こんばんは 「ようよう坂町」
今日は今年4月に合併する合併認可申請書
を県連に持って行き、チェックを受け、それか
ら県の担当課に提出しました。県の事前チェ
ックを受け、正式には3月2日つけで提出しま
す。本来なら権限委譲で市町に提出するとこ
ろですが、行政の違う3町商工会ですから、県
へ逆戻りです。今回の合併で県の認可を受け
るのはただ一つだそうです。
さて、なかなかアップしていなかった冬の世界
遺産「白川郷」への旅を紹介します。
新幹線で新大阪へ到着。ここからバスで白川
郷へ向かいますが、降りた時は寒くて小雪が
舞っていましたので、いく先が思いやられます。
の多賀SAではこんな好天に。
2回目のトイレ休憩は、東海自動車道のひる
がの高原SAです。雪国に来たという感じが
します。右側の雪はかまくらです。
初めてのかまくらの中に入ってみました。
子どもたちが雪と一緒に遊んでいます。
昨年7月に東海北陸道が全線開通し、白川
郷へのアクセスが便利になったそうです。
それまでは狭い道路で、特に雪道などは運
転手泣かせだったそうです。白川郷ICから
わずか数分で、白川郷のせせらぎ公園到着
が舞っていましたが、幸いにも白川郷ではい
いい日和で、絶好の観光日和です。
早速シャトルバスで、合掌造りの全景が見え
る展望台へ向かいました。片道200円です。
1995年12月、ドイツ・ベルリンで開催され
たユネスコの第19回世界遺産委員会で日本
から推薦されていた「白川郷・五箇山の合掌
造り集落」が、世界文化遺産として登録され
ました。
展望台から眺める白川郷の全ぼうです。よく
ポスターなどで見る風景とのことです。
所前で下車。歩いて合掌造りの見学です。
です。萩町合掌集落で最大規模を誇る合掌造
りです。江戸期に名主や番所役人を務めると
ともに、白川郷の重要な現金収入源であった
焔硝の取引によって栄えました。現在も住居
として活用しつつ、1階と2階部分を公開してい
右側の奥が居住部分です。
「合掌造り」とは、木材を梁(はり)の上に手
の平を合わせたように山形に組み合わせて
建築された、勾配の急な茅葺きの屋根を特
徴とする住居で、又首構造の切妻屋根とした
茅葺家屋です。こうした建物はほかの地方に
も見られますが、白川では「切妻合掌造り」と
いわれ、屋根の両端が本を開いて立てたよう
に三角形になっているのが特徴で積雪が多く
雪質が重いという白川の自然条件に適合した
構造に造られています。
何でも屋根の吹き替えには村人総出で行うと
のことです。使う茅の量は2トントラックに10
台ぐらいで、現在では茅の調達に難しくなって
いるとのことです。
建物は南北に面して建てられおり、これは
白川の風向きを考慮し、風の抵抗を最小限
にするとともに、屋根に当たる日照量を調節
して夏涼しく、冬は保温されるようになってい
私たちにとっては見ることがないので、感
激です。
中2階部分ですが、倉庫になっています。
合掌造りが日本の一般的な民家と大きく違う
ところは、屋根裏(小屋内)を積極的に作業
場として利用しているところです。幕末から
昭和初期にかけ白川村では養蚕業が村の
人々を支える基盤産業でした。屋根裏の大
空間を有効活用するため小屋内を2~4層
に分け、蚕の飼育場として使用していました。
2階から外を眺めた所です。
和田家の外へ出た所の雪です。
合掌造り家屋は、江戸中期から昭和初期
まで白川村から富山県の五箇山地区にか
けて建てられました。古い建物で築300年
と言われています。しかし、昭和20年代から
始まった庄川流域の電源開発によるダム
建設により集落が水没するなどして減少し
ていきました。更に、小集落の集団離村や
火災による消失もあり、合掌家屋が転売・
こうした中、昭和40年代に荻町集落の地域
住民が、このままでは白川村の合掌造りが
無くなってしまうということで、保存する動き
が始まりました。 昭和46年には、地域内の
資源を「売らない」「貸さない」「壊さない」の
3原則を掲げ、「白川郷荻町集落の自然環
境を守る会」を全住民の総意で発足し、保存
活動を展開しました。
これらの保存活動が認められ、昭和51年
には、国の重要伝統的建造物保存地区に
選定され、平成7年に世界遺産に登録され
ました。 平成9年には、(財)世界遺産白川
郷合掌造り保存財団を設立し、集落内の景
観保存活動を行っています。
国道沿いの合掌造りはお土産品店となって
います。素通り客が多いのが気になります。
白川郷観光案内所と荻町駐車場です。
観光案内図があります。
明善寺という集落内の真宗大谷派の寺院
です。村で一番大きな合掌造りは本堂でなく、
大型バスの駐車場とを結ぶ「であい橋」です。
アクセスが便利になったためか、貸切バス
造りです。展望台へのシャトルバスもここが
看板がかかっていました。日本人観光客だ
けでなく、中国人観光客も多いのでしょう。
白川郷は何度か来たことがありますが、雪の
白川郷は初めてです。今回はバスツアーです
から、乗っていれば連れてきてくれ楽でした。
どうせ来るならやはり「雪の白川郷」は最高で
す。でもこれも天気が良くないといけません。
万が一吹雪などだと観光どころではありません。
その意味では、今回のツアーは最高でした。
感動のそして最高の「雪の白川郷」に、ようよう、
ありがとう、感謝です。