こんばんは 「ようよう坂町」
今日から6月衣替えの日で、半そでにしましたが、
少々肌寒い感じの1日でした。
4月からの2ヶ月間バタバタと過ぎたようなので、
6月から新たな生活パターンを確立すべく、まず
体力強化を目標にしました。
朝ジョギングは依然として続けますが、これに自
転車とノルディックウォーキングを取り入れ、いわ
ゆる変則トライアスロンです。
今日は午後7時過ぎから早速ノルディックウォー
キングに挑戦しました。
ノルディックウォーキングといえば、毎週金曜日朝
7時からの「積極人間の集い」の先週のゲストは
ノルディックウォーキングを普及指導されている
㈱オール・オン・スポーツ代表取締役荒川治様で
した。演題は「中高年の健康づくり~ノルディック
ウォーキングを通じて」でした。
『メタボリックシンドローム』が最近よく言われます。
生活習慣病とよばれている主な疾患に「高血圧」、
「糖尿病」、「高脂血症」などがありますが、これら
の疾患は個々の原因で発症するというよりも、肥
満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が犯人であ
ると考えられています。内臓脂肪蓄積により、さま
ざまな病気が引き起こされた状態を『メタボリック
シンドローム』と呼んでおり、最近では国をあげて
“PPK”はぴんぴんころり、:健康寿命は“NNK”で年
々ころり。家庭ではほとんど動かない中高年。
サラリーマン川柳でこんなのがあります。
「ゴミ捨て日 捨てに行かねば捨てられる」「貯まっ
たな お金でなく 体脂肪」
加齢に伴い身体にゆがみが出てきます。背筋をピ
ンと歩幅は広くは筋肉が必要で、抗重力筋が働い
て姿勢を保っています。抗重力筋とは、太ももや、
ふくらはぎ、腹筋、背筋、お尻の筋肉などの総称で
す。抗重力筋のおかげで、人間は重力に対してバ
ランスを崩すことなく、体を支えて立ったり、歩いた
りできるのです。これが衰えると、前かがみになり、
歩幅が小さくなります。
前かがみになり、歩幅が小さくなると、すり足になり、
つまづき、転倒しやすくなります。また目線が低くな
りますと、運動したくなくなり、気持ちも消極的になり
ます。姿勢を起こし前を向くと、全体が見え、積極的
になれます。
何とかしなければとフィットネスクラブに通っても続か
ない。ジョギングは中高年がいきなりすると危険です。
そこで生活の中で気軽にできるウォーキングが盛んに
なっています。ウォーキングも始めたころは意識的に
背筋を伸ばし、歩幅を大きく、腕を振って歩きますが、
段々と歩幅が小さくなり、効果が出ないことが多いよ
そこで登場してきたのが「ノルディックウォーク」です。
この「ノルディックウォーク」は、北欧のフィンランドが発
祥(1992年)の地です。もともとスキーの距離であるクロ
スカントリースキーの夏場のトレーニングとして紹介。
世界で最も早くから高齢化が始まった国フィンランドを
中心にヨーロッパでは、中高年のための最も効率のよ
い全身運動として普及しています。
スキーのストックのようなポールを両手に持って歩きます。
一般的なウォーキングより上半身を使うので、血流も全
身にわたり、より運動効果があります。左側が普通で下
半身のみですが、右側のノルディック使用の場合は、全
ひじが直角に曲がる程度の高さでポールをにぎりま
す。地面をつきながら歩きますと、自然と背筋が伸び
ます。胸を張り、歩幅も広がってきます。
「ノルディックウォーク」のメリットは
①歩く時の姿勢がよくなる。
…ポールを持つことによって、背筋が伸びた歩き
方・体の左右の歪みが強制された 歩き方が
できます。
②歩幅(ストライド)が広くなる。
…ポール操作で腕を大きく降ることにより、歩幅も
大きくなります。そのため、つま先が上に向いた
着地になりますので、理想的なウォーキングフ
ォームです。
③足首・アキレス腱・膝への負担が軽減する。
…四足(三点支持)歩行となるので、着地時の足へ
のショックが軽減されます。また高齢者にとって
は、4足歩行となり転倒予防の効果があります。
④全身の筋肉をしっかり(90%)動かす。
…通常のウォーキングより沢山の筋肉を使うため、
全身運動としての効果が20%前後アップします。
メタボ対策には最適です。
昨年は「ノルディックウォーク」の講習会や体験会
を県下80ヶ所で行い、かなり広まってきました。
その中には坂町もあります。
普段使わない上腕三頭筋や背中の筋肉などを使う
ので、最近ではアスリートのトレーニングにも取り入
れています。
せっかく中高年の健康づくりによかれと思って始めた
ウォーキングも楽しくなければ続きません。
ウォーキングは目的ではなく、結果としての健康づくり
で、手段なのです。
ウォーキングを通じて、人々との出会い、自然や歴史・
文化と親しみ、ウォーキングで感動のある生活を目指
していただきたい。
「積極的な人」は“頑張る人”、“頑張る”とは「眼張る」と
「我を張る」ということ、自分らしさを出すということです。
誰かと比べて頑張るのでなく、自分の持っている力を
出すということです。
「ノルディックウォーク」を通じて、感動ある生活をされ、
自分らしさを出し、健康で「PPK」を目指しましょう!
ありがとうございました。荒川様
早速今日から「ノルディックウォーク」の開始です。
そして坂町を「ノルディックウォーク」のまちにして行き
ましょう。