クリスマスツリーMerry Christmas! クリスマスツリー

今日は南オーストラリアのコロナ事情と映画レビューをおとどけします。

 

コロナ状況

 

私の住む南オーストラリア州ではこれまで長い間、感染者がゼロだったのに11月23日に州境の規制を撤廃して以来、たったひと月で感染がひろがり、昨日の1日の感染者数は688人です(12月24日)。そしてその80%がオミクロン株だそうです。

 

追記:

*12月28日時点の1日の感染者数は995人になり、20ヶ月以上ぶりに死者がでました。ビジネス環境での屋内や家庭訪問者の数の規制が厳しくなりました。州に入ってくる旅行者へのPCR検査の義務は撤廃になり、濃厚接触場所の公開も最も危険な場所のみになり、追跡アプリからの連絡も皆がうけとるわけではなく、個人が検査キットを使って確認し、陽性であったり、症状が出た場合にPCR検査を受ける等、変わりました。検査キットはこれまで禁止されていたのですが、今後は無料で個人が使うことができるよう考慮しているとのことです。

 

*12月29日時点の1日の感染者数は1471人になりました。南オーストラリア州で千人を超えるのはこれがはじめてです。他州に旅行する人のPCRテストは廃止。症状がある人と濃厚接触者のみがテストをうけることに変更されました。

 

*1月1日の1日の感染者数は2108人です。規制は毎日のように変わるので記載はひかえます。海外からの入州者の隔離は廃止になりました。これは私にとっては嬉しいニュースです。

 

*1月4日。本日の感染者数は3246人。信じられない、、。現在の南オーストラリアの陽性者は16558人です。この95%が11月末に州境をあけてからとのこと。ためいき、、。

 

濃厚接触者数も隔離人数も毎日増え続け、隔離中に強制的に三回(今日から二回に変更)受けさせられるコロナテストも1日二万人以上がうけるので、時間予約なのに車中で8時間も待たされるという事態!(キャパシティを大幅にオーバー!)

ロックダウンをしなくても、隔離のために人手がなくなり、飛行機もいきなりキャンセル、救急車を呼んでも数時間待ちになりました。

 

クリスマスは日本のようなイベントではなく、お盆やお正月のように家族が集まる大切なホリデーなので、2年も国境を閉じ国民の移動を禁止していたオーストラリアだからこそ、国全体でのワクチン接種者が90%をこえ、ゼロコロナからコロナと生きる方針に転換したのに、同時期にオミクロン株が発生して、クリスマスホリデー期間の今、むしろこれまでより危険な状態になっています。

 

そんななかで、ワクチンのブースター接種の間隔が6ヶ月から5ヶ月に、さらに1月4日から4ヶ月、1月末からは3ヶ月に短縮されることになりました。

 

州境・国境が開いたら感染がはじまるのは予期されていたけれど、その予想はデルタ株をもとにしたものだったので、今後もいつどのように対策が変更されるかわからない状態です。

 

やっと映画館にもみたいと思える映画が戻ってきたのに、接触歴追跡アプリでいつ隔離対象者になるかわからないようでは、うかつに出歩けません。もちろん実際にコロナに感染する危険もはじめてここアデレードにもおとずれたし。

 

ここまでひどくなる前に007を見に行ってよかった、、。

そしてもうひとつまだ1日の感染者がまだ112人だった時にみてきた映画が「DUNE/デューン 砂の惑星」です。

 

映画レビュー

 

 

人類が地球以外の惑星に移り住み宇宙帝国を築いた未来。皇帝の命により、抗老化作用のある秘薬「メランジ」が生産される砂の惑星デューンを統治することになったレト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、妻ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、息子ポール(ティモシー・シャラメ)と共にデューンに乗り込む。しかし、メランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝がたくらむ陰謀により、アトレイデス公爵は殺害されてしまう。逃げ延びたポールは原住民フレメンの中に身を隠し、やがて帝国に対して革命を決意する。

