冬休み後半です。
日曜日に所属している団体の年に一度の催しがあり、もう元気になったから大丈夫♪と思って、たくさんの人とおしゃべりして、とても楽しい時を過ごしたのですが、帰宅してから絶不調に!
喉や胸がつまったようになって、咳もでて、とても苦しかった。
昨日は寝込みましたよ〜。
一度、治ったようだったのに、またこんなにひどくなったから、こういう時は漢方の方がいいかも、と、昔よく助けてもらった「半夏厚朴湯」を服用。
でもまだ喉のモヤモヤは続いています。
明日は数ヶ月ぶりの美容院予約があるし、夜は抜けられない食事会。
気をつけよう!
コロナ感染後9週目に入りましたが、やはりまだ要注意で、無理は禁物と知りました。
気をまぎらわすためにネトフリで映画を鑑賞。
るろうに剣心 最終章 The Beginning (2021)
和月伸宏の人気コミックを大友啓史監督と佐藤健主演で映画化したシリーズの最終章となる2部作の第2弾。幕末に倒幕派の暗殺者として名をはせた緋村抜刀斎こと剣心の左頬に刻まれた十字傷の謎、不殺(ころさず)の誓いを立てた理由などが明かされる。
動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派の長州藩のリーダーである桂小五郎の下で暗殺者として暗躍。最強の人斬り・緋村抜刀斎と恐れられていた彼は、ある夜、助けた若い女・雪代巴に人斬りの現場を目撃され、口封じのため側に置くことに。その後、幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠す。やがて剣心は巴と暮らす中で人を斬ることの正義に疑問を抱くようになり、本当の幸せを見出していく。しかし、ある日突然、巴は姿を消してしまう。シネマトゥデイ
レビュー
この映画が前作の「The Final」とあわせてネットフリックスでみられるのは気づいていましたが、全五作のシリーズのうち、一番はじめの作品しかみていなかったから、いつか他のをみてからにしようと保留していました。
でも「るろうに剣心」の監督が、先日みてどうも納得いかなかった大作「レジェンド&バタフライ」の大友啓史監督だと知って、何が違うのか気になって。
ちなみに2012年の「るろうに剣心」(舞台設定は明治11年)のレビューのリンクはこちらです。少年漫画を再現したエンタメ的世界観と佐藤健くんのうれいのある表情がぴったりで、三つ星半の評価でしたが、とても楽しい作品でした。
さて、この「最終章」は二本立てで、先に「The Final」が劇場公開され、その2ヶ月後に前日談としての「The Beginning」が公開されています。
ネット情報によると、時系列よりも公開順に見た方がいい、とあるけれど、私は途中の二作品をみてないから、あえて「The Beginning」を先に鑑賞。翌日に「The Final」を見ました。そしてそれは絶対に正解だった!
なぜって、こちらの方が映画的に優れていたから!(私見です。)
なんといっても巴役の有村架純さんがいい。
彼女の静かで圧倒的な存在感が映画全体を格上げしています。
まるでお鶴か雪女のような美しい有村さん♪
佐藤君は倒幕派の暗殺者「人斬り抜刀斎」で、この時期に起こった悲しい出来事がのちに彼が剣心として不殺の誓いを立てることにつながるので、シリアスな時代劇と同じ重みのあるドラマがあり、本当にひきつけられます。
幕末の実在の人物もたくさん登場するのでますますワクワク。
大好きな高橋一生さんが桂小五郎なのは嬉しかった!
そして沖田総司、土方歳三、近藤勇、斎藤一とか出てくるし!
現代少年漫画を原作にしてるって唯一思い出させるのは、いろんな仕掛けで佐藤君をやっつけようとする幕府の暗殺集団(リーダーは北村一輝さん♪)のアクションバトルシーン。
ちょっとだけありゃりゃ、劇画タッチ〜、って思ったけど、なんとその中に一ノ瀬ワタルさん、発見!
一ノ瀬さんってもちろんネットフリックスの相撲ドラマ「サンクチュアリ」の猿桜さんよ〜 こんなに顔をおおっていたらわからないよね。
というわけで、なんとも見応えのある「るろうに剣心」の幕開けとなる物語が、シリーズ最後の作品となりました。
これが一作目に繋がっていくのね。
格上の美しい映像と素晴らしい演技と脚本。
殺陣もすごかった。
大友啓史監督はこういう作品を作るのね。
四つ星半。みてよかったです。
るろうに剣心 最終章 The Final (2021)
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化した大ヒットシリーズ「るろうに剣心」の完結編2部作の第1弾。原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに、剣心の十字傷の謎を知る上海マフィアの頭目・縁との戦いを描く。日本転覆を企てた志々雄真実との死闘を終えた剣心たちは、神谷道場で平穏な日々を送っていた。そんなある日、何者かが東京中心部を相次いで攻撃。やがて剣心は、ある理由から剣心に強烈な恨みを持つ上海の武器商人・縁との戦いに身を投じていく。映画.com
レビュー
The Beginning の時代設定は幕末の1864年でしたが、本作は15年後の1879年(明治12年)だそうです。
15年でこんなに時代が変わったんだとあらためてびっくり。
前作で着物着て帯刀して人斬りしていた人たちが、洋服を着て列車に乗っています。
ペリーが来て、開国して、幕府がなくなって、お侍さんもいなくなった。
幕末の動乱の世の中を生きた人たちは本当に大変だったろうなぁ。
そしてその「昔」が実はそんなに昔じゃないってことにも気づいて、感慨深いです。
ストーリーは最初から最後まで劇画的アクションバトルの連続で、とにかく最後の落とし前をつけるかんじ。
姉を殺されて剣心をうらんで生きてきた縁(新田真剣佑くん)との戦いがお話の中心。
佐藤健君のメイキングオブ映像をみると、スタントなしで演じていて本当にすごい!
佐藤君は仮面ライダーの俳優さんだったと、今回調べてはじめて知りましたが、すっきりとした端正な顔立ちで、憂いもあって素敵ですね。
剣心のルックスにぴったり。
映画のプロモーションなどで話している内容を聞くと、しっかりと仕事にむきあって自分の考えを表現しているので、オールラウンドに才能があり、魅力のある俳優さんだと思います。
本作だけの評価は三つ星半だけど、ドラマの重視のBeginningとアクション重視のFinalというふうに、二つで一つの作品といえるのでしょう。
みてよかったです。