オーストラリアが大英帝国の植民地だった頃の歴史を今に残す、美しいマーティンデールホール。
このお屋敷に3年ほど前までは宿泊することができたと知って、普通だったら残念がるところなのですが、私は違います。
だって、こわ~い話を読んでしまったから。

ということでマーティンデールホールのベッドルーム紹介の最後は、怖いお部屋ですよ。
 

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可愛らしい男の子の寝室。と思って説明を読んだら。
 
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このお部屋の主だったヴァレンタイン君は8歳で亡くなっていました(上の写真は死亡証明書です。)
彼は1898年のヴァレンタインデーに生まれたからヴァンレンタインという名前をつけられましたが、ダウン症だったようです。当時はそのような子供は隔離される習わしだったらしく、ずっとこの部屋に鍵をかけられて外にでられないまま、クレチン病、その他の障害から幼い命を終えたそうです。
 
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その彼の霊が何度も目撃されたというのですよ。宿泊者がベッドで寝ていたら、一緒に幼い子供が寝ていて、電気をつけたら消えていた、とか。一番最近では2011年に見学者の3歳の子供がこの部屋からどうしてもでたがらないので、どうしてか聞いたら、今、天使のような女の子と遊んでいるから、って。もちろんここには他にはだれもいなかったんです。当時の子供って長髪のカーリーヘアで、まるで女の子のようにみえるから、きっとヴァレンタイン君だろうって。

と書いてあるのを読んだら、もう怖くなっちゃって、写真をとるのも屋敷にいるのもドキドキしてしまいました。

このマーティンデールホールは悲しい出来事もたくさん起こっているのですよね。
この屋敷をつくったエドモンドさんのお父さんは溺死しているし、エドモンドさんは事業が破綻してせっかくの屋敷を手放さなくてはならなかったし。
その後屋敷を買ったのはこのヴァレンタイン君のお父さんであるウィリアム・テナントさんだけど、ウィリアムさんの子供6人のうち、成人したのは2人だけ。

長男のヴァレンタイン君は障害を持って生まれ、部屋に軟禁されたうえに8歳で死亡、次男は生後8ヶ月、長女は3ヶ月、三男は5ヶ月と赤ちゃんの頃に亡くなっています。
その次に生まれたジョンさんが「ミュージアムのような喫煙室」の記事で書いたマーティンデール最後の所有者ですが、末期ガンとわかるまで独身で子供なし。
彼の弟は35歳で亡くなっています。

昔の人の寿命は今よりも短かったけれど、子供がたくさん亡くなるのは悲しいことですよね。

ウィリアムさんはいとこと結婚したのだけれど、子供の短命にはそういう血の濃さも関係があったのでしょうか、、。

赤ちゃんの頃のヴァレンタイン君の写真はこちらのサイトでみられます。
本当にゴーストがでるのか検証したりしている、、、。

そういうゴーストツアーとかお化け屋敷とか好きな人は良いのでしょうが、私はこの記事を自分で書くだけでも怖がってるくらいで

というわけで、とても宿泊はできないなーと思う私なのでした。

マーティンデールホール、あと一回続きます。