こんちには 「ようよう坂町」
風向きが変わったのでしょうか。今朝海のごみがほとんどなくなっていました。
昨日までは海岸清掃をしたにもかかわらず、海ゴミが一ぱい漂っていました。
先週土曜日午後3時から約1時間「リフレッシュ瀬戸内」として、坂町の
町内一斉海岸清が行われました。今年で24回目になる「リフレッシュ瀬
戸内」は、大阪湾から関門海峡に至る瀬戸内海の海岸を一斉に清掃しよ
うというもので、時期的には6月から7月にかけて各地域で行われています。
瀬戸内海全体は1府9県にまたがる大きな海です。といっても瀬戸内海
の中の広島湾岸の一番奥に位置するわが町の海は、島や山に囲まれ、
海というより小さな湖のようです。対岸の島が江田島です。江田島の左側
が呉市に通じ、右側が、瀬戸内海から太平洋へと続きます。
リフレッシュのぼり旗の元に住民の皆さんが集合です。今回の海は先日の
大雨と今朝がたの南の風に乗って、ごみがたくさん流れ着いています。
住民福祉協議会会長さんの挨拶の後、役場の職員さんからゴミの収集
方法についての説明です。ビニール袋には燃えるごみを、土のう袋には
陶器やガラスなどの埋め立てごみを入れてくださいとのことです。
ごみ袋を各自持って海岸へと降りて行きます。
坂町の海岸線は10㎞余りありますが、それぞれ坂地区はさか・なぎさ
公園沿いの海岸、横浜地区の海岸、ベイサイドビーチ坂、小屋浦地区
の海岸ごとに分かれて、町内17地区住民福祉協議会がそれぞれを担
当して行います。わが横浜2部地区住民福祉協議会は、横浜海岸の担
当です。
今年は特に大雨で、浮遊するゴミが多いようで、今朝がたからの南風で
ごみがものすごくたくさん流れ着いています。
この「町内一斉海岸清掃」は今年で24回目ですが、私が小さい頃は、この海で
泳いでいました。夏休み前になると、親と子供たち総出で海岸清掃をし、
その後から海で泳げるようになっていました。海は子どもたちの遊び場で
あったのです。しかし、小学校にプールができてからは海では遊泳禁止と
なりました。
今から30数年前、地区住民協の活動の一環で、横浜海岸の海岸清掃を復活
しました。そして、今年33回目を迎える「潮の香まつり」で第1回目から
商工会を始め、各団体が加わっての清掃となりました。
その後、町が音頭をとり、町内各団体で実行委員会を組織し、全町的な
清掃となり、今年で24回目となっています。
町ぐるみということで、子ども会などの協力もあり、親子連れもたくさんい
ます。約1時間近くをかけての清掃が終わり、ゴミを詰めた袋を持って皆さんが
あがってきました。まだゴミは残っているようですが、後は潮に任せることに…。
ご協力いただいた参加者の皆さんには、役場から飲み物が配られ解散です。
2部地区の参加は約80人でした。ご苦労様でした。多分町内では1千人余りの
参加があったのではないでしょうか。
海は時として牙をむきますが、夏の間は子どもたちにとっては、海に親し
み、自然に接することができる絶好の季節です。自然豊かな母なる海に
ぜひ慣れ親しみ、海を大切に豊かな成長を願いたいものです。