ネットフリックスでジブリ映画、連続鑑賞中です。

 

今日のレビューは「猫の恩返し」。

 

 

ごく普通の女子高校生ハル。学校には遅刻するし、ゴミ箱の中身をぶちまける大失態。おまけに、憧れの男の子が別の女の子といい感じで2ショットになっているのを目撃してしまい、すっかり落ち込んでいた。そんなハルは、たまたまトラックにひかれそうになった1匹の猫を助けた。しかし、その猫が実は“猫の国”の王子ルーンだったことから、ハルはお礼として猫の国へと招待される。そこでハルは猫たちから盛大な歓迎を受け、いつしか“つらい現実より、猫になって楽しく生きたい”と願うようになる。と、そこへ猫の男爵バロンが現われるのだった。

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レビュー

 

昔みて、なんだかピンとこない映画だな〜と思った記憶はあるけれど、どんな話だったか忘れていました。

 

先日「耳をすませば」(1995)をネットフリックスでみて、この映画の主人公が小説として書いた話が「猫の恩返し」だったという設定を初めて知り、再チャレンジする気持ちになりました。本作もネットフリックスにあったしね。

 

キャラクターデザインがジブリっぽくない、主人公の造形が可愛くない、と初見で思ったのも、そういう設定だからわざと違うイメージにしたのだろうと納得することにしました。

 

主人公が猫の王子様を助けて、それから猫の国から王様やお供の行列があらわれて、、なんてところは物珍しくて楽しくみました。

 

ジブリ的ながんばるヒロインでもなく、なんともゆる〜い感じでホワホワ、バタバタと進むファンタジーコメディです。

 

ジブリ映画と思わず、普通のテレビアニメとしてなら、こういうのもありかなというかんじ。

評価は三つ星半ではどうでしょう。あげすぎ?

 

本当は猫のバロンと恋人ルイーゼの話だったらいいなと期待したんですが。

せっかく伏線として「耳をすませば」で語られていたのにね。

 

裏話を読んでみれば、宮崎さんはバロンが探偵として活躍する冒険物語を「耳をすませば」の原作者に依頼したそうなんですが、それが少女漫画的な、猫の国に行くファンタジーになったので、興味をなくして、ほぼ外注でこの作品が制作されたとか。

当時、「千と千尋の神隠し」をつくるので、ジブリのアニメーターさんたちも手一杯だったそうで。

 

なるほど、というかんじですね。

そう悪いわけでもないけど、ジブリでもない。

私たちはジブリにもうちょっと深いものを求めちゃってますものね。

 

個人的には猫好きなのでとにかく猫がみられるのはマル。

特に黒服SP猫の動きが好き。

あとはバロンもかっこいいんだけど、やっぱり人形だから小さいんだよね。

他とのバランスが、、。

それにラクロスもせっかくだから、ラケットだけじゃなくて、試合のシーンとか欲しかったな。

バロンと猫の王子様の声は素敵、と思いました。

 

以上。みてもいいけど、特におすすめはしません。すみません。

 

 

 

猫猫猫

 

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ホワホワしたゆる〜いファンタジーコメディ

 

オッドアイ猫オッドアイ猫オッドアイ猫

 

英語版の吹き替えはアン・ハサウェイだったそうですよ。