あったので再掲します
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ここに一冊の著書があります
「野積の言葉」今から30年前に出版
八尾の野積地区の方言をまとめた
まさに「辞典」

中には方言にまつわる
エピソードも書かれており
忘れかけていた言葉がよみがえり
思わず笑み
をこぼしながら読める名著
さて、著書のあとがきにこんなことが
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私は大正12年(1923)野積に生まれ、成人するまで農民として育った。
親も周囲の人々も、先生も、皆明治生まれの人々。
彼らはその親、すなはち江戸時代以来の風習を身につけており、我々はそれに従属して、言葉を覚え、裸足が当然の、農作業に勤しんだ。
昭和20年(1945)頃まで、ラジオも未だ少なく、自動車はおろか、自転車も電話もなかったのである。
言うなれば、私たちは未だ、江戸時代の名残を引きずっていたようなものである。
それが…、昭和20年(1945)、太平洋戦争に大敗してから、世の中は急変した。…そして言葉も。人々は村という殻から抜け出し、大きく世間との交流を始めた。必然的に言葉も、いわゆる標準語へと近づく。
馬で耕作していたころの呼称は既になくなった。日を追って消えてゆく言葉は、形のないものだけに、将来における発掘、再現は容易ではあるまい。
それ故思いつくまま、拾って書き留めたが、古い言葉と共に、その生活状況なども、後世なにがしか参考になることでもあるならば、幸いである。
1981年5月1日
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既にこの「辞典」は
「歴史書」の領域に達しており
30年前にまとめられた著者に感謝
記録に残すこと
現代人の大切な役割ですね
さて、この本
ふらっと館(図書館)で貸し出しされてますよ

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もちろんモノクロ