こんばんは 「ようよう坂町」
地方の高速道路の土日祝日の1千円での
乗り放題が本格的に始まりました。そして
賛否両論あった定額給付申請書がわが家
に届きました。坂町では3月31日から受付、
給付は3~4週間後になるとのことです。
希望しない時は×をということですが、もちろ
ん申請します。このお金を使ってどこか旅行
に行きたいなあ~。といっても合併を控え、
どうもこの時期の旅行は叶いそうもないので、
せめて気分だけ、その気分に浸ろうと映画を
見に行きました。円高の今、お金を有効に使
うには海外旅行が一番です。海外旅行に行
った気分になるにはと思い探したところ、「オ
ーストラリア」という映画がありました。映画は
久しぶりですが、夫婦50才以上だと二人で
2千円なので格安です。府中ソレイユの広島
バルト11です。数々の映画があります。
「オーストラリア」は終演近いのか、お客も少な
くゆっくり観賞できました。オーストラリアファン
の私たちにとってどんな「オーストラリア」が見
られるのか楽しみでした。
オーストラリアといえば、最近では東京都の
2倍の面積が焼けてしまったという大火災の
ニュースが紹介されたり、サッカーや野球など
でオーストラリアの話題が続く今日この頃です。
「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン監督の
もとにハリウッドで活躍する映画人が集結し、
母国オーストラリアの魅力を謳い上げるアドベ
ンチャー大作を完成させました。イギリスから
やってきた優美な貴婦人(ニコールキッドマン)
と、現地の無骨なカウボーイ(ヒュージャックマ
ン)が織りなす恋。そして主役ふたりの旅の道
連れとなる先住民アボリジニとの混血少年の
存在が本作のミソ。時代背景は1940年前後で、
前半は1500頭の牛が、オーストラリアの大地
を疾走するキャトルドライブで、様々の妨害を
乗り越えながら、見事ダーウィンに到着、牛の
売買に成功。実はもうこれでおしまいかと思っ
ていました。2時間40分の大作ですから、さら
に続きがありました。
後半はバラバラになった3人の登場人物が、
日本軍のダーウィン爆撃にさらされ、生きるた
目のバトルが、スクリーンを揺らさんばかりの
勢いで繰り広げられます。この日本軍の爆撃
は日本人である私たちにはいい気分ではあり
ませんでした。でもそのお陰で命からがらの中、
バラバラになった3人が再会を果たします。
そして3人で幸せに暮らせるというハッピーエン
ドと思いきや、アボリジニの成人の旅立ちの儀
式“ウォークアバウト”の時期を迎えたこの少年
は、ニコール・キッドマン扮するヒロインを健気
に慕いながらも、彼女の望まぬ道を選びとって
いき、荒野に消えて行き終幕です。
この映画はオーストラリアの人種問題や、それ
に対する政府の政策も大きなテーマの一つに
なっているようです。映画の中でオーストラリア
政府がとっていたアボリジニや混血に対する同
化政策。それにより生まれた「盗まれた世代 」
が主題の一つのようです。
オーストラリアの首相がアボリジニに対する同化
政策について、正式に謝罪したのは何と2008年
2月13日とのことで、1年前とは驚きました。
地へは、35年前の自転車旅行の時、しばし
自転車を降り、オーストラリア1万キロのバスツ
アーで訪れたことがあります。
オーストラリアは昨年夏に行きましたが、その
時はまだ急激な円高以前でした。
昨年行ったメルボルン市内です。
オーストラリアは雄大な自然が見どころです。
大陸が南氷洋に落ち込んでいく圧巻のグレー
トオーシャンロードです。
今は円高でオーストラリアドルは昨年より30%
安くなっています。高かった燃油サーチャージ代
は4月から大幅に下がり、海外旅行はさらに行
きやすくなります。定額給付金だけでは無理で
すが、それにプラスし、円高メリットを享受する
ためにも、ぜひ今年は海外旅行へ行ってみたい
ですね。