9月に入りましたね。
こちらは日本でいえば3月で、アーモンドの花や桃の花、アヤメが咲き、藤の花もつぼみが膨らみはじめました。
季節の変わり目なので気温はいろいろまざっていますが、昨日のアデレードは最高気温が31度まであがりびっくりでした。
今日はまた気温が下がり、ここ数日最高で14度〜16度くらいの日々が続くので、今のうちにお気に入りのセーターを着ておこう、と思います。
さて、今日は5ヶ月前にメルボルンで「ハリー・ポッターと呪いの子」の舞台をみた話
映画レビューと日本旅行記を書くのが精一杯で、あまりオーストラリア生活を書く機会がありませんが、映画ハリーポッターを久しぶりに全作通し鑑賞して気分が盛り上がっているうちに記録します
前回のブログ記事に書いたように、ハリーポッターシリーズの事実上の八作目、『ハリー・ポッターと呪いの子』の舞台劇が、ロンドンのウエストエンド、ニューヨークのブロードウエイについで、2019年1月からメルボルンで世界3番目にはじまりました。
2020年1月にメルボルンに行った時は時間がなかったので、4月の休みにまた行って見よう、と思っていたら、突然Covid で3月に国境が閉ざされて永住者は国からでられなくなり、メルボルンも一度目のロックダウンに入り、海外旅行はもちろん、州をこえる旅行もできなくなりました。(メルボルンはそれからこれまで6〜7回ロックダウンをしていて、本当に可哀想です。)
11月に母が亡くなり、やっとのことで日本往復を終え、シドニー2週間の隔離後、2021年2月にアデレードの自宅に帰ることができました。
その2ヶ月後の4月にメルボルンに行った折、一年ぶりに念願の舞台をみにいくことができました。
その頃は映画をみてからだいぶん時間がたっていたので、ハリポタ熱もおさまっていたし、まだ一連の出来事のショックから立ち直れていなかったけれど、Covidのためにできなかったこと、やりのこしたことを、遂行したい気分だったんだよね。
豪華なプログラム
ハリーポッターの舞台にふさわしい、メルボルンのプリンセスシアター。1866年建設の、オーストラリアで現存する最古の娯楽施設。とても美しいです。
開演前の写真。スーツケースが置いてあります。
舞台は二部構成です。私は午前と午後の部を1日で一気見。ふたつを合わせた上演時間は5時間15分です。長すぎて疲れるかなぁと思ったけれど、とても面白かったのでその価値あり!二日にわけてみる選択もできます。
ニューヨーク、ブロードウエイやロンドン、ウエストエンドではCovidの影響もあり、今年末から一部にまとめた凝縮版で公演を再開するとのこと(情報こちら)。
完全な形でみられてよかったです。
(ちなみに今メルボルンではロックダウンの影響でまたも休演中のよう。出演者も劇場関係の方達も本当に大変ですね。)
カーペットがまるまるホグワーツ仕様に変わっていました!すごい。
ライトはドラゴン?
劇場がまるまるホグワーツです♪ すごいな〜。
階段は、ホグワーツのように舞台を移動します。
アプリを使ったオンライン・チェックインとマスクの着用が必須でした。
でも本当にこの時みることができてよかった。
小さな土産物スペースに入るのには人数制限のために並ばなければならなかったけれど、何も買わなかった。今思うと記念なんだから、ヘドウィグのキーホルダー、買えばよかったな。
ネタバレになってもストーリーを知りたい方はウィキペディアに書いてあります。
私の感想は:
とにかく舞台がすごかった!はじめて最先端の舞台イリュージョンをみたというかんじ。映画の魔法を実際にみるとこんななんだなぁと目が釘付けでした。
トニー賞では、演劇作品賞、演劇演出賞、演劇装置デザイン賞、演劇衣装デザイン賞、演劇照明デザイン賞、演劇音響デザイン賞の6部門で受賞したというの、納得です。もうそれだけで、モトとったかんじ(笑)
ストーリーをちょっとだけネタバレすると。。。映画の終わり(ヴォルデモートが倒れて17年後)の続きで、ハリーたちの子供たちがホグワーツに入学するところからはじまりますが、逆転時計を使って過去への時空旅行をするたびに現在がかわってしまう、、というお話。そのプロットがちょっとよくある話かな、と思ったのですが、考えてみるとそれで過去の出来事を現在につなげてみせることができるので、ローリングさんがこのような設定にしたのは納得できます。ファンサービスともいえるよね。今、思うと、過去のストーリーを覚えていれば覚えているほどおもしろさは増すので、舞台鑑賞の前に、全作おさらいをしておけばよかったです。再鑑賞したばかりの今は、あ〜あれはあの時のあれ!とはっきりわかるので、急にワクワク(笑)いつかもう一度みたいと思うほどです
話題になっていたので知っていましたが、ハーマイオニーと娘のローズが黒人。
キャストに黒人を加えないと批判される昨今なので、納得して見たつもりでしたが、やはり違和感はずっとあったなぁ。特に他のキャストは映画の人物と服装や髪型など似させていたので、二人だけ浮いているようにかんじました。それでも役者さんとして魅力的だったら良いのだけど、特にそうもみえなかったなぁ。すみません。
私が好きなキャラクターはドラコの息子のスコーピオス・マルフォイと、エイモス・ディゴリー(亡くなったセドリックの父)の姪というデルフィー。そしてディメンターが飛ぶ場面は圧巻です!
トレイラー
ABCテレビによるライブパフォーマンスの抜粋 0:45から。
ハリー・ポッターの次男、アルバス・セブルス・ポッターが、なんとスリザリンに組分けされ、マルフォイの息子のスコーピオスと仲良しになる場面。
楽しい1日を思い出しました。