Vol.45の表紙です。
8/1 北海道 岩見沢でのフォークイベント”フォークジャンボリー2004 in いわみざわ”に参加させてもらった。 野外だったので心配していたお天気。 開場時には大粒の雨が激しく降り”雨男・南こうせつ“健在ぶりをアピールしていたのだが、開催のころにはウソのように雨は止み、青空が顔を出し強い陽射しがギラギラと・・・”超晴れ女・尾崎亜美”に軍配が上がり、まさに雨ノチ晴レ。 ---そんなお天気だったので、とても北海道とは思えない湿度の高さで汗ビッショリになってしまったんだけどね。
こうゆうイベントは何度か出させてもらっているが、今回は特にめっっっっっっっっちゃ めちゃ、面白くて楽しかったぁ~~![]()
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南こうせつ氏が中心となって行われているイベントで、今年が3回目。 開場となった岩見沢公園野外音楽堂キタオンには、なんと5000人もの観客を動員
そのほとんどが40~50代の世代。 お客さんもアツク
アーティストも熱く
陽射しも暑く![]()
5時間半にも及んだBIGイベントは、大いに盛り上がったのでした。
・・・そりゃあ盛り上がらないはずがない
という顏ぶれ。
伊勢正三氏 なぎら健壱氏 尾崎亜美さん
遠藤賢司氏 五つの赤い風船 そして南こうせつ氏
とてもフォークと一括りできない個性的な面々。
その中でも特にショッキングだったのは、初対面だった”エンケン”こと、遠藤賢司氏。 スラッとした長身に、なぁ~んと
小型アンプを背負い、ハーモニカホルダーを下げ、ステージ袖からエレキをかき鳴らしながら絶叫・・・![]()
He is so cool![]()
どこから見ても57才とは思えないパワー。
最年少・若輩もののワタクシ、25年なんてまだまだヒヨッコなのだと痛感・・・・・・ ますます精進しなければっ![]()
2004・summer
SHOKO
会いにいこう。
「”うちの子ども”に会いに行く」
林 真理子
石巻市のはずれにある、その小さな町に初めて行ったのは、震災あとの七月のことである。
家も学校も、すべて流された中学生たちが、廃校となった高校で勉強している。 いろいろ応援してやってくれないかと、ある人に頼まれたのがきっかけだ。
最初は何人かで出張授業に行き、その後は夏休みに給食をつくりに訪れるようになった。 勉強の遅れを少しでも取り戻すために、サマースクールが行われていたからである。
しかし東北の子どもたちは、人見知りが強い。 最初からとてもなついてはくれなかった。 なんとか心を開いてもらおうと、いろいろ知恵を尽くしたが、笑いかけてもぎこちない返事がくるだけだ。
が、五回、六回通うようになり、また修学旅行で上京してきた彼らを、手分けしてホームステイしてもらった頃から、とても愛らしい無垢な笑顔を見せてくれるようになった。
その嬉しかったことといったらない。
一度だけ、彼らがかつて暮らしていた街に行ったことがある。 漁が再開され、牡蠣の種つけのイベントが行われていたからだ。 津波によって、そこには何もなかった。 すべて見渡せるほどであった。 唖然としてその地に立った時、私は彼らの笑顔がどれほど貴重なものかやっとわかったのである。
今年の夏も、泊まりがけであの山の中の町に行くことだろう。 給食おばさんをするために。 いつのまにか私たちは、彼らのことを「うちの子」と呼ぶようになっているのである。
そして焼肉用の卓上コンロには、いつのまにか「マリコンロ」という愛称がつき、シールが貼られていた。 なんだかおかしい。 ちなみに給食のメニューの中で、焼肉がいちばん人気がある。 やっぱり海の子どもたちだ。
あれぇ?
誰ですか、海の子じゃないけど![]()
焼肉大好きって言ってるのは。




