2018年9月28日(金)から二泊で城西館に宿泊しました。
ランクは高級なので、出張で使うにはかなりお高かったのですが、到着後の週末は自分たちで高知市内の観光や日曜市に行くつもりだったから、アクセスのいいロケーションと思ったのと、日本がはじめての同僚に日本の文化と温泉の味わえるお宿に泊まって欲しかったから。
仕事先の方から高知ならここが最高の宿、とお勧めされたのもこの宿に決めた理由です。
結局台風で予定は変わっちゃったんですけどね。
移動したくなかったので宿の人にはじめは五泊の見積もりをたててもらったら、あまりにも高くて、職場からは二泊ならとOKがでました。
城西館の外観。(こちらのブログからお借りしました。)
老舗の温泉旅館と聞いていたので、あれ、外観はけっこう普通?とちらっと思った。
というのも前回宿泊した三翠園の門構えはかなりステキだったので。
でも中は良いのかもしれないし、、。
フロントでチェックインする時、若い女の子が担当してくれたのですが、なんだか話がかみあわない。こちら私(日本人女)とオージー同僚(男1、女1)だったので、女性二人で一部屋と、男性一人で一部屋といって、ツインルームをふたつ予約していたのですが(それも何度もメールで事前打ち合わせをしたうえ)、なぜか、男女で一部屋と、もうひとり女性が一部屋、と部屋の鍵をわたされました。それであわてて変更になり、女性陣二人をひとつの部屋へ、男性ひとりを階上の部屋へと連れていってくれたのですが、そのお部屋というのが、これ。
私たち女性陣のお部屋。高知最高級の老舗旅館のはずなのに、これではビジネスホテルレベル(涙)
かなりショックの私でしたが、とにかく温泉に行こうということで、オージー女性は浴衣にお着替え。彼女とはこれで3回目の日本旅なので、温泉も経験済み。
屋上の展望風呂はきれいです。この写真はホームページよりお借りしました。
この時はまだ暗くなかったので、湯上りどころから市内の景色がよくみえました。
高知城も見えます。このお宿から高知城がみえるというのも城西館を選んだ理由のひとつ。
夜はこのように湯上りどころからサーチライトで高知城を照らします。
(この写真もホームページよりお借りしました。)
この日の夕食はお宿で。やはり温泉宿では一度はお宿で夕食を食べさせたい、、と思ったから。美味しかったけれど、、う〜ん、これも三翠園の方がよかったなぁとつい比べてしまう、、。
食後、オージー男性の部屋の方をのぞきにいかせてもらったら、えっ、全然違う!
彼の部屋、二間続きくらい広いうえに、広い窓に障子までついているんですよ。
雰囲気もこの部屋の方が断然ステキ。
私たちの方が二人なのに彼の方が大きい部屋って何故?!
優しい彼はすぐ変わろうかといってくれたけど、今更そういう気持ちにはなれないし、初日本の彼にこそ、いい思いをしてもらいたいと思うのでよしとしました。
食事処のアンパンマンとバイキンマン。高知県はやなせたかしさんの故郷だから。
プレイエリアのアンパンマン。大きいアンパンマン、欲しいな〜といつも思うけれど、オーストラリアまでは持って帰れない。
高級旅館にしてはわりと殺風景な朝食会場。この時は通常の朝食会場ではなく、隣のホールにまわされたのかも。
オージーがチョイスした朝食。けっこう普通。
和食大好きな私がチョイスした朝食。美味しかったけれど、高級宿なのだから、もう少しまわりの雰囲気がよかったらいいのにな。そして納豆をとるといつもShoko、よくそんなものが食べられるわね、というオージー女性。
老舗だというのがわかるのはロビーの片隅に飾られた宿泊者の写真や色紙から。
高知出身の元首相、吉田茂さん。
上皇上皇后両陛下もご宿泊されていました。
昔の城西館の写真。
城西館は楽天トラベルでみると星4.58ととても評価の高いお宿です。
それなのにどうしてこういう印象になってしまったのかと考えてみました。
もしかしたら洋室であったのが敗因だったかも。
オージー女性が畳で布団は背中が痛くなるから無理、というのと、男性は一人一室なので、和室ではなく洋室のリクエストになりましたが、こういう老舗温泉旅館はうまく洋室のニーズに対応できないのかもしれません。
三翠園では「和室ローベットツインルーム」という和室なのにベッドで眠れるとてもステキなお部屋に泊まったし、三翠園の方が城西館よりお値段が安いこともあって、実は今回もお部屋の照会をしてみたのですが、このタイプの部屋は一室しか空きがなくあきらめました。
前回と違い今回は金、土の二泊という忙しい週末だったのですよね。
それからこのブログを書くために検索してみたら、城西館さんは2019年4月に本館が全面リニューアルオープンしたと書いてありました。
創業145周年だそうです。
私たちの宿泊の約半年後にリニューアルされたのだから、ちょうど転換期だったのかもしれませんね。
なのでこの時、奮発して高級な日本の老舗宿の素晴らしさを経験させたかった私にはちょっとがっかりな結果になってしまいましたが、きっと今、日本人の皆様が普通に宿泊されるにはまったく問題がないのだろうと思います。
ホテル選びって難しいですね。