こんにちは 「ようよう坂町」
今日は広島の原爆の日です。昭和20年(1945年)8月15分、広島市
の上空で、人類初の原子爆弾がさく裂し、多くの方がなくなりました。
そして未だにその後遺症で苦しんでいる人々がたくさんいらっしゃいます。
今年は被爆70周年、「平和祈念式典」が午前8時から、平和公園で行わ
れ、核廃絶と世界平和へメッセージが世界中に発信されました。
「夾竹桃」は『原爆により70年間(あるいは75年間)草木も生えないといわ
れた広島市の焦土にいち早く咲いた花で、 市民に復興への希望と光を
与えてくれた』という事で1973年(昭和48)文化の日11月3日にキョウチク
トウが‘広島市の花’に選ばれています。
その夾竹桃が今さか・なぎさ公園でも咲いています。花が咲いている中、
次のつぼみが開花の準備をしています。多分このつぼみが原爆後初め
て咲いたのでしょうか。
「夾竹桃」を観察していると、5月下旬から咲き始め、一旦花を落とし、2
回目がこれから咲いていきます。そしてまた花を落とし、10月頃再び開
花し、11月までの6ヶ月間ぐらいの長きにわたり、3回も開花を繰り返す
今日午前8時から、わが町でも「被爆70周年原爆犠牲者追悼慰霊式」が
北新地運動公園慰霊碑の前で開催されました。平和を愛する非核宣言の
まち宣言の看板があります。
北新地運動公園内に「原爆犠牲者追悼碑」がありますが、そこで今日午
前8時から「被爆70周年原爆犠牲者追悼慰霊式」が行われました。
主催は“坂町原爆被害者の会”です。今年の死没者の方が37名、今まで
の死没者の方は1,446名とのことです。
式典には町長や町会議長、町会議員、民生委員などの来賓と被害者、
遺族の方々などが出席されました。
「被害者の会」の副会長の開会あいさつで式は始まり、全員による黙とう
です。次いで被害者の会の会長、町長、町議会議長の追悼のことばです。
続いて来賓、会員などの献花です。海洋クラブの子どもたちも献花してい
きます。献花が終わり、式典が閉会しました。
被爆70周年、ややもすれば子どもたちも投下日や時間なども知らない世
代が増え、風化の懸念がある中、70周年。被爆の実態を次世代にどう伝
えていくか、そして核兵器廃絶と戦争反対をどう訴え続け、実現していくか
が私たちに課せられた大きな課題でしょう。
今日は知り合いの葬式が2件ありました。併せて人の命の無常ということ
を考えさせられる重い一日でした。