金曜の夜、やっと濱口竜介監督監督の『ドライブマイ・カー』を鑑賞。

よかった〜!

とても寒い日で、上映時間が3時間あると知らず、帰宅が夜中になったけど、本当に映画館で見てよかった!

今までみたことがないような作品で、なるほどこういうことだったのか、と久々興奮しました。でもその話はまたの機会に。

 

今日はその前にみた「浅草キッド」や、その他のネットフリックス鑑賞作品を記録しておきます。

浅草キッド

 

 

ビートたけしが自身の師匠である芸人・深見千三郎と過ごした青春をつづった自伝「浅草キッド」を映画化。劇団ひとりが監督・脚本を手がけ、多くの人気芸人を育てながらも自身はテレビにほとんど出演しなかったことから「幻の浅草芸人」と呼ばれた師匠・深見や仲間たちとの日々と、芸人・ビートたけしが誕生するまでを描き出す。昭和40年代の浅草。大学を中退し、「お笑いの殿堂」と呼ばれるフランス座のエレベーターボーイをしていたタケシは、深見のコントにほれ込んで弟子入りを志願。ぶっきらぼうだが独自の世界を持つ深見から、“芸ごと”の真髄を叩き込まれていく。歌手を目指す踊り子・千春や深見の妻・麻里に見守られながら成長していくタケシだったが、テレビの普及とともにフランス座の客足は減り、経営は悪化していく。やがてタケシはフランス座の元先輩キヨシに誘われ、漫才コンビ「ツービート」を結成。深見の猛反対を押し切ってフランス座を飛び出し、人気を獲得していく。深見を大泉洋、タケシを柳楽優弥が演じる。映画.comより引用

 

 

 

レビュー

 

漫才ブームはオンタイムで知っているので、たけしさんの若い頃の話に興味をもって、鑑賞。自伝小説やテレビドラマがあったことなど知りませんでしたが、とても面白かったです。たけしを演じた柳楽優弥くんも、師匠を演じた大泉洋さんもとてもよかった。大泉さんは作品によって好き嫌いがありますが、これははまり役。今までで一番好きかも。柳楽くんを見るは初めてでしたが、若い頃のたけしさんって本当にこんなだったかも、と思わせる素晴らしい演技。特殊メイクで現在のたけしさん役もしていたとあとでわかって、びっくりです。なんとも切なくショックな出来事がありますが、これも含めてあの時代だったのですね。私にとって浅草とは浅草寺と雷門と仲見世でしたが、もっとディープな浅草を知りたくなりました。門脇麦さん、鈴木保奈美さんもよかったし、脚本も監督も素晴らしい。たけしさんにも浅草芸人にもリスペクトの気持ちがいっぱいになりました。ラストの当時が蘇る場面はとても理解できました。私もそんなフラッシュバックを感じる年齢になったから。

四つ星半。おすすめです。

 

関連してYouTubeでみたこの番組も興味深かったです。(45分)

下矢印

ビートたけしと石橋貴明「浅草キッド」

 

 

黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花

 

その他、これまで隙間時間にみてきて、面白かったネットフリックス番組を順不同でご紹介。(オーストラリアのネットフリックスなので、日本で今、みられなかったらすみません。)

 

 

日本の作品

 深夜食堂

新宿・花園界隈の路地裏にある小さな飯屋、深夜0時から朝の7時ごろまでしか営業しないことから、のれんには単に「めしや」と書かれているにもかかわらず常連客から「深夜食堂」と呼ばれている。メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎(酒類には量に制限あり)しかないが、マスターが作れるものならば、言えば何でも作ってくれる。この店を舞台に、マスターと客たちとの交流を描く。Wikipediaより引用

 

 

 

ひとことコメント

 

懐かしい新宿の街の映像にひかれて。日本にいた頃、新宿花園界隈を深夜歩くことなんてとってもできなかったけれど、この人情溢れるストーリーにはほのぼの、しみじみ、しっとりした気持ちになります。シリーズがたくさんあるので、まだ全部見終わっていないけれど、早くみてしまうのが惜しい気分。毎回登場する食べ物も魅力です。

 

 

 夫のちんぽがはいらない

 

作者の実体験に基づいた自伝作品のドラマ化。女子大生と男子学生が恋に落ち、後に結婚に至る。しかし、付き合い始めてからセックスする際に夫のちんぽが女性器に挿入できず、子供ができないことに悩みつつも共に生きてゆく。Wikipediaより引用

 

 

 

ひとことコメント

 

タイトルを書くのも、ウィキペディアの文章をコピペするのも恥ずかしいびっくり

でもAmeba漫画で無料で数話、読んだら、実はとてもちゃんとした、真面目とも言える作品で、主人公が小学校の担任となって学級崩壊で苦しむところで、続きは有料、となったので気になっていたら、ネットフリックスでドラマ化していたので、鑑賞。

漫画はセンセーショナルなタイトルとは裏腹に、とても好感のもてる主人公の日常を綴っていたのだけど、まさかそのあとにあんな展開になるとはびっくりで。

それを演じた石橋奈津美という女優さんもすごいな。でも透明感があるというか、役の雰囲気にぴったりでした。良い作品と思いました。四つ星。

 

 テルマエロマエ ノヴァエ

 

ヤマザキマリ原作の人気漫画『テルマエ・ロマエ』をNetflixが新作アニメ『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』として製作、2022年3月28日に全世界独占配信を開始した。10年ぶりにアニメ化された今回のNetflix版は、原作にはないオリジナルエピソードを追加。各話エンディング前にはヤマザキ本人が登場して温泉の魅力を語るコーナーも設けた。日経Xトレンドより引用

 

 

 

ひとことコメント

 

テルマエロマエは大好きだったので、喜んで鑑賞。

今回のアニメシリーズはジブリ作品や「鬼滅の刃」など洗練されたアニメに慣れた目にはすごく平面的で古く見えたけれど、きっとそれはわざと原作漫画のタッチを生かしているんだろうなと解釈。ルシウスを江戸時代にタイムスリップさせるなど、新しいエピソードもあったし、楽しく鑑賞しました。

ルシウスの声は津田健次郎さんという方で、ルシウス=阿部寛のイメージが今も忘れられない私には声が重くて、正直、違和感がありました。

一番興味があったのはアニメのあとに原作者のヤマザキマリさんが群馬県の温泉地をめぐる「テルマエ・ロマエ巡湯記」という実写エピソード。ヤマザキさんってすごく男前な人ですね。草津温泉で湯の花を買ってくればよかったな〜。日本で温泉に行きたくなります。 

三つ星半。

 

 

おまけ:

ヤマザキマリさんが「浅草キッド」を描く映像がありました。

こちらもとても男前です。8:55分あるけど、見る価値あり。

下矢印

 

漫画『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリが1枚の画で描く映画『浅草キッド』 | Netflix Japan

 

長くなりましたので、続きは次回に。