「お客さん まあこのヤーコンジャムの味をみちみんさい。健康にもええんよ。」

「ほんと、おいしい」
山口県 やましろ商工会
山口県観光戦略会議議長のY先生から軽トラ市の評価をいただいた。

Y先生:

「私はスーパーやJAの直売所にできないことは、フランスの市場、マルシェだと考えています。
マルシェは農家それぞれの自慢市場になっています。
一台一台の軽トラが単に野菜や商品を乗せてきたのではなく、
軽トラのオーナーである農家の自慢の品を紹介し味わってもらい販売する、いわば我が家の自慢市
の感覚が大切だと思います。
野菜やお米、果物、山菜、漬物や加工品など、それぞれの農家がしっかり工夫し、
個性を磨いたものが並ぶといいですね。
それにしてもやましろでは、まさしくマルシェの魅力を軽トラ市で実現されようとしておられるのですね。
敬意を表すとともに、たいへん期待しております。」

確かに以前も書いたが売り手とお客さんとの間に絶妙のやりとりがあり、いいものは高くても売れる。
ある軽トラで
お客さん「この白菜1個250円は高いねえ。スーパーでは100円で売ってるよ。」
売り手「お客さん この白菜はね、錦帯白菜といってみずみずしい種類なんです。しかも霜が降りる季節が来る前に白菜の頭を藁で一つ一つ縛って中が霜にやられないようにするんです。そして雪が降ると甘味がぐんと増して旨みが凝縮されるんです。この茎をかじってみてください。違いがわかるから!」
お客さん「すごい。ジューシーで甘い。高いけど買います。」
というようなやりとりがあった。

山代地鶏の卵もスーパーの特売で1パック90円くらいなのに1個百円であっという間に売り切れたというのもそうだろう。
実は、山代の羅漢山の麓でとれるお米に蛇紋岩米がある。
この米の旨み成分を分析したら魚沼産のコシヒカリとほとんど同じだということがわかった。
この蛇紋岩米で炊いた熱々ご飯と山代の野原を駆け回って育てられた地鶏の有精卵との組み合わせの卵かけご飯は絶品だ。
今後はY先生のご教示の通り、工夫を重ねて自慢市=マルシェになるように頑張らねばならない。