シネマトゥデイ

 

 

12月20日(月)に鑑賞。

5日もレビューを書くのに時間がかかってしまったのは、なんと書こうかちょっと迷ってしまったから。

 

「007/ノー・タイム・トゥー・ダイ」は結末にネガティブな感想を聞いていたため期待値低くして気軽に鑑賞したらとても良かった。

「DUNE/デューン 砂の惑星」は最高の評価を聞いていたので、最高に期待したために、そこまでではなかった。ということかもしれません。

映画鑑賞ってその時の自分の気持ちにも大きく作用されるのかなぁ。

ヴィジュアルは聞いていたとおり、シネマトグラフィーや構図など本当に素晴らしくて、堪能しました。砂丘って美しいんだなぁ。

 

それからこの作品へのリスペクト、ですよね。

1965年の原作は全然知らなくて、このSF小説がなければ「スターウォーズ」も「風の谷のナウシカ」もなかったと聞いて、なるほどな~と思いました。

「スターウォーズ」シリーズは大好きだし、ナウシカといえばオーム等を連想するし。

 

昔、「ロード・オブ・ザ・リング」のどこが面白いかわからないと言った映画好きの友人がいたけれど、私にとっては大切なトールキンの小説「指輪物語」が映画化されたというだけでもう感動だったから、あぁ、思い入れがない人は違うんだなぁと思ったことを思い出しました。

 

キャストは有名どころばかり。

私が一番好きだったのはレベッカ・ファーガソン。

「ミッション・インポッシブル」ではそれほどの魅力を感じなかったけれど、この役の彼女は良いです。雰囲気がとても好き。

 

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」からずっと好きなオスカー・アイザックは相変わらず素敵で、はまっていたけれど、「スターウォーズ」での彼とイメージが重なりすぎる、、オマージュとしての配役と思えば良いのでしょうが。

 

ステラン・スカルスガルド。いやぁ、彼は悪者が似合う顔なんでしょうね~。

とても好きなんですけど。でも太った体に長~い衣装で飛んだ姿はちょっと面白かった。

これはあとからギャグにされそう(笑)でも笑うところではないですね。

 

シャラメくんはもちろん主役で、彼にあってる役で、とても美しいんだと思う。

でも何故か私はこれまでにもシャラメくん、素敵~って思ったことないのです。

個人の好みですね、きっと。いつか私もシャラメ派になる日が来ますように。

 

で、誰が好みかっていうとモモアさん!

彼、いいわぁ。「ゲーム・オブ・スローンズ」から「アクアマン」まで、売れっ子ですが、何度みても良い♪ ティモシーではなくモモアさん好きの私は肉体派なのでしょうか(笑)

でも悲劇ね~、もうオスカー・アイザックもモモアさんも見られないよ~。

 

あと、スクリーンタイムは全部で5分ほどだったそうだけど、それでも全編にわたって印象の強かったゼンデイヤさんは、最近出過ぎ。

こういう原住民っぽい役は彼女しかできる人がいないのかしら、とつい思ってしまいましたが、まだ彼女の真の実力がわかる映画をみてないんだろうなぁ。

 

そしてシャーロット・ランプリングさんは、見終わってからあぁあの人が、と気づきましたが、怖い怖い~。

 

というかんじで楽しんで鑑賞したのですが、残念ながら最高傑作とまでは思えず。

ペースや演出の問題かな。

あとストーリーを知らず、はじめのうち何がおこっているのかわからなかったので、二度見するのもいいのかも。

でもパート1みたので、パート2も絶対みますよ。でないと落ち着かない(笑)

 

ハンス・ジマーさんの音楽はすごかったですね。

いつものハンスさんらしくない音響効果はいつまでも印象に残りました。

星評価は三つ星半ではヴィルヌーヴ監督にあまりにも申し訳ないので、四つ星。

 

 

 

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ヴィジュアルとリスペクトとキャスト