JR東海 ロゴ中央本線(特に中央西線381系(国鉄色))の沿線は、森林鉄道の廃線跡が結構残り、それだけ、林業木が盛んで鉄道輸送が担っていたのが分かります。

 今回は長野県大桑村長野にある明治42年開業の野尻駅JR東海です。
野尻森林鉄道 野尻森林鉄道
【駅すぐには町筋が曲がりくねっている中山道野尻宿旅がらすがあります旅がらす

 駅前の庭田屋は、昭和53年公開の「男はつらいよとらちゃん」のワンシーンに出てくるんですカチンコ

 実はこの野尻駅165系を発着していたのが、(通称)野尻森林鉄道で今でもわずかながら廃線跡が残っています。
野尻森林鉄道
【駅西側(木曽川方向)の草むら草の中に鉄橋跡が残っていますアップ

 こちらは竹の沢橋梁(大正10年建造)。

 小さいガーター橋橋ですが、鉄道の廃線跡だとよく分かる光景です。 

 下の道(旧道)はかつての対岸に渡る道だったようで・・・。
野尻森林鉄道 野尻森林鉄道
【ゆっくりとカーブ左を描く未舗装の道路、その先の向こうにドンッドンッ

 線形がよく分かります。いよいよ森林鉄道・最大の遺構ダウン

野尻森林鉄道

【こ・れ・が、木曽川橋梁(野尻鉄橋)ですsao☆sao☆

 大正10年に完成したトラス橋橋 廃止後壊されることもなく、今でもその錆びた巨大鉄橋は木曽川を渡っています。

 全長134.6m、ワーレントラス・プラットトラス・プレートガーターを組み合わせた構造で、(明石海峡大橋レインボーブリッジを架けた)日本橋梁によって建てられました。

野尻森林鉄道 野尻森林鉄道
【切石積み石の橋脚と頑丈な鋼製の橋桁鉄がカッコイイ~グッド!良

 木材年輪を満載した貨車がこの鉄橋を渡っていたんです。昭和40年に廃止されて半世紀近く経った今でも残っている歴史的財産ですね。