ピクサーの新作映画「インサイド•ヘッド」をみました。

最高によかった!五つ星です。オススメしますよ~。
ヤフーに投稿したレビューはこちら。
レビュー
脳科学をアニメするヒューマンドラマの傑作
絵柄をみただけでは子供向きで、映画館でみなくてもいいかなとはじめは思ったけれど、あまりにも評判が高いのでみにいって大正解!
強く勧めてくれた人に感謝です。
あまり小さい子供でなければもちろん子供にとっても、自分の感情を認識する機会になる、とても有意義で楽しめる映画だと思いますが、これはむしろ大人にこそみて欲しい。
11歳の女の子ライリーが、思春期がはじまろうとしているこの時期に、引っ越しという大きな環境の変化をとおして経験するクライシス。
そのときの彼女の頭の中を、喜びJoy、悲しみSadness、怒りAnger、嫌悪Disgust、恐れFearという五つの感情を擬人化したキャラクターがつかさどっているとして、ライリーに実際起こっている出来事と彼女の頭の中での出来事を交互にみせながら、長期記憶や短期記憶、個性の形成や記憶が消えていく過程など、脳科学や心理学の世界をビジュアルでみせてくれていて、とても面白いです。
喜びと悲しみが旅する途中の出来事もとても洗練されていて、クリエイティブ。
楽しい仕掛けがたくさんあって、さすがピクサーと感激しますが、もちろんただビジュアルにすぐれた科学アニメなのではなく、そこに素敵なヒューマンドラマがある。
みている人みんながどこかで自分の経験にかさねあわせて、ほろっとするようなシーンにあふれているんです。
そして一番のメッセージは、悲しみのような一見ネガティブにみえる感情も人間にはとても大切なんだ、、悲しいんでいいんだよ、って肯定できるようになることかな。
基本となる感情を上記の五つに設定しているのも面白いなと思いました。
日本語で喜怒哀楽というようにJoy Sadness Anger は必ず入るけれど、例えばDisgustはそれよりも二次的な感情とはいえないかしら??など、他にはどんな感情があるか、何をいれるべきかなどと自分でも考えるきっかけになりました。
最後に他の人たちの頭をのぞけたのも面白かった。
それに人ばかりではなく、猫も!
猫好きには嬉しいシーンです。
自分の頭の中でもこんな風に黄色、青、赤、緑、紫のキャラクターたちが一喜一憂の大騒ぎをしていることをつい想像してしまいました(笑)
五つ星。おすすめです。
2015/7/16 2:10