今日は長引くコロナ感染の近況と、ジャニーズのドキュメンタリーと、チャールズ・ダーウィンの伝記映画レビューです。
脈絡なくすみませんが、お付き合いください。
コロナ罹患後48日目
今日は7月8日(土)。コロナ発症してから48日目になりました。
(症状がでた日を1日目と数えて。RAT陽性反応が出た日からは45日目)。
先週火曜から休んだことで声が少しでてきたので、今週は月火水とがんばって働いたけど、木曜はまた欠勤。
ここ7週間、こんなことの繰り返し。
コロナって人によって治る期間も症状も違うから予測できなくて困りますね。
今、やっと2週間の冬休みにはいったので、早く完治させたいです!
職業柄、欠勤してもずっと家で仕事をしていたけれど、すべきことはすべて完了させたので、やっと体を休めることができます。
今の症状は喉のつまり感と、声枯れで喉が不安定なこと、そして咳と疲労感。でも絶不調期のあの動けなくなるほどの異常な疲労倦怠感はありません。
全快は近い!?
おとといは咳が止まらなくなって涙目になるほどつらかったけれど、去年日本で買ってきたブロンを飲んだら一発でおさまりました!
これは昔から私の救世主。
子供の頃、声楽を習っていたのですが、発表会で声枯れした時に飲んでクリア。
大学のクラブでも音楽をやっていて、合宿の特訓で声が出なくなった時もブロン(この時は短期間で一瓶飲んじゃったのでちょっとヤバい)。
あまりにもよく効くので、本当に必要な時しか飲まないようにしています。
でも今こそ本当に必要な時でした!
5月にコロナに感染する前は、この休みに友人に会いにキャンベラに行くつもりでしたが、断念。冬のキャンベラは超寒いし、元はと言えば職場の人がキャンベラから持ち帰ったコロナに感染したんだし〜。
長期休みには旅に出かけたくなる私ですが、今回ばかりは仕事のストレスを忘れ、家でゆっくりできるのが嬉しいです。
調べてみたら、今、オーストラリアはコロナ第七波中だそう。
ニュースにならないから、知らないよね。
普通の暮らしになって長いし、誰か感染しても皆、風邪引いた程度にしかとらえないし。どうぞ皆さま、お気をつけくださいね。
次は最近みたドキュメンタリーと映画のレビューです。
「J-POPの捕食者〜秘められたスキャンダル」(2023)
YouTubeにありました。
BBCドキュメンタリー「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」【日本語字幕つき】
レビュー
ずっと日本にいなかったし、歌謡曲にあまり興味がなかったから、ジャニーズのこともよく知らなかったんですが、ネットフリックスで長瀬智也くんのドラマをみて、はじめてジャニーズに開眼した私。
でも長瀬くんはすでにジャニーズを辞めていて、世間ではジャニー喜多川さんの性的搾取の問題で大騒ぎになっていた。
それからネットの記事を読んだり、YouTubeで日本外国特派員協会で記者会見の様子や関連するいろいろな動画もみました。
ハリウッドが#MeToo運動ですっかり変わってしまい、エプスティーンやハービー・ワインスタインはなんて酷いやつだ、と思っていましたが、これまではどこか対岸の火事だったことは否めません。
ところが我が母国、愛する日本でも業界ぐるみでこれほどのことがまかりとおっていたなんて、本当にびっくりしています。
その告発の発端となった、BBCワールドニュースの47分間のショートドキュメンタリーをやはり見るべきだろうと思い、遅ればせながら鑑賞。
やっぱり衝撃でした。
芸能界って女の子が役をもらうために枕営業をするとかしないとか、そういう噂は聞いていたけれど、今回の悪質さや規模、そして影響ははかりしれないと気づき、ショックです。
日本には少年愛が美学や文化としてとらえられるような面もありますが、大人による未成年者への性的搾取は犯罪であるとあらためて思い、東京で生まれ育って東京愛の強い私が、はじめて東京の街並みのシーンをみて、恥ずかしい気持ちになりました。
しっかりとりくんでほしいです。ひどすぎる。
「クリエイション ダーウィンの幻想」(2008)
「種の起源」で進化論を唱えた19世紀イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンを題材にした伝記ドラマ。ダーウィンの子孫にあたるランドル・ケインズが著した伝記「ダーウィンと家族の絆」を原作に、科学とキリスト教信仰との間で葛藤するダーウィンとその家族の姿を描き出す。ダーウィンとその妻を演じるのは実生活でも夫婦として知られるポール・ベタニーとジェニファー・コネリー。「ザ・コア」のジョン・アミエルが監督を務める。引用:映画.com
レビュー
10年前にタスマニア旅行をしました。
メルボルンから船でタスマニアに渡って、車で回った2週間の旅。
オーストラリア本土とタスマニアはまったく別の国かと思うくらい違って、本当に本当に素晴らしかった。絶対、日本人好み!
そしてその時、あの「種の起源」を書いたチャールズ・ダーウィンが1936年にタスマニアに寄港して、ウェリントン山に登ったことを知ったのでした。
この時の航海でダーウィンは進化論の発想を得たんだよね。
その時のブログ記事
その時、みたいと思ったBBCの映画を、10年ぶりに偶然オンラインでみつけたので、鑑賞しました。
(ジャニーズのドキュメンタリーとはまったく違いますが、BBCつながりではあります。笑)
映画としては、まるでBBCのテレビ映画的?と感じたり、デビッド・アッテンボローのネイチャー番組?みたいな映像もあって、劇場映画にしては星みっつくらいかなと思いましたが、若き日のチャールズ・ダーウィンが種の起源を書くにいたる葛藤や、娘や奥さんとの関係など描かれ、そういうことだったのか、と勉強になりました。
ダーウィンは進化論の創始者として人類の歴史にとって重要な人物だということしか知らなかったから。
それにポール・ベタニーさんの演技がやっぱり上手い!
この頃はあのラッセル・クロウ主演の名作「ビューティフル・マインド」(2001)で共演したベタニーさんとジェニファー・コネリーはすでに結婚していて、本作では夫婦役で力強い演技を見せてくれました。
それからカンバーバッチさんがでているのも、やっぱりイギリス映画だなぁと嬉しくなりました。
本作は「アメリカでは複数の配給会社が国内に進化論に対する宗教的な反発感があることを理由に配給を拒否したため、公開が延期された」そうで、2009年でもまだそうなのか、と考えさせれれました。
伝記映画は勉強になります。みることができてよかったです。