1月27日(月)はオーストラリアデイの振替休日だったので、気になっていた映画をみてきました。

「スキャンダル」(2019)です。日本では2月21日公開。

 

 

大手テレビ局FOXニュースの元人気キャスター、グレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、CEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラで提訴する。メディアが騒然とする中、局の看板番組を背負うキャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、今の地位をつかむまでの軌跡を振り返って動揺していた。一方、メインキャスターの座を狙うケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)は、ロジャーと対面する機会を得る。

シネマトゥデイ

 

 

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身から出た錆

 

 

ではレビューです。

 

 

 

1月27日にオーストラリアで鑑賞。
私が美しいな〜といつも思っている三人娘、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーが共演しているので見たかったのです。

FOXニュースは時々目にしていたので、元人気キャスターのメーガン・ケリーやグレッチェン・カールソンはなんとなく覚えていましたが、観賞後に顔をチェックしてみたら、シャーリーズは本当にメーガンによく似ています!
この特殊メイクはゲイリー・オールドマンにウィンストン・チャーチルのメイクをしたあの日本人のメイクアップアーティストさんによるものだそうで、今回もさすがです。
それにしてもシャーリーズさんは特殊メイクをしても美しい。
でもニコールさんはあんまり似ていないような、、グレッチェンさんとあまりにももとの顔だちが違うからかな。雰囲気もちょっと違う気がして、彼女はミスキャストかもしれないですね。
本人、この役をひきうけるか迷ったけど、メリル・ストリープさんにすすめられたからやった、みたいに言ってますし。
マーゴット・ロビーさんの役は実在の人物ではなく、FOXニュースのCEO、ロジャー・エイルズさんのセクハラ被害にあった女性たちをあわせたようなキャラクターだそうですが、とてもよかったです。

自分の立場を悪用したロジャーさんのセクハラは見てて気持ち悪いし、同じ女として悔しい。
グレッチェンさんがロジャーさんを訴えたこのスキャンダルは2016年に起きたそうで、オーストラリアに住む私もそういえばなんとなく覚えています。
まだ#MeToo運動がはじまっていなかった頃で、女だって「女性の武器」をつかって出世してきたんだろ、と陰口をいう人もいたし、芸能界などでは確かにそういうことも昔からあったかもしれないけれど、そもそもそういうことがまかり通っていること自体がよろしくない。
ネットニュースで読んだ日本でのセクハラスキャンダルのことも連想してしまいました。

このロジャー・エイルズという人物、どんな人か検索していたら、先日ゴールデングローブでテレビシリーズの主演男優賞を受賞していたラッセル・クロウさんの役もロジャーさんだということが判明。「The Loudest Voice(原題)」というこのドラマではグレッチェンさんをナオミ・ワッツさんが演じているそうで、う〜ん、彼女の方がニコールよりあっているかもしれないな。
ラッセルさんの演技ではロジャーさんのカリスマ的手腕がきっとよくあらわされていると思うので、こちらの方もできればみてみたいです。

日本の可愛らしいアナウンサーと比べ、FOXニュースはバービーのようなゴージャス美人ばかり、と思っていたけれど、その陰にはこういうことがあったんですね。
スキャンダルの翌年にくも膜下出血で亡くなったロジャーさん。
身から出た錆ということでしょうか。

四つ星です。

 

おまけ:

 

 

左:メイク後のシャーリーズ・セロン 右:メーガン・ケリー 

 

 

左:メーガン・ケリー 右:メイク後のシャーリーズ・セロン

 

 

左:グレッチェン・カールソン 右:メイク後のニコール・キッドマン

 

 

 

 

写真や動画はネットからお借りしました。

やっぱりシャーリーズさん、きれいだな〜。

 

アカデミー賞はメイクで受賞できるといいですね。