忙しさの合間をぬって映画やミュージカルも観ているので、まったくブログが追いつかない!
今日は、4月に実施した職場スタッフとの日本旅行(…その記事はいつ書けるのやら)の、行きの機内で観た映画の記録です。
利用したのは、アデレード〜シドニー間がヴァージン・オーストラリア航空、シドニー〜羽田間が全日空。
全日空はカンタスより少し高めなので、以前は利用していませんでした。でも、オーストラリアが国境を閉鎖していた2020年、唯一日本へ飛んでいたのが全日空でした。(当時、母の余命が数日と聞かされ、特別に帰国許可が出たのです。結局、病院では会えませんでしたが…。)
あの無人のシドニー空港の光景は、一生忘れません。
今回は、スタッフ旅行の手配をJTBオーストラリアにお願いしたため、航空券も日本のキャリア・全日空になりました。
さて、観た映画は──
Wicked(ウィキッド 二人の魔女)2024
名作児童文学『オズの魔法使い』に登場する魔女たちの過去を描いた、ブロードウェイ・ミュージカル「ウィキッド」の映画化。善い魔女グリンダと、西の悪い魔女エルファバの知られざる友情と運命の始まりを描く、壮大なファンタジー・ミュージカルです。(映画.com)
感想:
この映画は「機内で観ちゃダメなやつ」だということ、わかってました。
でも劇場で見逃したので、つい…。
やっぱり、大スクリーン&最高の音響で観るべきミュージカル映画を、機内という限られた環境で観たら、きちんと評価できませんよね。
それをわかった上で、あえて言います。
私はあまり感動できませんでした…(すみません)。
アリアナ・グランデはとにかく可愛くて、歌もうまくて、絶対好きになると思っていたのに……。
シンシア・エリヴォの歌唱力も認めつつ、なぜか感情移入できず。
『エブエブ』以降ちょっと苦手になってしまったミシェル・ヨーも、今回もやっぱりうーん…。
私は原作の『オズの魔法使い』も映画も大好きで、子どもの頃の思い出がいっぱいあります。
そして2009年、メルボルンのリージェント・シアターで一人で観たミュージカル『ウィキッド』には大感動したのに…(もう16年前!)。
その頃は、原作本もちゃんと英語で読みましたよ!
それなのに、今回はどうも入り込めず、心が動きませんでした。
悪くはないのに…なぜ?
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機内という環境のせい?
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私の年齢のせい?
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まだ前編だから、これから盛り上がる?
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期待が大きすぎた?
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いや、もしかして本当に…?(すみません💦)
世間で絶賛されている作品をよく書けないのは心苦しいのですが、原作やミュージカルに思い入れがあるからこそ、引っかかってしまう部分もあるのかもしれません。
というわけで、今回はあえて率直に。
でも、歌唱力と豪華な映像美は確かなので、星3つ。
配信されたら、もう一度見直してみようと思います。後編も観るつもりですから!(ここまで来たら)
楽しめた方はおめでとうございます。(皮肉ではありません)
二作目の前に、また原作を読み返しておこうかな。
ちなみに、この旅は午前6時アデレード発、羽田着が夜8時40分という長〜い移動日で、前日まで仕事でした。
夜便ではなかったので眠れず、映画を2本半観ることに。
最初に観たのが、この『ウィキッド』でした。
(2025年4月11日鑑賞)
追記(7月26日):
三ヶ月ぶりに、ネットフリックスで再鑑賞しました。
見終わった直後の感想……素晴らしかった!
最後の歌、「Defying Gravity(自由を求めて)」が本当にパワフルで、胸がいっぱいになりました。
私が思うに、前編・後編の二部作にしたため、それぞれの歌が、とても長くて、ちょっと飽きます。
「Popular (ポピュラー)」なんてとっても可愛いのに、やっぱり長いからちょっと飽きてきちゃうので、全体的に、歌の部分をもう少し短くしたらよかったのに、と思いました。
それでも劇場鑑賞なら、勢いと迫力で楽しめるかもしれませんが、やはり機内の小さいスクリーンで、夜遅く、アナウンスなどでさえぎられながらみる映画ではありませんでした。
今回は2度目だったので、細かいセットデザインや衣装などにも注目できました。すごく凝っていて、まるでテーマパークのようでした。
アリアナちゃんはやっぱり可愛くて、歌がうまくて大好き。心配になるからもう少し体重増やして欲しいな……。
初回ではピンとこなかった主役のシンシア・エリヴォさんはやっぱりすごい!歌唱力が圧巻です。
アリアナとシンシア、二人が恋するジョナサン・ベイリーは、学生の役にしては年をとっているし、線がほそいな〜(37歳)と初回では思ったんだけど、今回は彼のコミカルな演技とダンスに集中できて、気に入りました。
ちょっと昔のヒュー・ジャックマン系かな。
ちなみにシンシア・エリヴォさんは38歳だそうなので、年齢的にはつりあってるともいえますね。
ところで、恋多きアリアナちゃんはボック役のイーサン・スレイターと略奪愛の末に交際を始め、イーサンは奥さんと離婚。その後は順調にお付き合いが続いているようですね。
ミュージカル映画としては、もちろん、私の愛するジュディ・ガーランドの「オズの魔法使い」を超えることはないし、「ハリポタ」と「ウォンカとチョコレート工場」のテイストが混ざったかんじは否めません。
それにやっぱりミシェル・ヨーさんとジェフ・ゴールドブラムさんは、私にはあいませんが、全体として、今回、評価は星三つから星四つにあがりました〜。
後編は絶対、映画館で鑑賞します。
みてよかった!