このところ殺人的だった仕事がとうとう佳境。

月曜朝8時の締め切りに間に合わすには今晩と明日が山です!

 

でもたまに休憩しないと頭も働かない、、。

先日みた映画のレビューを書きますね。

 

ネットフリックス作品の「レベッカ 」(2020)です。

 

 

妻に先立たれた紳士マキシム・ド・ウィンター(アーミー・ハマー)と恋に落ちた若い女性(リリー・ジェームズ)は、新妻として海岸沿いの大邸宅マンダレーにやって来る。しかし、優雅で洗練された前妻レベッカを慕う家政婦ダンヴァース夫人(クリスティン・スコット・トーマス)には受け入れてもらえず、その陰湿な対応に新妻は戸惑う。香水やブラシに残った髪の毛など、レベッカの痕跡は屋敷の至るところに残されており、新妻は死んだはずのレベッカの影に苦しめられていく。

シネマトゥデイ 

 

 

 

 

レビュー

 

ネットフリックスで気晴らしに向いた重くない映画がないかと探して目についた作品。
アーミー・ハマーとリリー・ジェームス、クリステン・スコット・トマスと有名どころが出演しているし、映像が綺麗だったので、こちらに決定。

ヒッチコックが1940年に原作小説を映画化して、アカデミー作品賞を受賞した映画の、新解釈版だとはまったく知りませんでした。

あぁ、これはもともとゴシックロマンだったのね。
ちょっとジェーン・エアっぽいと思ったのも納得。

でもこの新解釈版はなんとなく、どういう方向に持っていきたいのか、話のトーンに統一性がなく、別の話をつぎ合わせたものをみているみたいな気持ちになりました。

ロマンス→ゴシックホラー→サスペンス→ミステリー→法廷もの→強い女、みたいな?

もともといろいろ展開が変わるのがサスペンス・ミステリーなのかもしれませんが、これはどうも現代的な若い女性の成長物語にしようとするあまり、ちぐはぐな印象になってしまった模様。

もしかしたらアーミーさんとリリーさんがミスキャストという面もあったかもしれません。
アーミーさんは今、いろいろスキャンダル渦中の人ですが、この撮影時にはまだ大丈夫だったのかな。

リリーさんは、平凡だった女性の成長物語という役割ならあってるのかもしれないけれど、はじめにアーミーさんのような若くて(原作では42歳ですが)ハンサムな大富豪に求婚されるだけの魅力はどこに?(すみません。リリーさんの「シンデレラ」の時にもそう思ってしまいました。)

クリステンさんは最高だわ。
格式のある大きなお屋敷の意地悪な家政婦頭の役が似合っている〜。

あと気になったのは、前妻レベッカのスピリットを象徴する鳥の群れのCGと、唐突な挿入歌。

いったいこの話、どうなるの、という興味でみてしまいますが、見終わって、なんか変〜、と思ってしまった映画でした。

収穫は「レベッカ」というお話の存在を知ったこと。
ローレンス・オリビエが演じるヒッチコック版はぜひみたいですし、1997年のドラマシリーズ版ではアーミーさんの役は「ゲーム・オブ・スローンズ」のタイウィン・ラニスターが演じているわ〜。

本作はお屋敷とか大道具、小道具とかコスチュームとかプロダクションデザインは素晴らしいので、三ツ星進呈したいと思います。

 

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1940年、1997年、2020年のレベッカの比較映像がありました。

やっぱり映像的には2020年版が一番ゴージャス。

レベッカのストーリーを知らず、今後見る予定の方ははじめの数分だけにしておいた方がいいです。

5分半で三本の映画を全部見た気分になります。(笑)

1940年のヒッチコックのレベッカはYouTubeにあったので、近日中にみたいです。

 

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ヒッチコック版をみたくなります。