今年で3年目となるバースデーリクエストライブに吉祥寺へ遠征して来ました。
SMC時代にもバースデーライブはありましたが、現在の様にリクエストを募ってからのスタイルではありませんでした。
バースデーリクエストライブ自体は2010.3.21の大阪knaveで経験している訳ですが、今回はツアータイトルにある様に聖子さん半世紀の特別版です。
聖子さん本人がお客さんに楽しんでもらおうと、自らハードルを揚げ「暗闇の中でどこからボールが飛んで来るか分からない1000本ノックをしている気分・・・。」と気持ちを追い込み、それでもファンのみんなに喜んでもらう為だけに挑み続ける「リクエストライブ」。
そんな聖子さんの気持ちを痛い程分かっていてこの日に集まったファミリーの数は、スタパ参加3回目の遠征にして初めてのSOLD OUT状態。
開場前に道路で列をつくって並んでいる時間も、いつにも増して気持ちの高ぶりを感じずにはいられません。
通常なら開演30分前の開場ですが今回は物販やドリンクの列の緩和が目的か、1時間前と余裕がありましたが160名近いお客さんが入場するには25分程かかりました。
100番台の整理番号だった私とむらさんは結局2階席の2列目のテーブル席にしました。
さすがに席に座った状態だとステージは全く見えませんでしたから、ほとんど立って観ていました。
開演時間を10分押したところでBGMに「誕生」が流れそでから聖子さんの登場です。
♪この世にうまれてきた 今日を祝おう
”心から おめでとう”
あなたが ここにいること 感謝している♪
昨日の冒頭にも綴りましたが聖子さんが生まれてきただけでは私達は巡り合っていなかった訳で、色んな人との出逢いの歯車が噛み合ってこそ今こうしてファミリーのみんなと聖子さんの誕生日をお祝いする事が出来て、幸せな気持ちと時間が共有出来る訳です。
長い時間の流れの中でほんの一瞬の偶然で巡り合えたこの奇跡を無駄にしないよう悔いなく生きて行きたいものです。
「悩んで時間をつぶすより、
思い通りに生きるほうがいい」
聖子さん22歳の頃の言葉です。
去年は東日本大震災で数多くの犠牲者が出て、鎮魂の意味も込めて黙とうからのスタートとなりました。
2年前の大阪でのリクエストライブの時は後列から順に訊いて回ったので、今回は早めに肩の荷が降りると思っていたら最前列からで、最初に端の席でマイクを向けられた方は聖子さんの「どちらから?」の問いかけに、油断していたのかはたまた緊張してたのか「走って下さい」とオーダー。
しかしそこは聖子さん「走って下さい街。からですか?」とスルーする事なくしっかりと弄ってました。
スーツ姿の方には「会社帰りですか?」と弄ったり、またたく間に客席のファミリーの心の掴みはOK![]()
スタートの曲は初期の頃のB面に収録された私もライブでは聴いた覚えのない、かなりマニアックで復活組のファミリーの方には逆に新鮮だったかも知れません。
ギターで唄った後、今度はグランドピアノの椅子に移動してこれまた初期の頃のイルカさんに提供して頂いた、通常ライブのリクエストコーナーでも人気上位の楽曲でした。
MC途中では緊張して「走ってください」をリクエストした方の側に歩み寄り、足元の何かを拾う素振りをして、渡す格好をしながら「気持ちがおちてるよ」と笑いを取ったり、本当にサービス精神旺盛でみんなに楽しんでもらおうとしている気持ちがひしひし伝わりました。
3曲目はYouTubeで半年前に初めて聴きリクエストした方の曲でした。
この曲はシングルのC/W曲として発表されただけで、アルバムにも収録されていない超マイナーな楽曲です。
ファンとしてブランク無い分、どの曲も聴いた事あるものばかりですが、初期の頃からごく最近の物まで、ひとりひとりの思い入れのあるリクエストを聞いているだけでも充分楽しめます。
サプライズとして初期の頃聖子さんに詩を提供されていた佐藤純子さんと下成左登子さんがお客さんとして参加されていました。
なんでも下成左登子さんが音楽業界を引退するとき聖子さんに話した「私、この業界からフェードアウトするわ」の単語からメモをとり名曲「あなたからF.O.」が生まれたそうです。
大阪に参加した時は後半の方にリクエストが若干ダブって来ただけでしたが、今回は前半からかなり2票入るタイトルが多くあり聖子さんも「結託してる?」って訊いたりしてましたが、やはり沢山リクエストが挙がると当選の確率も比例的に上がる訳で、それはそれで急遽リクエストを変更された方もいたかも知れませんね。
確かに230を超える楽曲から「これ
」と言う一曲に絞るのはホントに至難の事です。
だから皆さん何曲か候補を絞り、それまでに出たらスライドして第二候補にしたりするのでしょうけど、今回は最後の列でのリクエストにかかわらず、それまで誰もタイトルを挙げる事なく自分の番まで回って来ました。
惜しくも採用されませんでしたが、いいんです誰ともダブらなくたって、聖子さんにツッコミもらっただけで・・・。
「"17の頃"・・・・・・ありましたよね
」
「お互いにね
」
17歳・・・
聖子さんがデビューして、
私が初めてコンサートに足を運んだ年齢。
色んな思いが交錯する過去。
お蔭さまで半世紀、
一年遅れて追いかけます・・・。
なんか今回はライブレポに全くなってませんがお許し下さい。
書いていくうちにそのリクエストに挙がった曲の時々の思い出がオーバーラップして来てそっと締まっておきたくて・・・。
PS
「走って下さい」は20曲目に応えてくれました。
リンクはこちら
から。






