先日「キャプテン・マーベル」を見てきました。

 
イメージ 1
1995年、ロサンゼルスのビデオショップに、突然正体不明の女性(ブリー・ラーソン)が空から降ってくる。彼女には驚くべきパワーが備わっていたが、全く覚えていない“記憶”がフラッシュバックすることが悩みだった。その記憶にはある秘密が隠されており、それを狙う敵がいた。彼女は、後にアベンジャーズを結成するニック・フューリーと共に戦いに身を投じることになる。シネマトゥデイ 

 

 


 
レビュー (ネタバレ注意)
 
2015年の映画「ルーム」はとてもよかったけれど、スーパーヒーローのブリー・ラーソンってピンとこなくて、劇場鑑賞はしないつもりでした。
でも「アヴェンジャーズ・エンドゲーム」を100%楽しむためには、やっぱり見ておいた方がいいかと思い直して鑑賞。
私のような人は多かったのではないかな。

この映画の私の評価は三つ星半。
はじめのうちはよかったんだけど、途中から妙なかんじになってきた。

真の力を押さえつけられていた女性がついに覚醒し、最強のパワーを発揮するフェミニスト映画。
メンターかと思ったら、感情を抑制しろとアドバイスすることで、彼女を抑圧していた男性代表がジュード・ロウ。
そしてジュードはとてもカッコ悪く、退場となります。

ニコリともしない、強い女性代表のブリー・ラーセン。

私たち女はみんな本当にこういう対立関係、力関係を望んでいるのかなぁ。

私はDCコミックより、マーベル映画の方が好きだけど、DCで「ワンダーウーマン」を演じたガル・ガドゥは大好きです。
ガルは最強に強いけれど、ピュアでとても可愛い女。
相手役のクリス・パインが、「この平和は君がもたらした」、といったら、「私たちが、よ」と言える優しさと余裕。

そりゃあ、ガラスの天井とか、男女不平等とか、あると思う。
でも本当に最強に強い女なら、仏頂面で男性と敵対するより、お互いを敬えるような関係をつくる余裕をもちたいもの。
北風と太陽なら、太陽がいい。

それ以外に気になるのは、キャプテンマーベル強すぎなので、今までアべンジャーズが苦悩の中で戦ってきた意味があまりなくなるような。
アベンジャーズチーム、半分死んじゃってるので、それを覆すにはキャプテンマーベルほどの力が必要なんでしょうけど、「エンドゲーム」がどんな展開になるのか、気になります。

あとはアネット・ベニングがアメコミって、違和感ある〜。

サミュエル・ジャクソンがデジタル技術で25年若い姿で出演しているのはおもしろいです。
すごいなぁ。映画ってグリーンスクリーンで背景をつくったり、ドラゴン飛ばしたり、エキストラの数増やすだけじゃなく、もう人間すら本物である必要がなくなりますね。

この映画はみていて、「スタートレック」や「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」的なノリだなぁと感じたけれど、その理由のひとつは緑のスクラル人たち。
敵かと思ったら実は、、というのは面白いと思った。
それからガーディアンでは80年代がフィーチャーされてたけど、こちらは90年代を再現しているのがお楽しみなんですよね。
でも私はたしかにレンタルビデオ屋さんに時代を感じるけれど、音楽とかあまり思い入れがないので、この映画は90年代半ばに10代後半〜20代前半だった人が一番はまるかな。

私的に一番好きなのは猫です!
実際には猫ではなくエイリアンだそうだけど。
こんなキャラクターがいたのね〜。

そんなかんじでミックスな感想をもつ映画でしたが、「エンドゲーム」をみたら、やっぱり「キャプテンマーベル」をみていてよかったと思うかな。

エンドロールの途中と最後のシーンは絶対みるべし。
 

イメージ 2
この子が一番よかったね三毛猫