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オーストラリア人と最初にみるのは、日本の伝統文化が描かれるこれかな?と思って選んだ作品。

 

「線は、僕を描く」(2022)

 

 

 

水墨画の世界を題材にした砥上裕將の青春小説「線は、僕を描く」を、横浜流星の主演、「ちはやふる」の小泉徳宏監督のメガホンで映画化。

大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で水墨画と運命的な出会いを果たす。白と黒のみで表現された水墨画は霜介の前に色鮮やかに広がり、家族を不慮の事故で失ったことで深い喪失感を抱えていた彼の世界は一変する。巨匠・篠田湖山に声を掛けられて水墨画を学ぶことになった霜介は、初めての世界に戸惑いながらも魅了されていく。

篠田湖山の孫で霜介にライバル心を抱く篠田千瑛を「護られなかった者たちへ」の清原果耶、霜介の親友・古前を「町田くんの世界」の細田佳央太、霜介に触発されて古前と共に水墨画サークルを立ち上げる川岸を「サマーフィルムにのって」の河合優実が演じ、三浦友和、江口洋介、富田靖子らが脇を固める。(映画.com)

 

 

 

 

感想

 

6月5日に鑑賞しました。

一番、気に入ったのは冒頭の、巨大な紙に描く水墨画のパフォーマンス。

いろんな種類の筆や、時には指をつかって、こんな風にいろいろな線や面を表現して絵を描くんだ、って知らなくて、すごく興味をひかれました。

完成した作品をみただけでは、わからないものですね。

 

その絵を描く巨匠・篠田湖山役は三浦友和さん。

いやぁ、友和さんって気づかなかったわ。

だって「Perfect Days」の男前な友和さんとは全然違ったから。(笑)

 

主役の二人は初めてみたのだけど、横浜流星くんは雰囲気があっていてよかった。

家族を水害でなくした過去はかなり重くてびっくりした。

水墨画目当てでみたけれど、この作品は彼の再生の話なのですね。

 

大学の友達役の河合優実さんは「不適切にもほどがある!」、矢島健一くんは「ドラゴン桜」、江口洋介さんは「忍びの家」に出てたので知ってます。

Netflix様のおかげ。

本作では特に江口洋介さんの演技と存在感がよかったです。

 

青春映画ということで、全体の評価は三つ星半ですが、悪くなかったです。

興味深く楽しみました。

水墨画の大パフォーマンス、機会があったらみたいなぁハート

 

 

おまけ 1:

映画『線は、僕を描く』 STAGE|第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER

 

 

 

おまけ 2:

 

昨年10月の日本帰国時に、大学時代の友達とホテル雅叙園で東京有形文化財の百段階段を見学しました。本当に素敵で絶対におすすめ!

 

ここでは時々、企画展もおこなわれるそうで、なんと2022年には「線は、僕を描く」にちなんだ展示が行われていたのですね。日本ってこういう企画力がすばらしいなぁと思います。うらやましい。

 

https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/senwabokuoegaku

 

線は、僕を描く at 百段階段