1月13日(土)に「ゴジラ-1.0」をみました。

オーストラリアでは12月1日に劇場公開がはじまっていたので、もう終わるかも?とチェックしたら、なんとアデレードで一番大きいスクリーンのある映画館(2002年まではIMAXだった劇場)でまだやっていました。

ここでみられてよかった〜。音響、迫力が全然違う!

 

 

 「ゴジラ-1.0」(2023)

 

 

ストーリー

戦争によってなにもかもを失った日本は、焦土と化していた。戦争から生還するも、両親を失った敷島浩一は、焼け野原の日本を一人強く生きる女性、大石典子に出会う。戦争を生き延びた人々が日本復興を目指すなか、追い打ちをかけるかのように、謎の巨大怪獣ゴジラが出現。圧倒的な力を持つゴジラに、人々は抗うすべを模索する。(引用先)

 

 

 

感想 (ネタバレあり)

 

私は普段、怪獣映画はみません。

日本人だからもちろんゴジラは知っているし、新宿歌舞伎町の建物の上にゴジラの頭が出現した時はわぁ〜ゴジラ、ゴジラ♪と喜んだけど、自分がちゃんと映画館に行って、ゴジラ映画をみた覚えがない。

それでも見たのは良いという評判が聞こえてきたのと、昔の銀座の様子がみられるらしい、というので興味をもって。

 

あ〜、でもびっくりした。

この映画はず〜っと両手で胸をおさえながら、涙目で見てた。

それだけ気持ちがもってかれました。

 

ドラマパートがしっかりしてて、ゴジラの出現も自然に融合されてた。

時代設定にやられた〜。特攻と戦後の苦しい記憶は、経験してない私たち世代にとってもまだ決着のついた昔話ではないから。

戦争映画もつらくなるからあまり見ないんです、、でも本作は命を軽視する政府や旧日本軍への批判もあり、これなら海外の人にもわかってもらえる、と思いました。

 

演技は時に大袈裟に思えるところもあったけれど、そんなのはすぐに忘れることができるほど、胸につまされてみてました、、神木くん、浜辺さん、よかったですね。

安藤さんもこういう時、本当に安心できる存在。

 

浜辺さんはきっと生きてるな、と思ったし、神木くんも脱出するな、とわかってたから、そのへんの驚きはなかったです。

でも考えてみたら、生きてるはずはないような状況だし、あの首の黒いものは、、と思うと続編ができそうな、、?

結局、多少状況が読めても、そんなことは取るにならなく思えるほどの満足感のある映画鑑賞でした。

 

そしてあの往年のゴジラの音楽が最後にかかって、ゴジラの声を聞いたら!

あ〜、いっぺんに古い記憶が蘇った。私、テレビでゴジラをみたことある!

オンタイムじゃないけど、ザ・ピーナッツのモスラの歌、とか昔の着ぐるみっぽいゴジラが戦う姿とか知ってるし!

 

あとからYouTubeで1964年の「モスラ対ゴジラ」の映像をみたら、モスラの造形がちゃっちくて可愛いです(笑)

何作か他のゴジラのさわりをみても特撮とかおもちゃっぽい〜(笑)

あ〜、でもこれが日本のゴジラの原点だなぁ。

あの特撮技術が限られていた時代にすごいものをつくってたんだ、と嬉しくなりました。

 

ハリウッド産のゴジラには興味がもてなかったけれど、ここで日本ががつーんとすごいゴジラ映画を作ってくれて、海外在住日本人として、本当に誇りに思います拍手

 

いや〜、想像以上にすごい映画でした。

星四つ半。

 

日本では白黒版が上映されているそうですね。

こちらにきたらみたいなぁ。

 

おまけ:

モスラ対ゴジラの映像です。

なんか初代のウンパルンパみたいな人たちがいる(笑)