「曳船」の魅力を一気に紹介 | ウオーキングの町 坂町

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瀬戸内の海と山の自然豊かで人情味のある坂町!ネットワークされ、バラエティに富んだウオーキング道を活用し、「ウオーキング日本一のまちを目指して」歩き出します!!『悠々健康ウオーキングのまち』宣言をしました。

こんばんは 「ようよう坂町」


日曜日にNHK「地球ラジオ」で放送されるか

も知れないと紹介しました佐伯町のミックさん

の「落ちない岩」は、後でパソコンで聴いてみ

ましたが、結局は放送されなかったようです。

でも、ホームページの「リスナーの声」コーナ

にちゃんと掲載されており、世界168ヶ国

にデビューできていますよ。

http://www.nhk.or.jp/gr/lis/

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さて、今日は体育の日です。各地でスポーツ

関連の行事が多かったようですが、皆さん

身体を動かされましたか。

私は今日は、昨日の祭りの後始末ということ

で、1日を過ごしました。まず、飾付けを干し

た後、収納していきます。

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この役は横浜戸主会の役員さんの役目です。

この後、家で昨日の寄付者名簿の整理と礼

などの準備をしました。寄付は厳しい経済

状況下で昨年より4万円減の102万円でした。
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さて、260年の伝統があり、坂八幡神社の数

の寄進もので、最も華やかな注目されてい

るわが横浜地区の「曳船」を紹介します。

神社境内曳船にのりポーズする孫娘です。

校5年になると小船を担ぐことができます。

といってもまだ随分先のことですが・・・
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昨年の姿です。まだ法被姿が似合っています

が、今年はもう法被が小さくなりました。

町内で最古の神社八幡神社(1260年鎮座)

秋季例大祭奉納に向けて、横浜港を出発した

「曳船」は、担ぎ手、世話人、役員を含め総勢

180人の集団となり、後ろには参拝者を引き連

れ、「曳船」とともに、祭りが始まり、「曳船」

帰るとともに、祭りが終わるといわれています。

森浜地区の馬場で目録の交換が行われます。

目録にはそれぞれ生鯛壱千本、清酒壱千樽

と書いてありますが、もちろん目録だけです。

実際には酒2本ずつを交換します。
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小休憩の後、道中唄(宮島いんげ)で小船を従

ての出船です。その後、森浜の屋台が続

ます。
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神社へと続く参道は現在、マンションや新興住

宅地となっていますが、以前は田んぼで、左右

で田んぼに落とし合いをしており、泥だらけに

なっていました。
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神社前の御手洗い(お手洗いでなく、みたら

です)というところで一休し、他の神輿(ちょう

さい)を待ちます。

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森浜の屋台は神主のお祓いを受けるため、

曳船の担ぎ手も手伝い、鳥居をくぐるまで

引っ張り上げます。
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そして神主のお祓いを受けます。
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屋台が戻った後、いよいよ曳船の出発です。
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御手洗いから鳥居までは、恒例となって坂町

長が担がれます。右最前列が町長です。
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小船を従えて、いよいよ神社鳥居をぐります。
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曳船が石段をあがるのを待つ人々です。
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石段を上りますが、危険防止のため、曳船か

らのロープを神社境内の石結び付け引っ

張ります。こ役が森浜地区の人たちです。

協力をしあいます。
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肩から落ちてしまうと危険なので、懸命に持

ちこたえています。
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懸命の力を振り絞り、拍手喝さいを受けなが

ら、境内に到着です。
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大船はいったん境内に上がると休憩を取り

ます。
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続いて、小船が石段を上がっていきます。
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大船は太鼓は船にたたき手がのり、中でた

たきますが、小船はのらないので、石段途中

で太鼓をたたきます。
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石段を上り、境内につきますが、休む暇もな

く、交代しながら進んでいきます。
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神社本殿で神主のお祓いを受けます。
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船首がお祓いを受ける間、船尾をゆっくりし

と左右に振らせます。
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その姿を見守る子供たちや保護者たちの

皆さんです。
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次は隣にある新宮さんにもお参りします。
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大人でも難しいほら貝も子供達が見に吹き

