12:40 Michaelと母が昼食から帰ってくる。ラーメン食べてきたみたい。リクエストしていたプリンとゼリーも、両方買ってきてくれた。

この時点ではまだそんなに陣痛も強くなっていないし、二人とも若干手持ち無沙汰な感じ。
「これからが長そうだから、今のうちにマッサージでもしてきたら??」「え、いいの??」「いいよ!たぶん行けるの今のうちだよ。この後になると、ホントどうなるかわからないから…」

マッサージ屋に電話すると、13:00までに来れたら入れます、とのことだったので2人は即札幌駅にトンボ返り!

「行ってらっしゃい!」と余裕で送り出した。

そこから助産師さんが何回か様子を見に来てくれた。痛みの波はあるけど、まだまだこんなもんじゃないらしい。

陣痛が進むようにと、足湯を持ってきてくれて、陣痛が進むツボをマッサージしてくれた。
さきほど「このまま陣痛が来なければ旦那さんと病室を散歩してきたら?」と言われていたので、
「歩いたほうがいいですか?」と聞くと「そんなに腰が痛いなら無理しなくていいよ」とのこと。

13:30 ピーク時の痛みがだんだん強くなってきた感じ。目をつぶって、痛みが過ぎるのをじっと待つ…。間隔が3分くらい空いてくれるのでその間に呼吸を整えたり心構えが出来るのでまだ助かる。が、どんどん痛みが強くなってきたので、とうとう横になることにした。

この時点で13:50頃。
Michaelと母、もうそろそろ帰ってくるかなぁと思いながらぼんやり時計を見る。
助産師さんが痛みに合わせて背中を押してくれてかなり助かった。
「いつでも和痛出来ますからね!」「いま和痛したら、陣痛は長引きますか?」「人によるんだよね…まだ子宮口開いてないからね。なんとも言えないけど…」「もう少し我慢してみます」

14:30 Michaelと母が帰ってきた頃にはもう呼吸を整えることに精一杯で、話す余裕もないくらいになっていた。
母が「お母さん居ないほうがいい??」と気を使って言ったので、「そんなことない!」と、そのまま部屋にいてもらった。
助産師さんとMichaelが交代して、Michaelが背中を押しながら陣痛アプリをつけることになった。最初はツボから外れていたけど、だんだんMichaelも慣れてきて、押されると楽になってきた。
ベッドの少しの振動も辛くて、「ベッド揺らさないで!!」と陣痛の合間に叫んでいた…。

Michaelがトイレに行く間は母も背中・足の裏・ふくらはぎをマッサージしてくれた。
しばらくして、母が「夜にまた来るね!」と一旦家に帰った。

15:00 もう悶え苦しむ痛さ。Michaelに話しかけられても息をすることだけで精一杯のため、ひたすらジェスチャーで答えるか、無視する状態。
Michaelもアプリで間隔をとる余裕がなくなってきて、ただ背中を押すのに精一杯。
助産師さんにも「和痛する?」と数回きかれるが、この時点での子宮口が5センチときいて、まだ我慢する、と答える。
陣痛中はもうダメだ~!と思うけど、合間の時には「もう少し頑張れる!」と思えるくらい痛みが引く。モニターで張りを表す数値をみて、じわじわと数値が上がってくるのが恐怖になる。
それでもあともう1回、あともう1回、と我慢した。自分の中では、和痛は16:00まで我慢かな?と思っていた。助産師さんからは「痛みに強いね、エライ」と褒められた…。

15:50 …が、この頃になると変な汗もかいてきて、腰も痛くて思うようにならない、陣痛のピークは強くなるばかり…と身体がどんどん辛くなってきたので、突如「もう和痛します!!」と宣言。
Michaelは「するの?大丈夫?」と心配そう。
助産師さんは「隣の部屋にいつでも準備出来てるよ!行く?!」と聞いてくる。
「行きます。その前にトイレ行きたい…」と返事。
Michaelにトイレに付き合ってもらう。陣痛の合間にしかまともに動けないので、便座に座る&立つの動作にものすごく時間がかかる。でもあまり出ない。
声にならない激痛。
Michaelからは「大丈夫??」と扉の外から何度も話しかけられる。
ようやくトイレを脱出し、和痛注射のために分娩室へ。

16:15 和痛注射のために分娩台に上がらなければいけないんだけど、腰痛と陣痛でスムーズにのぼれない。なにか一つの動作が出来たと思ったら陣痛がきて、「今、陣痛きてます!!」と叫んで作業ストップ。
硬膜外注射の最中に陣痛が来ても絶対動けないし、それが本当に恐怖だった。
硬膜外注射の痛みは陣痛の痛みに消されて全然覚えていない。ただ背中をツツツーっとなにかが伝っていった感覚のみ。
 
16:40 和痛注射開始。

17:40 和痛注射終了、Michaelが分娩室に迎えに来てくれて少し背中を押してくれた。
トイレに行きたいというと尿管で取ってくれた。
注射の影響で足がしびれているので、陣痛室までの数メートルを車椅子で移動した。

17:50 陣痛室のベッドで一息つく。和痛の効果でら今までの陣痛のピーク時の痛みが半分くらいに緩和されてきた。モニターの張りを示す数値が99になっていても、アイタタタ…くらいで余裕がある。さっきは50くらいで激痛で悶えていたのに…

18:00 母が再び病院に来て、Michaelのお弁当を買って来てくれた。Michaelと母はデイルームでお弁当、私には病院食が運ばれた。
私は痛みが緩和されて来ていて、ベッドの上で起き上がることが出来たのに、なぜか食欲はなくてデザートのパイナップルくらいしか食べることが出来なかった。

18:20 そこからまたじわじわと激痛になり、横にならないと耐えられないほどになってきた。和痛とはいえ、やっぱり痛みを感じるのかなー?と思いながら再びMichaelと激痛に耐える。
母が帰るネ、と言うとMichaelが「握手は?」と言いだしたので、激痛で悶えている私の横に母が来て、手を出してくれた。もう全然余裕がないまま、母と握手してバイバイ。

そこから約1時間、今日イチバンの激痛が始まった。