こんばんは 「ようよう坂町」
今日から「議会だより第１２３号」発行のための広報員会です。午後２時
４６分は役場庁舎内で黙とうをしました。
今日は２万人近い死者行方不明を出した東日本大震災発生から２年で
す。多くの犠牲とともに、多くの被災者の方々がまだ避難生活を強いられ
たり、復興もままならぬ中での２年目を迎えました。全国の皆さんの絆でも
って、できる限りの支援で、何とか早めの復興を願いたいですね。
さて、昨日わがの隣の坂中学校で、第６６回卒業式があり、強い「絆」で
結ばれた卒業生１１８人名が旅立ちました。
卒業式会場の体育館入口です。入場を待つ卒業生です。
卒業式会場の体育館で、吹奏楽部部の演奏により、担任の先生先導での
卒業生の入場です。
国歌斉唱の後、一人ひとり壇上に上がり、校長先生から卒業証書を受け
取ります。
今年は第６６回目の卒業式ですが、卒業証書は第１１６１６号から始まりま
した。前方には卒業証書授与の様子が分かるように、映像が写し出されて
います。 最後の女子生徒は第１１７３３号でした。昭和２５年開校ですから、
卒業生は１１７３３名となりますね。
続いて今では珍しくなった皆勤賞(欠席・遅刻･早退ゼロ)１５名と精勤賞(欠席・
遅刻･早退３日以内)１６名が表彰されました。本当３年間よくがんばりました
ね。おめでとうございます。
この後校長先生の式辞があり、元監督の野村克也氏の「一流の人は現状
に満足しない。」との言葉を引用し、「中学校で学んだことをもとに、目標に
向かって進んでほしい。」と贈ることばを述べられました。
今回の３年生は特に挨拶などもすばらしいとの評判通り、お辞儀の姿など
ピシッとそろい、機敏な振る舞いなど、感動しましたよ。
そして教育委員長からの告示は「絆を大切に、協力という字は力が４つ組
み合わさっています。人と人が力を合わせて助け合いの力を持って、人間
らしい豊かさを培ってください。」と。そして卒業生に記念品が贈られました。
続いて来賓として、町長さんは「絆を大切にし、故郷坂町、日本のために、大
きく羽ばたいてください。」と、町議会議長さんからは「周囲の皆さんへの感謝
を忘れず、自らの人生を切り開いていってください。」との祝辞がありました。
恒例の卒業生からの記念品贈呈です。今年はテントで会場入り口に展示し
てありました。体育祭などに使わせていただきますと校長先生のお礼のこと
ばです。
「仰げば尊しわが師の恩・・・」という「仰げば尊し」は、以前歌われていません
でしたが、最近再び歌われ始めました。多分わが町は全国でも最も早いほう
でした。やはりじ～んと来る卒業式ならではの歌です。
１番を卒業生が歌います。２番は在校生、そして３番は全員で歌います。
在校生からの送辞です。「立ち止まって挨拶をされる先輩たち、１・２年とは
比較にならないぐらいすばらしい学年といわれていますが、一つ一つのこと
に真剣に取り組まれた先輩の伝統を引き継ぎます。」力強いことばを贈りま
した。
そして、卒業生代表答辞です。３年間の思い出を語りながら「文化祭の合唱
コンクールで、３年生全クラス金賞をとったこと、協力することの大切さ、先生、
保護者、地域の方全てに感謝するとともに、これからも感謝の心を常に持ち
続け、これからの人生も頑張っていきます。」とこちらも感動の答辞です。
生徒全員による歌は「旅立ちの日に」です。…いま、別れのとき 旅立とう
未来信じて 弾む若い力信じて この広い大空に…大いなる旅立ちを願って
歌が会場に響き渡ります。
そして最後は「校歌斉唱」です。吹奏楽部の演奏です。
来賓や保護者の皆さんも全員起立で歌いました。
厳粛なうちに卒業式は終了。卒業生を全員の拍手で送り出します。今年の
卒業生の特に素晴らしかったのは式の間の姿勢だけでなく、最後の退場の
時です。本来なら立ち上がり一礼してすぐに退場ですが、クラス全員が立ち
上がり、在校生、保護者に向かって、ありがとうございました。全員で元気よ
く挨拶をし、退場していきました。感動です。
卒業式には２０数年来出席しています。以前国旗･国歌の問題で大荒れし
たり、服装も乱れた生徒もいましたが、 今日の卒業式は本当に厳粛なが
らも心を打つ素晴らしい式でした。
卒業式は今までの中学生活・友人との別れではありますが、同時に新しい
旅立ちです。厳しい世の中ではありますが、君たちの前には無限の可能
性を秘めた大海原が広がっています。
卒業生の皆さん、母校に誇りを持ち、築かれてきた絆を大切に、新たな船
出をしてほしいですね。期待しています。ご卒業おめでとうございます。