バースのジェーン・オースティン・センターに行きました。

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ジェーンは18世紀後半にバースに2度の長期旅行をし、1801年から1806年にはこの「ジェーン・オースティン・センター」のある通りに住んでいました。
のちに彼女が書いた小説の大半はこのバースでの生活が基になっているんだそうです。


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ビデオをみたり、19世紀の衣装をきた若いガイドの女性がジェーンについて話してくれたり。

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女子的には当時の衣装の展示が気になるね~スポーツ

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扇子をつかったボディランゲージ。
上から「ついてきて」「あなた、変わったわね」「お話したいの」「あなたへの愛で胸がはりさけそう」「忘れないで」。
だいたいわかるけど、「忘れないで」の扇子アクション、変じゃないですか?(笑)

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上の階にはティールームがあったり、ギフトショップもとても充実していて、ファンには嬉しい場所だと思います。毎年9月にジェーン・オースティン・フェスティバルがあるみたいで、面白そうです。


みんなで当時の衣装でパレードしたり、舞踏会があったり、演劇やコンサートが開かれたり、いいね~ドキドキ
私も衣装きてダンスを習いたい

さて、ジェーン・オースティンですが、小説は読んだことがなくて、たくさん映画化されている作品をいくつかみているくらい。私がジェーン・オースティンにそれほど傾倒できなかったわけは、どの作品をとっても知性やウィットに富んだ若い女性が最終的に貴族や軍人などに惚れ込まれて幸せな結婚をする婚活成功物語なので、女性の幸せってそれだけ?みたいに薄っぺらく感じちゃったんですよ。日本の大学時代に男はやっぱり医学部よね~って豪語してた同級生がいて、そういう風な感覚に欠けている私はどうもついていけなかった。。

でもジェーンの作品を読む場合は時代背景を考えにいれなくては。女性に遺産相続権がなかったこの時代、女性は男性に頼るしかなく、結婚はまさに死活問題だったんですね。それから心理写実主義の先駆ともいわれる彼女の作品の素晴らしさはやっぱりまずは読んで理解するものなのかもしれません。

それにそんな小説を書いたジェーン自身は生涯独身だったのもなんだか切なさ、愛しさを感じてしまいますね。

はじめてみたジェーン・オースティンの映画化作品はたぶんコレ。

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「いつか晴れた日に」Sense and Sensibility (1995)

アン・リー監督 エマ・トンプソン脚本 エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・グラント、アラン・リックマン出演、という豪華さ! 
でもね~エマって超才女で大人顔だから、きゃぴきゃぴした若い娘役をするとどうも違和感がある。。
いかにも上手に若い子役演じてます、みたいな計算がみえちゃう気がするんですよ。
でもヒュー・グラントとケイト・ウィンスレットは見る価値あるよ~。

それからやっぱり決定版はコレ!

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「高慢と偏見」Pride and Prejedice (1995)

BBCドラマシリーズのこの作品はもう決定版中の決定版!コリン・ファースがミスター・ダーシーを演じて一躍有名になりました。これは本当に面白かったな~。あまりにこれがよかったので、キーラ・ナイトレイとマシュー・マクファーデンの2005年のリメイク版は見る気にならなかった。。コリンとレネー・ゼルウィガーの「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001年)でもミスター・ダーシーのパロディがいっぱいで楽しかったですネ。

それからこちらはジェーンの作品ではなく、ジェーン自身について描かれた作品。

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「ジェイン・オースティン 秘められた恋」Becoming Jane(2006)
三つ星ですがレビューを書いています。コチラ

そしてつい先日テレビでたまたまやっていたのがこれ。

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マンスフィールド・パークMansfield Park(1999)

Yahoo映画にのってなくてレビューを書けないままそのままになっちゃってますが、いつでもやめよう、みたいな気軽な気持ちで見てたら、けっこう面白くて最後までみちゃった。
やっぱりなんだかかんだいってもジェーン・オースティンは面白い。と今頃ファンになりました。
本を読んでみなくてはネ本