花の女子大生は課題で“もォターイヘン!”
文化女子大学短期大学部生活造形学科の入学式に、黒と白の千鳥格子のスーツで参列したその日から、花の女子大生活が始まったのでした。
新しい友だちの中には、親もとを離れて寮生活をしている人、アパートを賃りて一人暮らしをしている人、そうかと思えば、毎日のようにディスコで踊りまくっている人など、ほんとにさまざまな人がおりました。
そんな彼女たちの話を聞いているだけでも、私の知らない世界を覗けたようで、毎日がとても新鮮だったのです。
美術関係の学校だったので、講義はもちろんのことだけれども、実習が時間割の大半を占めていました。
水彩画、デッサン、陶工、金工、染色、織物、etc・・・・・・。
大嫌いな数学や物理はないし、一日中、好きな美術ばかり勉強していられるのだから、きっと毎日が天国のよう・・・・・・と思いきや、これがなかなか大変な科だったのであります。なんせ、課題の多さには、目が飛び出るほど、ビックリしたのです。毎週、毎週、山のように出される課題を、休む暇なく次から次へと仕上げていかなければならないのだから、少しでもサボッたりすれば、収拾がつかなくなるのでした。課題の期限というのも、ちゃんと決まっていて、一分でも遅れようものならば、どんどん減点されてしまうのです。普段、遊びほうけている人でも、課題のこととなると、別人のようになってしまうのです。
毎日、キッチリ学校へ通っている人でさえ、それについて行くのが大変なくらいなのに、私は仕事で休む日が多く、文字通り戦争のような毎日を送っていました。
コンサートのある日は、学校を早退して、コンサート終了後、すぐ家に帰り、次の日までが期限の課題があれば、仕上がるまでやり、でも、だいたい徹夜になることのほうが多いので、そのまま学校へ行くというような日々。
本当に私って、身体がじょうぶというか、タフな人間なんだなァって思ったのでした。
オマケ
こんなコメに返事ができる程、
大人じゃありません・・・。









