ポンペイ遺跡で最後にひとつだけ行かなくてはならない場所がありました。
それは「秘儀荘」VILLA DEI MISTERI。
ポンペイレッドといわれる鮮やかな赤がつかわれた大きな壁画があるので絶対見るようにとアドバイスされていたの。。
最後にしちゃったのはこれがひとつだけ離れた場所にあったから。城壁の外の西のはずれまで、墓地通りをとおっていきます。

裕福な家族の墓地が両側にならぶ通り。雨がふってきたし、時間が遅くなってきたので、人通りはほとんどありません。

ポツンと離れたところにやっとあった秘儀荘。緑が多い。。(雨が写真にうつりこんでますねー。)

かなり大きなお屋敷なんだけど、誰もいない。その有名な赤い壁画をさがしてたくさんの部屋をまわったんですが、どこにもみつからないんです。
その壁画はディオニュソス(バッカス)信仰の儀式をあらわしたもので、だからここが「秘儀荘」とよばれているそう。この方のブログがとてもくわしかったのでご紹介します。
誰もいなくて静まりかえっている大きなお屋敷。だんだん暗くなってきた。教えてくれた人の手前、壁画をみなきゃと思うけど、どこにもない(涙)そのうえに迷路のようなこのお屋敷のそこここに、例のなくなった方の石膏像があるんです。何度歩いてもその部屋にはいっちゃう。コワイ、コワスギル!!
かなり長い間がんばったけど、閉園も近づいているから、あきらめることにして館の外にでたら二人の年老いたイタリア人カップルと入り口の階段ですれちがいました。英語で「もうすぐ閉園だって知ってる?」と話しかけてくるから、「そう、だから戻るところ」といったら、おばあちゃんが、「だったらこの近くの門からでたらいいわよ、今からだったらマリーナ門はとおすぎるでしょう」、というので、「それなら一緒にあの赤い壁画を探してください!」とまたひきかえした。
そこでどんなに一人で怖かったか話して館を案内していたら、おじいさんが突然、「その首からさげてるのはオーディオガイドじゃないの?マリーナ門の案内所に返さないといけないのでは?」というので仰天!そうだ、私はこれを借りるかわりにパスポートあずけてきたんでした。
それから石畳のポンペイの道を走った、走った。雨降ってるし、ひろい敷地にまったく誰もいないし、おまけに道迷うし、もうでれないかと思いましたよ~。すっごく遠いし、どの道も似てるんだもの。係の人、残ってる人がいないかチェックしてよ~(涙)
そのとき思ったこと。「私は2000年前の人たちとともにこのポンペイの地に眠る。。」
けっきょく閉園の7:30を少しすぎたけど、ふきげんそうな係の女性が一人だけ残っていてセーフでした。
これは人生で一番怖かったことのベスト3にはいったね。
あとからその話をしたら、それは当時のポンペイ人が必死に逃げたのと同じ経験をしたんだよ、といわれたけれど、そんな経験したくない
あ~こわかった。忘れられないポンペイの旅になりました。
それは「秘儀荘」VILLA DEI MISTERI。
ポンペイレッドといわれる鮮やかな赤がつかわれた大きな壁画があるので絶対見るようにとアドバイスされていたの。。
最後にしちゃったのはこれがひとつだけ離れた場所にあったから。城壁の外の西のはずれまで、墓地通りをとおっていきます。

裕福な家族の墓地が両側にならぶ通り。雨がふってきたし、時間が遅くなってきたので、人通りはほとんどありません。

ポツンと離れたところにやっとあった秘儀荘。緑が多い。。(雨が写真にうつりこんでますねー。)


かなり大きなお屋敷なんだけど、誰もいない。その有名な赤い壁画をさがしてたくさんの部屋をまわったんですが、どこにもみつからないんです。
その壁画はディオニュソス(バッカス)信仰の儀式をあらわしたもので、だからここが「秘儀荘」とよばれているそう。この方のブログがとてもくわしかったのでご紹介します。
誰もいなくて静まりかえっている大きなお屋敷。だんだん暗くなってきた。教えてくれた人の手前、壁画をみなきゃと思うけど、どこにもない(涙)そのうえに迷路のようなこのお屋敷のそこここに、例のなくなった方の石膏像があるんです。何度歩いてもその部屋にはいっちゃう。コワイ、コワスギル!!
かなり長い間がんばったけど、閉園も近づいているから、あきらめることにして館の外にでたら二人の年老いたイタリア人カップルと入り口の階段ですれちがいました。英語で「もうすぐ閉園だって知ってる?」と話しかけてくるから、「そう、だから戻るところ」といったら、おばあちゃんが、「だったらこの近くの門からでたらいいわよ、今からだったらマリーナ門はとおすぎるでしょう」、というので、「それなら一緒にあの赤い壁画を探してください!」とまたひきかえした。
そこでどんなに一人で怖かったか話して館を案内していたら、おじいさんが突然、「その首からさげてるのはオーディオガイドじゃないの?マリーナ門の案内所に返さないといけないのでは?」というので仰天!そうだ、私はこれを借りるかわりにパスポートあずけてきたんでした。
それから石畳のポンペイの道を走った、走った。雨降ってるし、ひろい敷地にまったく誰もいないし、おまけに道迷うし、もうでれないかと思いましたよ~。すっごく遠いし、どの道も似てるんだもの。係の人、残ってる人がいないかチェックしてよ~(涙)
そのとき思ったこと。「私は2000年前の人たちとともにこのポンペイの地に眠る。。」
けっきょく閉園の7:30を少しすぎたけど、ふきげんそうな係の女性が一人だけ残っていてセーフでした。
これは人生で一番怖かったことのベスト3にはいったね。
あとからその話をしたら、それは当時のポンペイ人が必死に逃げたのと同じ経験をしたんだよ、といわれたけれど、そんな経験したくない