このところ公私ともにいろいろ忙しく、それも落ち着いたら書きておきたいと思っていますが、とりあえず忘れないうちに、昨夜テレビでみた映画のレビューです。

 

メアリと魔女の花(2017)

 

 

 

 

無邪気で不器用な少女メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つける。この花は、魔女の国から盗み出された禁断の花だった。一夜限りの不思議な力を得たメアリは、魔法大学“エンドア”への入学を許されるが、あるうそをついたことから大事件に発展してしまい……。

シネマトゥデイ

 

 

 

 

 

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ではレビューです。

 

 

昨夜、オーストラリアのテレビの映画チャンネルで、鑑賞。

ジブリの制作部門が終了し、退社後の米原宏昌監督の作品だから興味がありました。

「思い出のマーニー」は好きだったので好意的な気持ちでみはじめたのですが、う~ん、既視感が強いですね。

 

ジブリ作品はみんな同じような顔、というのはとりあえずいいにしても、絵が「ポニョ」の擬態化した水みたいだったり、「トトロ」のサツキとカンタみたいに喧嘩ではじまって仲良くなったり、人物造形が「ハイジ」みたいだったり、ホウキと猫と魔女といえば「魔女の宅急便」だし、洋物の美術やキャラは「ハウル」みたいだし。

しっかりした女の子が主人公なのもジブリっぽいなぁ。

私のようにジブリの米原さん、だからみた人も多いだろうから、ジブリに似てるのはむしろファンサービス、またはオマージュといえないこともない、と思って、あくまでも好意的な気持ちでいようとしましたが、それでも似ているだけではない何かが足りなかったかな。

 

魔法学校の紹介の部分はハリポタのホグワーツみたいでちょっとワクワクしたけれど、そのあとのストーリーがもりあがらず。

原作がもともとよくないのか、それとも脚本のせいなのか。

本は読んでいないのでわからないです。

 

海外なので英語版でみたのですが、そのせいもあるのかな~。

女校長の声はケイト・ウィンスレット、ドクターデイはジム・ブロードベントと有名どころだし、もともと原作は英国の物語なので主人公もメアリーやピーターなんて英語名だから、英語でしゃべるほうが、むしろ設定にあっているはずなんだけど、やはり日本人の描く絵だからなのか、どうもピンとこない。

「千と千尋の神隠し」は日本語でも英語吹き替えでも全然問題なかったんですけどね。

 

あとから日本の予告をみてみたら、まるで別の映画みたいに生き生きと感じられたので、英訳や声と絵のマッチが日本語オリジナルを再現できていなかったのかもしれません。

 

ちなみに「トトロ」の英語版は、ビデオ版の吹き替えはセリフも声優も日本のオリジナルに雰囲気が近くてとてもよかったのに、DVD版で英訳が変わり、声優も変わったら、全然別物になってしまって、いくらそれが有名なエルとダコタ・ファニングだといえ、改悪だ~とがっかりしました。

 

というわけで今回の鑑賞では私の評価は星三つなのですが、日本語でみたらもっといいかもしれないことを期待して、三つ半にしておきます。

ジブリそっくりといってもやはり美術は優れていますものね。

 

でも米原監督にはもっと自由に自分の映画をつくってほしいな。

天才、宮崎駿監督がどう思おうと、もういいじゃありませんか。

そして外国に住む私としては、借りてきたような海外の原作ものより、日本の作品をみたいな~と思います。

米原監督、応援していますので、がんばってくださいね。期待しています!

 

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英語版の予告は以下をコピペして検索してみてくださいね。

Mary and the Witch's Flower - Official Trailer

 

 

吹き替えのプロセスを説明している動画のリンクはこちらです(英語)。

これをみたら日本語の映画を英語にかえる難しさもわかりますね。

 

GKIDS VOICES Mary and The Witch's Flower: English Dub Production