珍しい船形みこし「ひき船」 | ウオーキングの町 坂町

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こんちには 「ようよう坂町」

 

昨日は時々小雨の降る中ではありましたが、あまり暑くはなく、

坂八幡神社秋祭りは4年ぶりのみこしなど寄進物勢ぞろい、多くの参拝客で

賑やかへの賑わいました。

わが横浜地区からは274年の歴史を誇る船形みこしの「ひき船」が横浜港を

出船し、参道から鳥居をくぐっていきます。

神社への石段は森浜地区の皆さんがロープを引っ張ってくださいます。

ひき船、森浜の屋台が並んでいます。ロープがあるとはいえ、石段を

上る時は危険で緊張します。

 境内では、戦勝報告「かぶとぎん」の音頭により、ひき船の奉納です。

船首を本殿に突っ込み、神主さんのお祓いを受けます。その間、船尾を

左右に振ります。

 奉納した後は、圧巻の「もむ姿」です。昔横浜は漁業の町、遠く朝鮮

(今の韓国プサン近くの統営)でイワシ網漁を行い、イリコの生産を行って

いました。穏やかな瀬戸内海から波荒い玄界灘を航海していくわけです。

決死の覚悟での航海は勇気のいることであったでしょう。ひき船はその姿を

再現しています。瀬戸の穏やかな海を進むときは、ゆっくりと華麗に進んで

いきます。音頭も終わり、ほら貝の音とともに、荒波を乗り越えていく姿を

表現します。まず荒波に向かうときは、船首を上げます。前には進みません。

そして波の上に乗り、今度は波を受けて一気に進んでいきます。船尾を上げ、

船首を下げて、前進していきますが、このとき船尾付近の担ぎ手は転ぶなど

して非常に危険です。今回はこの動作を3回繰り返して行いました。

まさに祭りのピークであるとともに、これまでで疲れもピークの中、

重たい「ひき船」で荒波を乗り越えていく、横浜地区の若者たちの勇壮な

パフォーマンスぶりに、観客の皆さんは感動し、万雷の拍手をして

いただきました。広島県の湯崎知事も坂町長と一緒に来ていらっしゃいました。

全力を出し疲れ切った体にムチ打ち、石段を下っていきます。

肩を落とさないように、我慢比べです。

無事石段を下り、一旦御手洗という場所で休憩です。その後横浜港に向かって

帰っていきます。

4年ぶりの奉納は、勇壮に無事終えることができました。ありがとうございます。