歴史ものが好きなので、ネットフリックスのドラマシリーズ「マルコポーロ」を少しづつみていました。
イケメンのマルコ。イメージちがったけれど、もともとマルコ・ポーロって「東方見聞録」の人だ、くらいしか知らなかったから、問題なし。イタリア人のロレンツォ・リチェルミという俳優さん。
シーズン1は2014年12月から10回にわたって放映されたそうです。
あらすじ:マルコは絹の道を旅して皇帝フビライ・ハーンの治めるモンゴルに到着。その後帝国にとどまり、政治・兵法など東方文化を自ら学び体験していく。
製作費用が1話あたり900万ドル(約10億円)というからすごいですね!!
たくさんの海外ロケやセット、衣装などにお金がかかっていそう。
マルコをはじめみんなカンフーの達人で、毎回たくさんの全裸美女シーンがあり、ここ別に裸でなくてもよくない?と思うこともあったけど、「ゲーム・オブ・スローンズ」路線をねらっているんだろうなぁと思いながらみていました。
でも「ゲーム」みたいに主要キャラクターがどんどん死んでいくようなことがなかったのはよかった。
創作80%実話20%というけど、一応実在の人物だから殺しちゃうわけにもいきませんよね。
キャストがほとんどアジア系というのも珍しいと思いました。
もちろん舞台がモンゴルや中国だからそれが正しいのですが、マルコ以外はほぼアジア系ばかりのアメリカ製作ドラマにこれだけの予算がかけられたのがすごいです。
シーズン2は2016年7月から10話放映。
あらすじ
フビライ勢力が増すにつれ、その王座を狙う脅威も増大するモンゴルで、マルコ・ポーロは、裏切りと策略にまみれた熾烈な権力争いの渦に巻き込まれていく。
先に言っちゃうと、シーズン1での映画評論家の評価が低く、巨額の損失をだして、シーズン2で打ち切りになったのですが、実はこのシーズン2はとても面白かったので、かなり残念です。2は1よりは客サービスの露出は控えめで、しっかりとした脚本の良いドラマでした。もちろん1があってこその2なんですけどね。
イケメンマルコが主役だけど、本当の物語の主役はクビライ・ハーンです。
クビライは後の元王朝の初代皇帝で、チンギス・ハーンの孫。日本にも攻めてきたあのクビライ。史実20%とはいえ、当時のモンゴルの衣食住や彼らの世界がみられるのは本当に興味深かったです。(特にさまざまな衣装が素晴らしい!)
私の勝手な想像ですが、損失というけれど、もともとの製作費が多すぎたこと、白人一人にあとはアジア系キャストばかりで、白人系アメリカ人にそれほどうけなかったのかもしれないこと、そしてあのセクハラスキャンダル失墜したワインスタインカンパニー製作だったことも、シーズン3が作れなくなった原因ではないのかなぁ。
話の途中で打ち切りになって、マルコ・ロスになったので、シーズン2の前に放映された30分の特別編もみました。これはマルコのカンフーの師、百の眼とよばれる盲目の僧がどうして眼を失い、フビライに使えるようになったかという前日談。これもとてもよかったです。
それぞれのキャラがたっているのも丸。
クビライの皇后役のジョアン・チェンさん。ラストエンペラーがなつかしい。
クビライの息子、チンキム王子役のレミー・ヒーはマレーシア系オーストラリア人。初めは、この人、イケメン一歩手前なんだよね〜と思っていたけれど、最後には一番応援してた。ファンになったなぁ。
アフマド役のマヘシュ・ジャドウ。彼はインド系のオーストラリア人でした。
オージーが二人も!と思うと親近感
クビライの養子なのに、最悪の裏切り者の役。悪すぎて逆に気になるキャラでした。
ロータス役で、おなじみミシェル・ヨーさんも出演。
きれいどころ、その1。この方は全裸のワイヤー・カンフー・アクション・シーンが体張っててすごかったです。重要キャラ、メイリン役のオリビアさん。中国系カナダ人。
きれいどころ、その2。マルコと愛し合う悲劇のヒロイン。クカチン王女。ジュジュさんという中国人女優。
きれいどころ、その3。個人的に一番好きな顔と思ったクーツルン役の韓国女優キム・スヒョンさん。モデルさんだけあって素敵なスタイル。177cmの身長が映えます。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』や『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』にも出てたって。
気になる方はまだいますが、この辺で。
(写真はネットからお借りしました。)
本当にドラマシリーズを途中で打ち切るなんて、そんな酷なことしなでほしい、、でもみてよかったです。
この頃の歴史にも興味を持ちました。
マルコ・ポーロって東方のいろいろな国を旅してあるいた人なのかと思ったら、24年の旅のうち17年もフビライのところにいたのですね。
知らなかった〜。
おまけ:
いろいろ検索してたら、こんなのがでてきました。
このメロディ、「クイズ!脳ベルSHOW」の曲かと思ってました(笑)