オンライン日本映画祭2024で「メタモルフォーゼの縁側」をみました。
6月10日鑑賞。4作目です。
鶴谷香央理の漫画「メタモルフォーゼの縁側」を芦田愛菜と宮本信子の共演で実写映画化し、ボーイズラブ漫画を通してつながる女子高生と老婦人の交流を描いた人間ドラマ。
毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。ある日、うららがアルバイトする本屋に雪がやって来る。美しい表紙にひかれてBL漫画を手に取った雪は、初めてのぞく世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了される。BL漫画の話題で意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、立場も年齢も超えて友情を育んでいく。
「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の岡田惠和が脚本を手がけ、「青くて痛くて脆い」の狩山俊輔が監督を務めた。(引用元)
感想
BL漫画に関する映画ということは、世界的なLGBTQ運動に関連ずけてこの作品が映画祭作品として選ばれたのかな、と思ったけれど、私はそれよりも芦田愛菜ちゃんと宮本信子さん出演なのでみたかった。
宮本信子さんは映画「タンポポ」が好きだったから。
芦田愛菜ちゃんのことは、子役時代、テレビで活躍していた時のことをあまりオンタイムでは知らなかったんだけど、あとからYouTubeでみたりして、本当に可愛いし、頭がいい子だなぁって。
今、思い出しましたが、そういえばこの二人、「阪急電車 片道15分の奇跡」で共演していましたね!
愛菜ちゃんは慶應大学に入学して、やっぱりさすがだなぁ。
そんな愛菜ちゃんがこの映画で演じたのはちょっと地味な漫画オタク系の17歳、高校生。
2年前に夫に先立たれ、一人暮らしをしている75歳の女性(宮本信子さん)とBL漫画を通して、仲良くなるって、本当、いい話。
老婦人が病気になって、悲しい最後を迎えたりしないか、そこだけが心配だったけど、良いエンディングで助かりました。
宮本さんもよかったし、愛菜ちゃんの自然な演技はやっぱり天性のものだなぁと思う。
子役さんって、成長すると外見のイメージも変わってうまくいかなくなることもあるけれど、愛菜ちゃんは大丈夫!と安心しました。
BL漫画の世界って、昔の竹宮恵子や萩尾望都のイメージくらいしか私にはないけれど、あの頃はLGBTQとかの考えもなく、ただ耽美的なイメージに憧れをもって読んでいたと思います。
映画もそんなかんじの優しい終わり方で、鑑賞後の満足感はとても高かったです。
みてよかった。星四つ。