アデレードの日本映画祭の最終日に「今夜、ロマンス劇場で」をみました。
クロージングに選ばれたのはこれではなく「ミックス。」という作品で、この映画は4:15pmなんていう早い上映だから、それほど期待値が高くなかったのですが、予想をいい意味で裏切られました。
オススメです!

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映画監督志望の健司(坂口健太郎)は、映画館「ロマンス劇場」に通い詰めていた。彼はそこで一人の女性と出会うが、彼女こそ健司がずっと恋い焦がれてきたスクリーンの中のお姫さま・美雪(綾瀬はるか)だった。美雪はモノクロの世界から抜け出して、色にあふれた現実の世界を満喫するが……。

シネマトゥデイ




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レビュー

先週の金曜から日曜までオーストラリアのアデレードで日本映画祭をやっていました。
今年度は気になる映画が一日一本づつあったから、本当は仕事がたてこんでいて週末、外出する余裕はないのに、毎日、映画館へ。

「DESTINY 鎌倉物語」、「焼肉ドラゴン」とみて、最終日に鑑賞した本作はいいと聞いてはいたけれど、もし事前チケットを購入していなかったら、断念しかねなかった、、でもみて本当によかったです!

五つ星って最高評価だから、そう簡単にはつけられないといつも思う方で、前二作は星4.5にしたんだけど、これは私的には下げられません。
五つです!

だってもう涙がとまらなかったんです〜。
悲しいのではなく、胸がいっぱいになる涙。
前回、映画みてこんなに泣いたのはいつだったか、思い出せない、、。

映画好きだから映画モチーフの作品なら好きに違いないと思ったけれど、そんなレベルじゃなかった。
純愛ですよね。
純愛に泣かされるなんて、と照れる余裕なく、やられました。
まいった。

脚本、演出、撮影、衣装、美術、音楽、そしてキャストが素晴らしいです。
坂口健太郎くんと綾瀬はるかちゃんのケミストリーがばっちり。
特に、坂口くん、好きになった〜。
彼、表情がいいですね。
それから北村一輝さん、柄本明さん、加藤剛さんもとてもよかったです。

「ニュー・シネマ・パラダイス」や「ローマの休日」、「オズの魔法使い」などなど、映画のオマージュもやっぱり嬉しいし、舞台を1960年の日本の映画製作の世界にもってきたのもとても成功しています。

ジャンルはロマンスでファンタジー。
まさに!という作品でした。オススメ!