こんばんは 「ようよう坂町」
早いもので5月も終わり6月です。6月7・8日は定例議会があり、その
後広報委員会などで結構時間をとられそうです。
さて、孫娘の通っている横浜小学校の運動会の続きですが、来賓とし
ての出席で、午前中が終わり、ほとんどの来賓の皆さんは帰りました。
横浜小学校は私の母校であり、4人の子どもの母校でもあります。3代目
となった孫娘。
「青き海原 まえに見て わが横浜の学び舎は…」と続く校歌ですが、目
の前には静かな瀬戸の海が広がっています。島に囲まれていますので、
まるで湖のようです。晴れ渡った日は遠くまで見ることができます。
右の峠島、左の江田島・能美島の一番奥は山口県岩国市です。
でも、高潮対策で堤防がかさ上げされ、グラウンドからは海が見えなくな
りました。そんな無粋な堤防に絵を描こうかという計画が進んでいます。
さて、子どもたちの昼食は観覧席で家族と一緒にとります。私にとっては
4人の子ども以来です。二男が6年生の時からすると18年ぶりで、ママの
つくった弁当を一緒に食べました。いろいろとそれぞれのご家庭でおいしそ
うな弁当を一緒に食べています。1
観覧席のテントは地区別に子どもの人数によって割り当てられています。
全校児童286人中100人を超え1番人数の多い平成ヶ浜地区はテント9
張り、わが地区は1張り半です。一番少ないのは半張りの一部地区です。
一緒に昼食をとった後、午後の部は1時に始まりましたが、トップは横浜小
学校マリーンズバンドの楽器演奏です。このバンドは5年生全員による演奏
で、毎年5年生になった4月から始めていましたが、3年前から運動会が5
月になったので、4年生の3学期から結成し、練習を続けてきました。 楽器
に触るのも初めての子どもいて、初めはなかなか音が出なかったそうです。
今日は初デビューでしたが、今は立派に演奏でき、感動しました。
競技種目の最初は2年生による障害物競走「力いっぱい走りぬこう」です。
そして横浜小学校の運動会の特徴は、地域の伝統文化を大切にしようとい
うことで、地元の伝統芸能を取り入れ、演技の発表があるというところです。
午前の部の最後の種目は全校・PTA・地域の皆さんによる「横浜おどり」で
した。古く江戸時代から伝わる盆踊りの“地踊り”を「横浜踊り」として30年
余り前から、そして260年余りの伝統の「曳船」は20年前から取り組み、
発表しています。
「横浜おどり」は8月のお盆に横浜の各地区で行われています。“四つ竹”
を使って踊ります。漁業の町なので最初は貝殻を使っていたようですが、
割れやすいので竹に変わったとのことです。竹をカチカチと鳴らしながら
踊ります。
私も踊りました。踊りながら撮影ですので、なかなかうまく撮れません。
そして、午後の部として登場したのが「曳船」です。5・6年の全児童による
演技です。6年生は、昨年の秋祭りで経験していますが、新5年生にとって
は初めての「曳船」になります。地域の方の指導で練習に励みました。
この「曳船」の小船は、(財)横浜戸主会が「曳船」の伝統を子どもたちにも
伝えたいと、平成元年10月に小学校に寄贈したもので、実物の2分の1
の大きさです。その年の八幡神社の秋祭りに奉納され、運動会にはその
翌年(平成2年)から発表しています。
グラウンドを一周し、皆さんに見ていただきます。ホラ貝が先導して行きま
す。6組に分かれ、途中で交代します。
地域の方が音頭にかけつけてくださいました。太鼓は子どもたちがたたき
グラウンドを一周した後、本部席の前に戻り、校長先生の前で表敬の演
技です。秋祭りでは神殿に奉納する姿です。
船形の神輿である「曳船」は、海を航海する姿を表現しています。荒波が
前からおそいかかる時は、船首をあげ、波を乗り越えていきます。そして
その後波に押されますが、船尾をあげ早くつき進んでいきます。この動作
を3回ほど行います。その勇壮な姿に場内からは思わず拍手がわきます。
今年の秋祭りは10月14日(日)で、地域の青年たちが担ぐ「曳船」ととも
に、5・6年生による「曳船」の小船は坂八幡神社に奉納されます。
ぜひその勇壮な姿をご覧になりに、お出でください。
場内感動冷めやらぬ後は、かわいい1年生による「かけっこ」です。孫娘の
登場です。私の小学校時代足が遅く、かけっこはいつも後の方でした。子ど
もたちも速いというイメージはありませんでしたが、孫娘は何んと1番でゴー
ルです。うれしくなっちゃいましたね。
次は昨年は3・4年生全員による恒例の綱引きでした。でも今年はどういう
わけか綱引きがありませんでした。
その代わりでしょうか。「よこはまハリケーン」です。竹を4人で持って、台風
のようにまわりながらの競争です。
そしてPTAの種目です。カープの今年のキャッチフレーズの「破天荒~借り
人競走」です。借り物競走はお馴染ですが、借り人ということで、会場内の
人を借りて一緒に走ります。ぬいぐるみの親を借りたり、子どもたちを借りた
り、意表をついた借り物競走でした。
運動会のいよいよ大詰めです。運動会団体種目の注目は何といっても組
体操でしょう。5・6年生全員による組体操「花鳥風月」です。
圧巻は6段組みでしょうか。ここで驚いたのは一番下に女の子がいたとい
うことです。一番下は頑強な男の子のはずと思うのですが。これも時代の
変化でしょうか。
扇子を持っての演技です。練習期間が短いにもかかわらず、チームワーク
で統制のとれた演技に会場は万雷ての拍手でした。
最後はおなじみの紅白選手リレーです。手に汗を握る白熱したレース展開
でした。
興奮冷めやらぬ中、整理体操がおこなわれました。
成績発表です。赤組の勝利です。「赤組の勝ち。万歳」です。残念ながら
孫娘、初の運動会は白組のため、優勝できませんでしたが、頑張りました。
校長先生から優勝旗が赤組に、準優勝杯が白組に贈られました。この後、
児童代表の終わりのことば「勇気の翼でとびたとうと、頑張りました」があり
ました。
校長先生のお話です。「2ヶ月間の練習で子どもたちは大きく伸びてました。
今日はその練習成果を思う存分発揮し、すばらしい運動会でした。保護者
の皆さん、地域の皆さん、暖かく見守ってください。ありがとうございました」
とのごあいさつでした。そして校歌斉唱です。孫娘ももう歌えるようですね。
4人の子どもの時はPTA役員として、それ以降は教育委員として運動会を
見てきました。今年は来賓としてと保護者としての両方での運動会です。
運動会が始まったのは午前5時30分の席取りからです。長女入学以来
30年で初めて並びました。そして観覧席での18年ぶりの昼食。
親・子・孫と3代続いた運動会、孫娘のお陰で、初めての経験もすることが
できました。これから5年間続いていくと思うと楽しみでもあります。