イベント好きが迎えた「潮の香まつり」は20回目、振り返ってみました。 | ウオーキングの町 坂町

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瀬戸内の海と山の自然豊かで人情味のある坂町!ネットワークされ、バラエティに富んだウオーキング道を活用し、「ウオーキング日本一のまちを目指して」歩き出します!!『悠々健康ウオーキングのまち』宣言をしました。

こんばんは 「ようよう坂町」


昨日の「第20回潮の香まつり」から帰って7時間、朝6時からいつもの

朝ジョギングは雨の中、傘をさしてです。その後昨日の会場のゴミのこ

とが気になり、行ってみました。後始末で拾ったつもりではありましたが、

まだ残っていました。雨がかなり降ってきました。この後、わが町にも

大雨警報が出ました。昨日であったらと思うと、ぞっとしましたよ。

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「潮の香まつり」は今回で20回目の節目です。このまつりが誕生したの

は今から19年前です。現在わが町は島根県川本町と姉妹縁組を結ん

でいます。今年度25周年を迎え、記念式典が予定されています。

20回という節目なので、「潮の香まつり」をはじめ、町内イベントについて

振り返ってみたいと思います。誕生のいきさつ、そして経過などを少しは

知っていただきたいためです。

旧坂町商工会青年部と川本町商工会の交流で「夏まつり」を視察、参加

したのが契機となり、わが町でも夏まつりをつくろうということになり、平成

4年に誕生しました。川本町との交流で、坂和太鼓同好会が誕生、特産

品フェアも開催されています。

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「潮の香」は名前はその当時制定された町のキャッチフレーズ「潮の香

りと緑豊かな坂町」から名づけました。会場は坂町役場駐車場などでした。

町の花朝顔市や手づくりボート競走大会、そしてカラオケ大会などでした。

花火大会は第2回からでした。その後平成ヶ浜地区の埋め立てが完成し

たので、平成ヶ浜中央公園へ会場を移しました。ところが県警察学校や

機動隊基地の建設で、パルティ・フジ坂へ会場を移したのが4年前です。

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そこでは3回ほど花火大会を行いましたが、3年前の風向きで隣の民家

に花火のカスが飛散し、苦情が出たので、昨年から花火に変わるショー

を行っています。花火の翌日カスを拾う実行委員の皆さんです。


「潮の香まつり」は今年で20回を迎え、すっかり夏の行事として定着して

きました。

旧商工会時代、町ぐるみのイベントがほとんどなかったため、商工会青

年部などが音頭をとり、町ぐるみで実行委員会を開催し、イベントを創造

実施してきました。一過性のイベントでは町の活性化はできない、という

声もあります。でも人が集い交流し、お金が動くと町の賑わいが創出され、

少しは活性化につながるのではと思っています。さらに、子から孫へと

継続することに、新たな文化の創造にもつながります。


そんな思いで初めて取り組んだ大々的なイベントは「ようようまつり」で

した。「ようようまつり」は、昭和59年6月に坂町北新地の東部流通団地内

B&G坂海洋センターと北新地運動公園の完成記念として、坂町に新しい

祭りをということで、青年部の創立5周年事業をきっかけとし、翌年から開

催されています。現在では坂町を代表する最大イベントの一つとなってい

ます。その当時ほとんど死に語になっていた坂町の方言ありがとうという

意味の「ようよう」を復活させ、坂町が前途洋々でありますようにとの願い

をこめて命名しました。

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継続して行こうと3回目からは経費を縮小するため、会場が整っている坂

小学校と町民グラウンドに会場を移しました。その後東部流通団地協議

会10周年記念事業との共催で、再び11回から北新地運動公園へ。

そして駐車場をお願いしていたそごう物流センターの売却により、駐車場

確保が困難になり、21回目は平成ヶ浜中央公園へ。22回目からパルテ

ィ・フジ坂へ移動し、今年3月で28回目を迎え、今では伝統行事となって

います。

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「さかサンデーマーケット」との同時開催です。

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サブ会場である坂中学校では「第23回コミュニティスポーツ大会」です。

グラウンドゴルフペタンク、ビーチボールバレー大会そして町内駅伝が行

われました。

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「第14回キッズ起業家育成塾」で学んだ町内小学校の5・6年生
販売

体験会です。7年前から始まっています。

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続いて、「広島ベイマラソン大会」です。今年は11月20日に開催しますが、

マラソンは県下唯一のフルマラソンの部42.195㎞が500人、ハーフマラソ

ンの部500人、5㎞ジョギングの部が750人募集定員と決まりました。

最近人気のあるハーフマラソンの部を新設しました。

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さて、この「広島ベイマラソン大会」が誕生したのは、21年前坂町走友

