日本各地には廃線になった路線の車両を動態保存しているところがあります。今回訪問したのが、上越市頸城区(旧頸城村)です
そこにあるのが、頸城鉄道保存施設「くびき野レールパーク
」
【かつての頸城鉄道
の中心駅・百間町駅の跡地にあります】
昭和46年廃止しましたが、)年に数回に乗車体験イベントがあり、今回こどもの日ミニイベント2014に行ってきました
で、テントが頸城村商工会青年部になっているということは・・・
【ここには頸城鉄道旧本社屋があり、現在改装中です】
鉄道発祥之地の碑も残っています。
豪雪地帯の交通機関として存在し、鉄道輸送の使命を担っていたんです。
【こちらが旧駅前通りで、奥が旧駅跡になります】
今は鉄道部門を引き継いだ頸城バス
(頸城自動車)が走っています。
頸城のKに◯印で、マルケーと呼ばれています。
我々の業界でマルケイ(経営改善貸付)というものもありますが…
【こちらが旧百間町駅構内、さすが中心的な駅で広々しています】
広々した構内には一部の車庫(現・車両展示資料館)が残っており、当時の雰囲気がー。
ここに、頸城鉄道
で活躍した非常に貴重な車両が保存され、動態用に線路も復元されています
【可愛らしい3軸凸型のディーゼル機関車・DC92です】
平成21年に動態復元され、今でも元気に走っています。
実は、蒸気機関車(大正3年コッペル製)を協三工業でディーゼル機関車
に改造したものなんです。ロッドの動きがイイですね
【オープンデッキ&モニタールーフの客車ハ6です】
魚沼鉄道(旧国鉄魚沼線)で使用されていた木造二軸客車なんです。
今回乗車体験できた車両でして、当時の乗車体験を実感できました
ミシミシと独特の揺れが、今の電車に絶対ない貴重な体感を
【線路の終端で展示されているのが蒸気機関車2号機コッペル】
実はこのコッペルの現役時代を知っていますよ。
今は廃止になった西武鉄道山口線のおとぎ列車(軽便鉄道)に乗ったことあるんです(でも記憶が…
)。
その後、ここに戻ってきたんです。
【旧百間町機関庫には貨車2両も保存されています
】
こちらは有蓋客車ワ14、元魚沼鉄道で活躍した後昭和24年に入線。
もう一両のワ7は走行可能となっています。
【小さい小さい転車台があります】
小さくでも迫力ありますね。稼働できるようです。
【この連結器、チョット変わっているでしょ】
動態の実物を見るのは初めての朝顔形(ピン・リンク式)連結器です。
レールの幅が細い(762mm)のが分かりますね
当初は予定になかったようで、ここでハプニングが
【頸城鉄道
といえばこの車両・気動車ホジ3です】
車庫からゆっくりと出てきた時は、歓声が~(動画はこちら
)
実は最初は畳敷きの客車(日本初のお座敷客車
)だったんですが、エンジンを搭載して気動車
に改造しました。
【体験乗車はありませんでしたが車内見学を】
762mm(ナロー)ですので狭いですが、木造車両の良さが~
出入口前に大きな箱がありまして、これは一体
実はエンジンカバー(床下に収まりきれなかった)で、現役当時は荷物台
だったそうです。
【ちょっとレトロっぽい画像にしてみました
】
今回の体験乗車は貴重でしたね。次回はホジ3に
次回は、頸城鉄道
の廃線跡と遺構を紹介します