身近な行政を目指し、出前の町政懇談会がありました。 | ウオーキングの町 坂町

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瀬戸内の海と山の自然豊かで人情味のある坂町!ネットワークされ、バラエティに富んだウオーキング道を活用し、「ウオーキング日本一のまちを目指して」歩き出します!!『悠々健康ウオーキングのまち』宣言をしました。

こんばんは 「ようよう坂町」


わが町は昨年の国勢調査では県下1の人口増加率7%で、人口は 

13,620人です。数年前の一番少ない時から1,000人余り増えて

います。町内は17地区の住民福祉協議会という住民組織があり、支え

あう町づくりを目指しています。2年に1度、町長さんをはじめ、町の幹部

の皆さんが地区に出向き、「町政懇談会」が開催され、町の取り組みの

説明や地区の要望を聞きます。今年はその2年に一度の年です。

わが地区の町政懇談会は、7月25日(月)午後7時30分から地区集会

所で開催されました。小さい町だからできることかもしれません。

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懇談会には夜間にかかわらず、町長さんを始め、教育次長、総務部長、

建設部長、民生部長、総務課長、建設課長、都市計画課長と町の幹部

の皆さん計8人が出席されました。

まず住民福祉協議会会長さんの挨拶で始まりました。住民の方の出席

は30人ということで、全300世帯からいうと10%の出席率で、今いちの

出席状況です。

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まず町長さんが前2年間の取り組み状況や現在の坂町の状況などを説

明されました。

町長さんは40才で町議から初当選され、現在5期連続無投票で県下

9町では一番長い町長で、県市町村会長をつとめています。

まず主要事業の説明です。第3次長期総合計画は平成22年3月で終

了し、新しい町の平成ヶ浜地区などの基盤整備が終わり、人口も増えて

います。22年度から第4次長期総合計画が実施されており、三位一体

の防災計画、ソフト事業の実施などに取り組んでいます。

昨年8月に町内全世帯に配布された第4次総合計画の概要版ですが、

かなりの部分に「ウオーキング」の紹介が出ています。

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学校の耐震化工事については昨年度、坂小学校と横浜小学校の工事が

完了し、今年度は坂中学校や小屋浦保育所の工事と小屋浦小学校のリ

ニューアル工事を行っています。耐震工事とともに太陽光発電を設置し、

今年度から環境教育を行っています。

昨年耐震化工事が完成した横浜小学校と設置された太陽光発電です。

西校舎3階屋上に設置されている太陽光パネルは、4列×28=112枚

のパネルで20kwhの発電です。
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小学校玄関入口には、太陽光発電による発電状況の掲示されています。

これをもとに環境教育が今年度から導入されています。

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さて、地区の大きな課題としては防災対策。特に低帯の多い地区にと

っては、台風による越波や地震による津波対策が急がれています。

平成16年に床上浸水などが多数出て大きな被害を受けました。国にお

願いし、19年度事業採択され、昨年度横浜東一丁目地区の堤防のかさ

上げ工事が完成しました。今年度は引き続き横浜小学校前の堤防かさ

上げ工事を行います。
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わが地区の海岸は景観と砂浜や藻場の保存のため、堤防のかさ上げ

でなく、沖合に離岸堤を設置することで、現在一部着手しています。早期

完成に努力します。沖合のブイが予定地です。
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町長の話を熱心に聴く地区住民の方々です。もう一つの防災対策として

9月と12月に町内一斉避難訓練を行います。災害から命を守るために

は、まず逃げることということで、9月は風水害、12月は地震津波を想定

しての訓練で、行政、消防団、地区住民が一斉に行い、その準備を進め

ているので、ご協力をお願いしたいとの話があり、さらに民生部長さんから

より具体的な避難訓練計画が説明されました。

近々住民協会長さんへの説明会があるので、それを受けて当会では理

事会を開催し、避難訓練の実施に向けての準備を進めていく予定です。
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さて、昨年8月の町制施行60周年で「悠々健康ウオーキングのまち」宣言

がされました。それを記念し昨年11月のひろしまベイマラソンの時、「第

1回悠々ウオーキング」が開催されましたが、今年は単独の大会として

1千人規模の大きなウオーキング大会を実施すべく町内各団体で実行

委員会を組織し、実施して行く予定です。
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この他にもいろいろとお話がありましたが、先日地区の環境整備のため

の要望書を町へ提出し、現地視察を行っていただきましたが、そのことに

ついても言及がありました。

まず低地帯の浸水対策としてのポンプ所増設です。横浜地区は海岸よ

り低地帯にあり、雨水などを一旦滞水池に貯め、ポンプアップして、海に

流しています。現在一基横浜ポンプ所がありますが、以前台風の越波で

大量の海水が流れ込み、家屋の多くが浸水したことがあるので、ポンプ

の増設をお願いしました。

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台風対策としては、横浜海岸の堤防かさ上げや沖合に離岸堤を設置し

越波対策を予定していますが、今回の津波の件もあり、万全を期すため

ポンプ所を増設し、排水路を分散して、排水能力をアップしようとの要望

です。

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ポンプアップし、尾鷹川に通じる大きな排水路へ流すというものですが、

その排水路へ行くまで、約100m位を掘削しなければなりません。

ただポンプ増設だけでなく、大規模な工事が必要とのことで、国の補助

がつかないとできません。そう簡単には行きそうにありませんが、現在

国にお願いしており、粘り強く要望をして行くということでした。。

ウオーキング道となっている歩道の下が大きな排水路となっています。
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次いで交通安全対策で、見通しの悪いところへカーブミラーの新設です。

特に子どもさんなどの飛び出しが多そうな2ヶ個所を要望しました。
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そして最後は消火栓の改善です。今年4月にわが家の近くで山火事があ

りました。消防車の後ろがわが家です。消防署員さんの足元に消火栓が

あり、その消火栓も使って消火活動も行いました。
その消火栓は雨水などがたまりやすい低地の場所にあり、その日も中にウオーキングの町 坂町 ウオーキングの町 坂町

は雨で流された土がかなりたまっていたそうです。これではいざという時土

をのけての消火活動では支障があるということで、消防団からも要望が

出ていました。

これらの要望については、前向きに検討しているということで、実現への

期待が出た説明でした。

町長さんの説明、そして民生部長さんの避難訓練についての説明の後、

質疑に入りましたが、住民の皆さんからは越波対策のより詳しい説明を

求めたり、イノシシ対策などについての質問などが出ました。
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22年度から始まった第4次長期総合計画ではハード事業より、ソフト事

業をより進めていかなければならないし、三位一体の防災対策で安心安

全なまちづくり、県道の推進による坂町の均衡ある発展を目指してのま

ちづくりをすすめて行き、親から子へ、子から孫へと循環がうまくいくまち

づくりを目指したいので、ぜひ住民の皆さんの協力をお願いしたい結ば

れました。

小さい町だから、膝を交えながら、身近に行政に接することができます。

町村合併を選択せず、単独町制を選び、厳しい財政の中でのまち行政

の運営ではありますが、今後住民との協働で住みよいまちづくり、町の

発展を願いたいものです。

この地区別懇談会は7月~9月まで各地区で行われます。