先月行われた国際交流基金の日本映画祭では、はじめの2週間は映画、次の2週間はドラマシリーズを無料配信してくれました。最後にみた映画作品はこちら。
劇場版おいしい給食 卒業(2022)
市原隼人主演の人気コメディドラマ「おいしい給食」の劇場版第2弾。給食マニアの中学校教師・甘利田と宿敵である生徒・ゴウの長きにわたる給食バトルが、ゴウの卒業によって終局を迎えるまでを描く。1986年、秋。黍名子中学3年生の担任を務める甘利田幸男は、受験シーズン前にもかかわらず給食の献立表ばかりを気にしている。学年主任の宗方早苗はそんな甘利田に呆れつつ、自身もある悩みを抱えていた。ある日、給食メニューの改革が決まり、不穏な空気を感じた甘利田は給食を守るべく立ち上がるが……。甘利田役の市原や宿敵・神野ゴウ役の佐藤大志らテレビ版のメンバーに加え、エンタテインメント集団「BOYS AND MEN」の田村郁久、俳優としても活動するフリーアナウンサーの登坂淳一が新たに参加。(映画.com)
レビュー
学生時代、一度も給食経験がない私。
小学校から中学2年まで母が毎日お弁当をつくってくれて、中三でキャンパスが移転して新校舎になってからは、中高共通のカフェテリアができて、そこでラーメンとかパスタとか定食とか、大学のメニューのようなランチを食べていました。
大人になって、オーストラリアから仕事で訪れた日本の小学校二校で、体験的に給食を食べさせてもらったことがあるけれど、給食愛を描くらしいこの作品で日本人として給食を理解すべきだと思い、勉強のつもりで選択。
実は他にもみたい作品はあったのですけどね。
でも今まで本作のテレビシリーズも漫画も映画もみたことがなくて、いきなりコレだったので、甘利田先生=市原隼人さんのあまりにもデフォルメされた、漫画的で大袈裟な動きに、ものすごくびっくりして、正直引きました(汗)
そもそもこの映画祭は国際交流基金による「日本映画の魅力を世界へ発信する」目的で行われているので、対象者は外国人で、海外在住の日本人はその恩恵を賜っているだけなのかもしれませんが、それだったらなおさら、外国人、びっくりするよ〜。
よっぽどコアな現代日本ツウなら好意的にみてくれるかもしれませんが。
こういうギャグ(?)って幼稚っぽい?
いや、一周回ってアート?
それでもこれも現代日本の文化・社会の勉強、と思い、我慢して最後まで見ているうちに、これは「ジャパニーズアニメ」とか「ジャパニーズマンガ」みたいな独特の日本のカルチャーとしての「ジャパニーズコメディ映画」の表現なのかも、という境地にいたりました。
ゆえに星三つ進呈いたしますが、やっぱり給食はそんなにおいしそうにみえなかった
日本人には伝統的な素晴らしい美意識があるのだから、せめて給食の食器とかアップデートしたら美味しくみえると思うのですが。
給食にノスタルジーがない私だからそう思うのかもしれませんが、いつまでも戦後の食糧難からスタートした形を継承しなくてもいいと思うのですよ。
(もちろん食育としての学校給食の取り組みは世界的にみてもトップレベルだと思います。)
次に視点を変えて、この大げさな動きで人気をはくしている(?)市原隼人さんについてネットで調べたら、なんと彼、すごくイケメンで、なんだかまっすぐで、とてもいい人そう!
コロナ後の映画上映の舞台挨拶で泣いたりしちゃって、めっちゃ好印象ですよ。
これは市原さん主演の看板映画なんですね〜。
そんなこんなの周辺の事情がわかると、この映画にまで好感がもてるようになってきました
ただ初めてみる映画ツウの外国人が、この作品をどう評価するかは、私にはわかりませ〜ん。
これまで機会がなくて、ふれることのなかった形の現代の日本の映像文化。
そのうち私も慣れるかも?
おまけ:石丸伸二さんが「オールナイトフジコ」に出演
7月10日のReHaQ(リハック)のライブ配信で、ちらっと番組出演のオファーが来ました、笑いながら言ってたけど、本当に「オールナイトフジコ」に出演したのでびっくり。
さすが、石丸さん、やるな〜。
オーストラリアに住んでいてそんな番組があることすら知らなかった私だけど、フジテレビの深夜枠のその名前だったら、だいたいどんなかんじの番組か予想できる
運良くフルバージョンをみることができました。
いやぁ、彼らしくてよかった
あの7日の日テレやTBSのインタビューだけみて石丸さんを叩いている人たちにも、いつもの石丸さんの姿をみてもらえるのは嬉しいことです。
上のはすぐ消されるかもしれないから、一応、短いのもつけておきますね。
チャレンジャー、石丸さん。私は引き続き、注目しています。