛かるというポイントです。

違和感を感じるということは、そこに何かしら、自分との不一致が生じている訳です。

人は誰でも、色んな違和感を感じながら、でも多少はスルーしながら生きていくものだと思います。でも、あまりに多くの「不一致」を見過ごしていると、自分でも気付かないうちに、どんどん自分が自分から離れていってしまうような気がします。

わたしはとにかく、どんな細かなことでも、「ん?」と思った日々の引っ掛かりはすぐに携帯にメモし、何に対して、なぜ引っ掛かっているのか、徹底的に掘り下げることをしました。

すると、それはもう挙げればキリがない程、大きなものから取るに足らないような小さなものまで、わたしの日常には沢山の違和感が隠れていたのです。
これだけ「不一致」が生じてれば、そりゃ生きづらいよねー…としみじみ感じた訳ですが…。

ここで重要なのは、違和感を感じるということは、自分が自分として生きようとしているサインであるということです。
(例えると、自分の免疫機能がウイルスを見つけて、排除しようとしているイメージでしょうか。)
なので、違和感を感じるということは、とても大事で尊いことなのです。(めんどくさいな!わたし!などと思ってはいけません笑)

そして次に、なるべく違和感が生じない、「自分」と一致した行動をとるようにしていきました。深く考えずに、インスピレーションでさっさと行動してしまうのです。

ポイントは、失敗しても損をしても、「ま、いっかー」と軽く受け流すことです。
結局、「失敗するかも」「損をするかも」と思うから、自分の直感や判断を信じられなくなってしまうのだから。

そして、行動の動機に「損得」がなくなると、びっくりするくらい自分が一致してくるのが分かりました。

どこへ行きたい、何を食べたい、というのがすぐに出てきます。(普通にそれができる人にとっては、そんなことで悩んでるの!?why!?とか思われそうですが(;^ω^))

他者の視点を介さない、純度の高い自分の要求が分かるようになる、ということは、つまり冒頭の「そのままのわたし」が分かるようになってきた、ということです。

ここにきて、ようやく「そのままのわたし」で絵を描くというスタートラインに立ちました笑

そして、わたしは自分の違和感にしたがい、7年勤めた福祉の仕事を辞めることにしたのです。
そんな、大したことではないように聞こえるかもしれません。でも、この年齢で、しかも5人の子どもが居て、特に大した資格もスキルもないわたしがこの職を手放してしまったら、他のところで正社員として雇ってもらえることなど、まずあり得ません。

つまり、「もう、どこにも雇われない」という強い覚悟のうえでの決断でした。

まー、それで苦労してもいいか、とは思っていましたが笑
「自分」と一致した行動って、すごく楽しいことに気が付いたのです(今ごろ!笑)。自分で自分の人生を歩んでいる感覚というか…。

そして、わたしは長年蓋をしていた絵の世界に戻ることに決めたのです。
 
つづく笑



これは、復帰後2作目のイラストです(*^-^)
出来うんぬんよりも、自分が楽しんで描いてるのがよく分かります♪