フェスティバルの花火

私の住むアデレードは毎年偶数年に世界の一流芸術家を招いてアデレード・フェスティバルという芸術祭をおこなうことから、「フェスティバルの街」として認知されています。
今年はその50周年にあたりますが、本年から隔年ではなく、毎年おこなわれることが決定しました。
その記念すべき年のオープニングナイトのイベントが昨夜おこなわれました。

A Little More Light (もっと光を)というタイトルの光と音のショウで、ヴィクトリアパークという公園でおこなわれたフリーイベント。
8:45pmスタートでしたが、私たちはピクニックマットとチェア、紅茶やおやつ持参で7時すぎに到着。
その頃すでに何千人もの人たちが思い思いの場所に陣取って、楽しい時をすごしていました。

内容は花火に関するものだろうということしかわからなかったけれど、できるだけ前のほうのセンターの位置をとって正解。
まったく今まで見たこともない、最先端の花火パフォーマンスが45分にわたってくりひろげられました。

はじめに錬金術師のような人物が中央で火をくべ、テクノドラムの音にあわせて、まわりからも火がふきあがり、金色の花火がいろいろなバターンを描きながらあがっていく様子は「ファンタジア」のミッキーの魔術師ぶりをおもわせ、そのうち青い星のような花火にかわり、まるで宇宙を創造しているかのよう。

次のシーンはかわって、サキソフォンソロ(ライブ)が中心になってすごくかっこいいジャズテイストの音楽とともに一面に花火があがっていく様子に度肝をぬかれました。
アートは生の痛みを癒してくれる、とか、生きているってこういうことなんだ、って思えるほどの迫力のある美しいステージに大感激。

そのあとは高い竹馬にのったSFっぽい人間打ち上げ花火(?)の人たちがでてきたり、とにかくとてもアバンギャルドでヨーロピアンな前衛花火パフォーマンスが繰り広げられ、フェスティバルのオープニングナイトを飾る素晴らしいステージでした。

パフォーマーはフランスの「グループF」という人たちですが、彼らのことをかいてある日本語記事みつけました。
エッフェル塔でのショーやオリンピックの開会式・閉会式にもたずさわったグループというので、なっとく。
よくぞはるばるアデレードまで来てくれました(涙)

花火の手品師グループF

グループFのオフィシャルサイトは英語かフランス語だけど、写真は見る価値ありです!

グループFオフィシャルサイト


昨夜のショウの写真もネットに少しみつけましたが、これじゃあ全然つたわりませ~ん。
とにかく音楽と花火の構成が素晴らしかったです。

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フェスティバルは3月14日まで続きます。


2010年2月28日