こんばんは 「ようよう坂町」
今日から3月、いよいよ年度末です。
毎週金曜日の朝7時からは「積極人間の集い」
ですが、2月6日にゲストとして秋田県仙北市か
ら来られた「わらび座」の俳優平野進一様と営
業の磯部様にすすめられ、2月23日(月)18:30
~広島市のアステールプラザで公演されたミュ
ージカル「天草四郎」物語を鑑賞に行きました。
や広島市国際青年会館(宿泊・研修施設)など
大ホールの座席数は1200です。開演前です。
ミュージカル「天草四郎」の物語は…
すべては家康のキリシタン弾圧により天草から
追放された外国人神父の予言から始まった。
「今から26年後、この地に善き人現れるだろう。
その幼き子は、習わざるに諸事をきわめ
やがては野山に白旗をたて
諸人の頭に十字架(クルス)をたてるだろう 」
天草四郎は実は女性であったと想定した物語
です。
天草四郎時貞役です。本名は益田志乃。神童と
噂され、右衛門作によって、天草に連れ帰られ、
「天草四郎」が戦った島原の乱は、民衆が
権力に弾圧され、追い詰められ、戦うしか
道はなく、死に向かって突き進んでいった
痛ましく壮絶な戦いでした。そんな中で「天
草四郎」には、何故かロマンを感じます。
その悲劇を背負う主人公が弱冠16才の少
年であることに、心を揺さぶられます。
もしその「神の子」である「少年」が、四郎
の偽りの姿であるとしたら・・・。そんな作家
の妄想から今回の物語は始まります。
今回の舞台は「天草四郎は実は女だった」
と空想し、乱で唯一生き残った山田右衛門
作と、時の権力の頂点・将軍家光の命を受
けた柳生十兵衛とのトライアングルな関係を
通し「精一杯生き抜く尊さ、清々しさ」を表現
しています。
終演後、キャストと観客の交流です。左側は
めて、「天草四郎」 の下に結集し、戦い続け、
そして喜んで神のもとへ召されて行く。そんな
壮絶の中でも、四郎をめぐる純愛ストーリーに、
心温まる一面もありました。厳しく追い詰めら
れながらも将来に夢を持ち続けることの大切
さ。今の閉塞された社会にも通じるような気が
しました。
感動に酔いしれた観客の皆さんと熱演された
キャストとの熱い交流が続いていました。
わらび座は秋田県仙北市のたざわこ芸術村
に本拠地を置き、劇団員は約300名。
日本では宝塚歌劇団や劇団四季に次ぐ規模
の劇団です。
1971年には「株式会社わらび座」として株式会
社化。現在では劇団・劇場経営のほか、温泉、
ホテル事業、地ビール製造販売など多角的な
経営を行なっています。
日本の伝統芸能を重んじ、ミュージカル、民舞
歌舞などを得意としています。
本拠地に「わらび劇場」という本格的な常設劇
場を持ち、オリジナルミュージカル公演年間250
ステージをおこなうほか、7つの公演チームが
国内、海外で年間約1200回の公演を行ってい
ます。2006年には愛媛県東温市に「坊ちゃん
劇場」がオープンしています。
久し振りの観劇に感激しました。たまにはこう
いった“生の芸術”に触れ、感性を磨くことの
大切さを痛感しました。ついつい、日常生活に
追われ、ゆとりがなくなり、こういった芸術など
と疎遠になっている最近の状況を大いに反省。
これからはもう少しゆとりを持ち、芸術などを
楽しんでいこう・・・と。