ネットフリックスにあったアカデミー賞ノミネート作品を鑑賞。

主題歌賞にノミネートされている音楽ジャンルのドキュメンタリー映画です。

 

 「ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー」(2023)

 

あらすじ

2022年の初め、グラミー賞で計11部門のノミネーションを受け、最優秀アルバム賞を受賞したジョン・バティステはその年の最も有名なアーティストになったことを自覚します。その大成功の真っただ中、多楽器演奏家のジョンはこれまでで最も壮大な挑戦に没頭します。その挑戦とは、世界中に分散するさまざまな音楽をひとつにまとめ、シンフォニーの伝統形式を心躍るほどに再構築したオリジナルの交響曲「アメリカン・シンフォオニー」を作曲して、かの有名なカーネギー・ホールで演奏すること。ところが、この類まれな道のりは、彼の人生の伴侶であるベストセラー作家スレイカ・ジャワードの体内で、長い間鳴りを潜めていたガンが再発したことが発覚し、頓挫してしまうことに...。

「ジョン・バティステ: アメリカン・シンフォニー」は心の奥底に響く感動作。アカデミー賞ノミネートやエミー賞受賞歴を持つ監督マシュー・ハイネマン (「カルテル・ランド」「ニューヨーク 第1波」「米陸軍グリーンベレー 2021」) が、人生の岐路に立つ2人の比類なきアーティストの姿を、芸術と愛と、創作プロセスについての深い瞑想と共に映し出します。(Filmarks 映画より引用

 

 

 

感想

 

日本語でジョン・バティステと書かれていますが、発音はジョン・バティース(語尾にt)と聞こえます。

日本人にバティステさんとか言われたら変だろうな。

いつも思うけど、はじめに外国人のカタカナの名を決める人、どうして発音をチェックしないのかな。

 

彼のことは知らなかったのですが、そういえばアメリカのトークショウ番組のバンドリーダーをしているのをみたことがあったような。

でもグラミー賞で最多11部門にノミネートし、「年間最優秀アルバム賞」を含む5部門において受賞をしたというすごい人でした。

 

バンドリーダーだけじゃなくて、作曲家で、シンガーソングライターで、ピアニスト。

YouTubeで彼の楽曲や演奏シーンをたくさんみてみましたが、すごい音楽の才能で、真の天才じゃないかと。

私にとって一番ドキッとしたのはピアノを弾いている時で、彼のルーツのニューオーリンズの黒人音楽とジャズとジュリアード卒業のクラシック音楽との融合がとても自由で新鮮です。

 

このドキュメンタリー映画は、彼がカーネギーホールでのコンサートをひかえて準備をしている時に奥さんの白血病の治療が重なるという苦悩の時間がクローズアップで撮られていて、素晴らしい愛の物語だけど、二人のことを知らなかったから、正直なところそれほどはいりこめなかったです。

 

でも映画をみたことで興味をもって、ネットでいろいろ調べているうちに、音楽の才能はもとより、この人の人柄も皆に愛される理由なのだろうと感じました。

信仰心を持ち、音楽を通して人と人が繋がることを大切にするジョン。

それは彼のつくる歌やその歌声にもあらわれているから、人をひきつけるのでしょうね。

 

アカデミー賞にノミネートされた主題歌は、みたあとどの曲のことだろう、と思うほどで、むしろ彼と奥さんとの闘病と愛の物語になっていたと感じましたが、もちろんそうとしっていてドキュメンタリーを企画したわけではなく、撮影をはじめたら奥さんの白血病が再発した、ということだったようです。

そんな苦しくてつらい時に、カメラクルーに密着で撮影させることができたというのもすごいな。

 

ドキュメンタリー映画としては、彼を知っている人にはもっと意味があったと思うけれど、私は今回で彼を知ることができたのが収穫。

星三つ半です。

 

 

 

二人の自宅を紹介するビデオ。クリエイターとしての二人をあらわす素敵なお宅です。

すべてのお部屋にピアノを置きたかったって、いいなぁ。

 

 

 

残念ながら見逃してしまったのだけど、「ソウルフルワールド」の音楽も彼が提供しています。