こんばんは 「ようよう坂町」
今日は「銀河」による広島湾クルーズの魅力
紹介です。広島湾ベイエリア協議会では、海
からの視点ということで、船を使ってのクルー
ズの魅力づくりを検討しています。
広島を訪れる修学旅行生や観光客のほとん
どは、世界遺産の原爆ドーム、宮島観光で
終わってしまいますが、広島湾岸や島々での
感動体験や船でのクルーズの魅力づくりを
行い、新たな観光資源づくりを行っています。
ベイエリア協議会の企画会議が終了した後、
「銀河」は広島湾クルーズヘと出港しました。
広島港出口の灯台です。向こうに見えるのは
本来なら、一杯やりながら歓談するところ
ですが、今日は夜会議があるため、車で
来ており、アルコール厳禁。それに広島湾
クルーズの魅力を紹介しようと写真撮影の
ため、気もそぞろです。
せっかく瀬戸の新鮮な魚料理が出ていま
すが…
広島のカキやアナゴ、そして海老などおい
しい料理は、ビールを飲みながらだと食が
進むのですが、ウーロン茶ではなかなか進
みません。
この日は小雪の舞う寒い日でした。
行く手の宮島方面は、雪が降っているようで、
サンセットが見られるかどうか。
港を出てすぐのところは出島です。埋立地
で、現在は広島港に続くコンテナ港になって
います。
次は美術館設計の第一人者が手がけるゴミ
処理場として、見学者も多い「広島中工場」
です。外観はガラス箱のような「エコリアム」で、
清掃工場のイメージを一新するもので、ニュ
ーヨークMOMAを始めとする多くの美術館を
手がけている建築家谷口吉生の設計による
もので、ゴミ処理場を「魅せる」ものにしてい
ます。
続いて三菱造船の工場です。今は船の
建造でなく、航空機製造工場となってい
ます。
目を逆の宮島方面にやると、さっきの雪雲は
去り、日が出てきました。
次に現れたのが新しい大型商業施設の
「マリーナホップ」、中国地方初めてのアウ
トレットモールです。広島では唯一の観覧車
が見えます。その山の手前に元の広島空
港の広島西飛行場があります。今存続の
危機に立っています。
マリーナポップに隣接し、観音マリーナは
ボートやヨットの係留場です。マリーナホッ
プには、桟橋があり、観光船などが寄港
できるようになっていますが、まだあまり
利用されていないようです。
広島市は毛利元就の孫、毛利輝元が築城し
できた町で、江戸時代から現在まで干拓や
埋め立てで、町域を拡大していきました。
そして臨海工業地帯として栄えてきました。
そのため、海岸のほとんどが工業地帯です。
市民の皆さんは海に面していながら、海と接
することができないのです。これらの景色は
こうして、海からしか見ることしかできない景
色なのです。今が旬のカキをつるしたカキい
かだが見えます。
広島湾には島がたくさんありますが、広島市
の沖合には小さい島もあります。あまのじゃく
伝説のある「津久根島」です。背景は広島市
西区から佐伯区の街です。
広島が段々と遠ざかっています。
寒いデッキに出ての撮影です。左向こうに
見えるのが宮島です。いいサンセットが見え
そうです。
左側が宮島です。夕日が沈もうとしている
ところは廿日市市大野町です。
宮島に今夕日が落ちようとしています。
船は移動し、宮島への感動のサンセットです。
目を左に転じると、小さな島江の島が見え
ます。今は無人島です。ここは瀬戸内海汽
船の所有で、かっては広島市から一番近い
ビーチとして、一日最高２万人で賑わってい
たそうで、まさに海水浴でごった返していま
した。私も独身時代、今の妻とよく行ってい
ました。今となれば懐かしい場所です。
サンセットの後のあかね空は、神の島宮島
がふさわしい感動的なシーンです。いよいよ
船は向きを変え、帰路へと向かいます。
江田島と能美島は一つの島ですが、右手
が能美島、左手が江田島です。間に狭い
瀬戸があり、中に江田島湾が広がってい
ます。
宇品港から見えた「安芸の小富士」のある
似島（にのしま）です。
瀬戸内海汽船の方の案内で、船長室を見せ
にいただきました。制服を着て、記念撮影も
できます。
操舵室に立つと、船長になった気分です。
前進オッケー。
船の前方です。
レーダーを見ることも珍しいので見入って
いました。
広島港近くの小島、弁天島と小弁天島
です。
かくして感動的な１時間余りの広島湾サン
セットクルーズが終わりました。アルコール
が飲めない私は、交流会そっちのけで、寒
いデッキから写真撮影をしていました。
いかがでしたか。広島湾クルーズは。
広島の新しい魅力づくりとしての広島湾クル
ーズ。これからますます情報発信をしていか
なければなりません。広島湾ベイエリア協議
会の役割は大きなものがありますし、楽しみ
でもあります。こうした中で、この４月合併す
る広島安芸商工会として、何ができるかを
模索していきたいと考えています。