溜まってる映画レビュー書きに取り掛かろうチョキ

今日は国際交流基金のオンライン映画祭で6月14日に鑑賞したこちら。

 

土を喰らう12ヵ月(2022)

沢田研二が主演を務め、作家・水上勉の料理エッセイ「土を喰う日々 わが精進十二カ月」を原案に描いた人間ドラマ。「ナビィの恋」の中江裕司が監督・脚本を手がけ、原作の豊かな世界観に着想を得てオリジナルの物語を紡ぎ出す。

長野の人里離れた山荘で1人で暮らす作家のツトム。山で採れた実やキノコ、畑で育てた野菜などを料理して、四季の移り変わりを実感しながら執筆する日々を過ごしている。そんな彼のもとには時折、担当編集者である歳の離れた恋人・真知子が東京から訪ねてくる。2人にとって、旬の食材を料理して一緒に食べるのは格別な時間だ。悠々自適な暮らしを送るツトムだったが、13年前に他界した妻の遺骨を墓に納めることができずにいた。

ツトムの恋人・真知子役に松たか子。料理研究家の土井善晴が、劇中に登場する料理の数々を手がけた。(映画.com)

 

レビュー

 

今年のオンライン映画祭でみたかった数少ない本命作品のひとつ。

期待違わず沢田研二さん(ジュリ〜♪)の一挙一動に釘付けでした。

 

原案となった水上勉のエッセーは、信州で暮らす著者が、自ら収穫した野菜や山菜を駆使して料理を作り、それを食す喜びや料理にまつわる思い出をつづったものだそうです。

この映画で私たちも山暮らしの四季を経験し(撮影は一年六ヶ月に及んだそう)、旬のものを丁寧に調理し、味わいます。

薪で炊くお釜のご飯。

亡き母の田舎の家で小さい頃にこんなご飯を食べたことを思い出しました。

 

エッセーにはなかった女性編集者との恋愛も描かれます。

料理を作って食べるだけで物語がなければ映画にならないのかもしれないけれど、残念ながら私には沢田研二さんと松たか子の関係にそんな恋愛感情のようなケミストリーは感じられなかったなぁ。

松さんが、なんだか違ってたような気がする、、。

 

沢田研二さんはこの映画を撮ったころ、73歳くらいでしょうか。

2018年のコンサートツアーを直前キャンセルした時のニュースを覚えているので、ちょっと心配があったのですが、いやぁ、やっぱりジュリーはジュリー。

太ったって年とったって、若い頃のジュリーを投影してしまいます。

 

主人公の義母のお通夜のシーンがとても印象的でした。

主人公の作る精進料理をみな喜んで食べて故人を語る。

家族葬を希望した私の母のお葬式は地味だったけれど、父が亡くなった時はたくさんの方にきていただいて、飲食を共にした。

お金はかかったけれど、あれはよかったな。ああやって死者を送るのは残された人たちのためでもあったのだな、とあらためて思いました。

 

あとは、先日みた「マイ・ブロークン・マリコ」でマリコを虐待する実父役をしていた尾美としのりさんが、こちらでも嫌なやつの役(実母の遺骨をひきとらない)を演じていて、そういう役ばっかりもらうの、嫌だろうな、と思ったり。偶然、続いただけかもしれませんが。

 

この映画で登場したお料理はこの方の記事が詳しかったので、リンクつけさせていただきます。

下矢印

 

食べ物で私に一番響いたのは、塩漬けした梅を天日干しするシーンでした。

亡くなった祖母がそうやっていたのを思い出したから。

私にとってお料理って人の記憶でもあるんだ。

 

映画の完成度に対する星評価は四つかな。

でもジュリーだし、こういう四季折々の“旬”の食材を味わう精進料理と禅的な生き方に惹かれるので個人的に四つ星半。

いつか本当に心のこもった精進料理をいただいてみたいです。

 

 

 

 

おまけ:石丸伸二さんに思うこと

 

7日の都知事選結果発表後のテレビ局とのインタビューの受け答えについて、いろいろ書かれてしまっている石丸さん。

石丸さんをもう半年以上も追っている私や、支持者の方々には彼のリアクションはまったく驚かないことなのですが、今回の都知事選で初めて知った方には誤解も多いよう。

悔しい気持ちでいましたが、昨夜のReHaQ(リハック)のライブ配信をみて、安心しました。

二部に分かれた配信でしたが、一部の西田亮介さんとのお話をリンクします。(約1時間。でも二部は4時間やってました。びっくり

下矢印

 

それから今日はこちらの方の動画をたまたまみつけて、100%同意見!と思ったので、動画を貼っておきます。

 

 

メディアは、石丸さんは10代〜30代の若者に支持されるけれど、女性や年長者には人気がない、というけれど、私は女だし、若者でもない。

でもまるで革命のような、大きな変化の時が近づいているのを、海の向こうから感じて、応援せずにはいられません。

がんばれ、日本、と私が思うのも、石丸さんと同じ、愛国心からかもしれません。 ハートのバルーン 富士山