ます。小学校の運動会でも吹いていますが、

行く途中で指導していただいたせいか、様にな

っています。
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そして、境内で静かな海を行くゆっくりした揺

れ、荒海を行く荒々しいもみ方を上下に前進

しながら行います。ここら辺がクライマックスで、

小船とはいえ、カメララッシュや拍手喝采とな

る感動のシーンです。船首を持ち上げる時は

波を受けている姿です。
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腕を高く上げた時は、高波の上にいる時。
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船尾をあげた時は、波を後ろから受け、前進

していきます。
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小船は境内での一連の行事のあと、休む暇

なく、石段を降りていきます。いくら交代して

いるとはいえ、ここが疲がピークで踏ん張り

どころです。その真剣な姿にまたもやカメララ

ッシュに拍手喝采です。下の御手洗で最後の

休憩を取ります。
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子供達が下りると、今度は大船です。神殿に

戦勝報告する音頭(かぶとん)で出船です。
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音頭の時は、ゆっくりした音頭にあわせて、

かな海を航行するように、ゆったりと左右に

れながら進んでいきます。華麗なる姿です。

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いよいよ、神殿に戦勝報告をし、神主よりお祓

を受けます。

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その間、船首を神殿に突っ込み、船尾を左右

にゆっくりと振ります。
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お祓いを受けた後、曳船は神殿から離れます。
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次は隣にある「新宮社」へ奉納です。
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本殿から曳船を見つめる人々です。
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戦勝報告が終わり、音頭が終わると、ほら貝の

音で、静かな優雅な動きは、一転スピーディに

なり、荒海を突き進む曳船の姿を表現します。

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荒波を前から受ける時は、船首を上げてほと

んど動きません。

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高波の上にのった時は、腕を伸ばしゆっくり

と前へ進みます。
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荒波を後ろから受ける時は、船尾を上げ、

首を地面にすりながら、一気に前進します。

下手をするとけがをします。動きが早いので、

船頭などの役員は特に気を使います。こうい

った動きを三回ほど行い、荒海をのり越えま

す。正にクライマックスシーンです。
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境内では多くの人が、その勇壮な姿を見つめ、

感動の拍手です。
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やっと荒波を乗り越え、いよいよ帰船です。
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そして石段を下って行きますが、この辺りで

は疲れもピークとなっています。
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最後の関門は、石段です。危険防止のため、

ロープでくくってはいますが、疲れもピークとな

り、肩は痛く、肩が外れそうになります。ここで

一旦どちらかの肩が落ちますと、手や足を石

段との間に挟まれ、けがをすることになります。
緊張が走る瞬間です。
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石段を下りるとロープがはずされ、少しはほっ

とします。
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鳥居をくぐり、あともう少しの踏ん張りです。
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そして一気に休憩場所の御手洗に向かい

ます。
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御手洗で休憩した後、横浜港に向けてご帰還

です。
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曳船を先頭に、屋台、ちょうさい、そして獅子

舞などの寄進物が一直線に並び壮観な風景

です。

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最後は森浜の屋台を、曳船の担ぎ手が手伝

い、引っ張りあげます。

新興住宅地で人口増が著しい平成ヶ浜地区を

帰っていく曳船です。

出港場所に無事帰ってきました。
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飾りを片付け、船を納めた後、全員120名で

打上げです。(子供は除く大人のみ)、場所は

宝海寺です。
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これだけの人数が入る場所が横浜地区には

ないので、お寺を使っています。神社のことで

お寺を使うのは変ではありますが・・・。

船頭さん、担ぎ手の皆さんご苦労様でした。

そして寄付をいただいた方々ありがとうござ

いました。

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1749年が起源といわれる曳船は今年で260

年。幾多の年月を経て、今日に至っています。

現在は(財)横浜戸主会が所有し、事業の継承

をしている曳船ですが、後継者を育成し、地域

ぐるみで、地域の文化と伝統を今後とも継承し

続けていくことが大切です。

来年5月3日には、町制施行60周年記念事業

の一環として、広島市の「フラワーフェスティバ

ル」に出場し、坂町の伝統と躍進の町をPRす

る予定です。祭が終わりましたので、近々実行

委員会を組織することになります。