イノセント・ピープル | 高田聖子の見られていい日記

高田聖子の見られていい日記

人様にみられていいワタクシの日記帳です



もはや鍋のような味噌汁。


寒いんだかそうでもないんだかな状態が続いてますね。認めたくないけど鼻も喉の入口もムズムズしております。

私は、“気のせい療法”で花粉症と共存しております。まだなんとかなっているので、このまま薬なしで並走して参ります。


さて、お稽古の日々ですが、ひょっこり早めに終わった昨日、行けるかも!と、飛び込みで『イノセント・ピープル』観劇。


重量級だとは覚悟していました。

登場人物達が皆生き生きと笑うたびに、スッとカミソリで切られる感触。同じくらい(それ以上)の傷を作る側も同時に負っているのだけれど、戦争とは?平和とは?的な正義を押し出さず、じわじわ侵食されてゆくのが、正に戦争を知らない我々的でもあり、今後も演劇などで考え続けていく事になるのだなと思う。


演出は、骨太な作品で定評のある劇団チョコレートケーキの日澤君で、彼本人はとてもポップで軽やかな人です。

実感のない時代や思想について、実感のない我々があれこれ考えて作品にする事が、今やる意味や面白さなのかなと思いました。


エマさんは清々しく、真っ直ぐ舞台に立っていました。

いいと思います。


本日千穐楽です!