会の新年会の上で飲んだ勢いでの発案で、その年の12月に開通する

ひろしまベイブリッジ開通記念橋の上を走るマソン大会を開催しようと

いうことになりました。平成2年11月に開通前の橋を貸切り、ソウル五輪

女子マラソン優勝者のロザ・モタ選手(ポルトガル)を招待し、橋を往復す

る7㎞の「広島ベイマラソン」として開したのがきっかけでした。

約2,500人余りの選手が全国から集まり、大成功に終わりました。

これだけ集まったものを1回でやめのはもったいない、マラソンを使って

町の活性化ができないかと走友会で考えたのが、フルマラソン大会です。

その当時(今でも)広島県にはフルマラソンの大会がありませんでした。

そこで広島県唯一のフルマラソン大会を売りにすれば人が集まるかもし

ない。でも狭い町内でコースがとれるのかということになりましたが、東京

の皇居や大阪の長居競技場を何周も周回するマラソン大にヒントを得

て、一周5㎞の森山ジョギングコースの半周2.5㎞を8往復半するコース

を設定。スタートゴールは我が家・尾鷹公園に隣接している坂中学校(現

在は中国電力陸上競技場)でした。今では全国的にも有名な大会となり、

全国から選手が参加しています。

ひろしまベイブリッジ

最も新しいイベントは一昨年9月に誕生した「リオdeビーチカーニバルin

ベイサイドビーチ坂」です。今年6月で3回目でした。3年前の海田町、熊

野町、坂町で行った三町地域リーダー育成研修で、若者チームのアイデ

アの出たリオのカーニバルのようなイベントをベイサイドビーチで行おうと

いう計画を実現したものです。ビーチの年間活用策とともに広域イベント

として、国際交流イベントとして、新しいイベントです。

JR呉線水尻駅に直結し、国道31号線沿いにあるベイサイドビーチ坂は

西日本最大級の人工海浜で、7~8月は県下最多の海水浴客でにぎわ

っています。昨年7月に「みなとオアシスベイサイドビーチ坂」に仮登録さ

2年後の本登録を目指しています。

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ビーチを使ったイベントです。

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瀬戸の海や島々を背景にしたステージのないステージは、明るく開放的

非常にいいムードです。その中でステージショーとして、海田町国際交

流協会のご協力で、ブラジルの「サンバ踊り」などがあります。

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これらの町ぐるみのイベントは、町内外から多くの人を集客し、町のにぎ

わいを創出しています。町に活気があるとの声が多くあります。


さて、年1回でなく、常時できる活性化事業はないかと取り組んだのが平

成15年度の国・県補助事業の「地域活性化事業」でした。その年の11月

に「さか・サンデーマーケット」が毎月第3日曜日開催ということで、誕生し

ました。2年間補助で、3年目から商工会単独事業となり、お陰さまで昨日

開催で第94回目迎えるこができました。7年前パルティの場所は

空地でしたので、そこ借りましたが、その後建設計画が出たので、第2

回目からは役場隣の道路用地を償で借受け開催しましたが、単独での

集客は難しく、大型店のお客を再集客するという、本来の目的に沿って、

パルティ・フジの開店に伴い、フと交渉し、23回目から今日までパルテ

ィ・フジ坂を会場に開催しています。

駐車場スペースをかなり割いていただいているので、無料というわけには

いかず、1区画(3m×3m)出店料2,000円のうち、1,000円を賃料として支

払っています。運営はサンデーマーケット運営委員会(町内出店者)で行

い、商工会の補助なしの独立採算での運営です。

そして、4年前の全国展開プロジェクト事業の仕上げとしてスタートした

“ウオーキング日本一のまちを目指して”誕生したのが月イチウオーキン

グの「ようよう坂町ウオーキング」です。役場、教育委員会、広島文化学

園大学、商工会の産学連携で毎月1回開催しています。

坂町の木である梅のシーズンは「観梅ウオーク」、桜のシーズンは「花見

ウオーク」です。
ウオーキングの町 坂町 広島県 広島安芸商工会坂支所
夏場は日中暑いので、涼しくなる「ナイトウオーク」や「サンセットウオーク」

を行っています。参加費は200円に統一し、それぞれが補助なしの独立

採算で行っており、年間トータルで約1千人がウオーキングを楽しんでいます。

昨年8月わが町は「悠々健康ウオーキングの町」宣言をし、ウオーキング

の推進を行っています。来年3月25日(日)には第1回坂町悠々健康ウオ

ーキング大会を大規模に開催する予定です。
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これらすべてのイベントの誕生にかかわってきた私は、いかにイベント好

きかがわかりますね。イベントで地域活性化、新たな伝統文化づくりを

目指して取り組んできましたが、今の子どもたちにとっては、生れた時から

あり、もう伝統行事になっているのですね。これから何十年後、いや100

年や200年続いていき、伝統文化となってほしいですね。その意味では

そろそろ後継者へのバトンタッチも必要かもしれません。

人の喜ぶ姿が見たい、元気な人、元気な町づくりをするために、今では

毎月1回のイベントが2回。大規模イベントが4回。そして地区の小さな

イベントもあり、年間30回ぐいはかかわっています。これっていやいやな

がらではできませんね。好きだからできるかもしれません。

まちや人のためだけでなく、わが子や孫のために、そして自らのために

楽しみながらでないとできるものではありません。